オーガニック菜園に取り組んでいる生長の家の組織会員のサイトです

2020.01.01あけましておめでとうございます。

 

 

SNIオーガニック菜園部長の小池聖明です。

 

新しい年を迎え、今年はどんな年にしようかと心に理想を描いている方も多いのではないでしょうか。

 

 

◇災害ボランティアに参加して

 

 

昨年12月22日に、私は、台風19号による水害を受けた長野県の穂保地区に災害ボランティアに行かせていただきました。地区のボランティアセンターの2019年の最終活動日でしたが、多くのボランティアが訪れていました。

 

 

私はボランティアは初めての体験でしたが、仲間とともに、被災されたお宅の中から家財道具一つ一つを運び出させていただきました。リーダーを中心に、洗浄してご家族がお使いになるもの、これはやむなく廃棄せざるを得ないものと、ご家族にお尋ねしながら、作業は進みました。

 

 

ご自宅の軽トラックで被災地までボランティアに来られた方もおられ、そういった方の車の助手席に乗せていただき、一緒に廃棄物の回収場所まで運搬するお手伝いもしました。みなさんは「何か自分にもできることをさせていただきたい」との思いでボランティアに来られたそうです。

 

 

そのような善意を持つ、多くの方々がおられることに感動するとともに、浸水の影響で未だ住むことのできない住宅、営業を再開できない店舗の建物をたくさん目の当たりにし、復興にはまだまだ時間がかかることを実感し、今後も、引き続きこのような活動を続けていきたいとの思いを胸に帰ってきました。

 

 

◇食生活に善意を表わす

 

 

災害ボランティアは尊いことですが、その災害は地球温暖化による気候変動から起こっています。この地球温暖化に対処するために、私達が日常的にできることがたくさんあるはずです。

 

 

SNIオーガニック菜園部では、食生活を通して、地球温暖化を抑制するため、「ノーミート・低炭素の食生活」を掲げて、活動しています。

 

 

主に牛肉、豚肉、鶏肉を避け、また、自分の居住地に近いところで生産されている季節の野菜などを選択する地産地消、旬産旬消などです。また、石油が由来の化学肥料や農薬が使われていないものを選択することを推奨しています。

 

 

それらはすべて食生活を通してCO2の排出を抑制することができる活動ですが、ボランティアで善意を表現することと同じくらい価値あることだと私は信じています。

 

 

◇自然と共存する食生活は楽しい

 

 私が家族ともに八ヶ岳南麓に引っ越してまもなく7年になります。家庭菜園で様々な野菜を育てるようになって、農作物の旬の時期を肌で感じるようになりました。この数年で最も印象に残っているのは、イチゴの時期は“春”であり、クリスマスの時期には収穫できないことでした。

 

 

 

また、わが家で育てている大豆は、有機農家の方からいただいた種を育て、毎年、収穫した種を蒔いて、生命をつないで4年目になります。ある年は、収穫しそびれたレタスが花を咲かせ、収穫した種をプランターにまいておいたら、かわいいレタスの赤ちゃんが生まれて、自然界の生命の尊さを感じました。3月から4月はじめには妻と一緒に手前みそを仕込みます。菌の発酵力で秋には、美味しい味噌が食べられます。家の近隣の落ち葉を一か所に集めておくと、微生物の力で栄養分を豊富に含んだ腐葉土が完成して、家庭菜園の土として使います。

 

 

 

 

このような経験をするうちに、私は、自分も野菜たちも自然界の仲間であり、そして自然界の仕組みを生かした食生活こそが、地球の未来を救ってくれる!と祈るような思いが湧いてきました。

 

 

料理をすることも私の生活の楽しみの一つとなりました。旬の野菜はもちろんですが、

 

 

豚や鳥の肉を使わずに、豆腐やツナを使って、わが家の育ち盛りの子供達に時々、唐揚げや餃子などのノーミート料理をふるまっています。そんな生活を通して、私は、自然界と共にある食生活は、ワクワクするとても楽しいものだと思うようになりました。

 

 

◇仲間とともに広げていこう

 

 

この原稿は、12月31日に執筆しています。さきほど、庭の大根を収穫しました。例年なら地面がカチコチに凍りついていますが、ここ数日、零下にならない暖かい気温です。異常気象の影響かもしれませんが。この大根は沢庵や切り干し大根にしたいと思います。

 

 

 

 

オーガニック菜園部は、全世界に1,600名弱のメンバーがいます。このメンバーの皆様と、今年も、ノーミート・低炭素の食生活についてのアイデアを共有し、ワクワクするような活動を行い、より多くの人に広げていきたいと考えております。この活動が地球の未来を護るものだと信じて。。。

 

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

(SNIオーガニック菜園部長・小池聖明)

 

 

 

 

 

 

 

2019年SNIオーガニック菜園部の活動より

 

SNIオーガニック菜園部員 Henrique Kuboさんより(ブラジル)

 

 

SNIオーガニック菜園部員 齊藤義宗さんより(山梨)

 

 

SNIオーガニック菜園部員 伊藤龍一さんより(帯広)

 

 

SNIオーガニック菜園部員 岡田浩二さんより(京都)

 

 

 

SNIオーガニック菜園部員 上浦 庸司さんより(小樽)


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