オーガニック菜園に取り組んでいる生長の家の組織会員のサイトです

2019.07.2820代アメリカ人女子にオーガニックライフスタイルをおすすめしたところ、彼女の最後のひと言が胸を打った件

 

こんにちは。

SNIオーガニック菜園部事務局員の矢野です。
この7月、私たち菜園部事務局では、生長の家国際本部“森の中のオフィス”に来ているインターン生(女性2人)に向けて3つのプログラムを実施しました。

 

本記事では、私たちがインターン生に伝えたこと、それに対する彼女たちの反応、そして今回のプログラムを通して私たちが学んだことなどをレポートします。

 

 

【目次】

・そもそも“インターンシッププログラム”って?
・菜園部が担当したプログラム
・インターンシッププログラムを通して私たちが学んだこと

 

 

 

そもそも“インターンシッププログラム”って?

 生長の家国際本部が行っている“インターンシッププログラム”とは、海外の教育機関と連携して“森の中のオフィス”にインターン生を招き、このオフィスでの環境の取り組みを伝えたり、宗教と環境の関係の重要性などについての理解を深めてもらうことなどを目的としたプログラムです。
 2019年度はアメリカ合衆国カリフォルニア大学から2名のインターン生が、約6週間のプログラムに参加してくれています。

 

インターン生。とても明るく、かつ知的な2人だ。手元にある“もの”については後ほど紹介。 

 

 

菜園部が担当したプログラム

 菜園部事務局は、3回に分けて主に以下のような内容でプログラムを実施しました。

 

心をつなぐ餃子づくり

 人と人の心をつなぐものって何でしょうか…? 
はい、その通り。「食」です、「食」。一緒に食事をしたら、国の違いなど飛び越え、もう仲間です。

そんなわけで(?)、菜園部の最初のプログラムでは、私たちの活動のコンセプトを紹介したほか、餃子づくりに取り組みました。

菜園部のコンセプトなどを説明中。

 

エプロンと三角巾を身につけて、作業内容のレクチャーを受けるインターン生たち。

 

 

最初のプログラムということで漂っていた緊張の雰囲気も、ともに具材を混ぜ、ともに餃子の皮に包み、ともに盛りつけをすることで、和やか~な雰囲気へと変わっていきました。

そしてノーミート餃子が完成! 

 

冒頭にも掲載した写真のとおり、インターン生たちは最高の笑顔である。餃子おいしそう。

 

 

 

 

 

 

そしてそして、実・食。

 

 

!!!!!

 

 

う、うまい。激うまである。地球環境への配慮と、動物への愛と、国籍を超えた仲間との協力関係によって、傑作料理がこの世に誕生した瞬間でした。

 

 

地元の農家さんを見学

  
 2回目の菜園部のプログラムでは、“森の中のオフィス”がある北杜市の農家「自給農園めぐみの」を訪問。
 インターン生はもちろん、私たち菜園部事務局メンバーも一緒に、農薬や肥料を使わない自然農法について勉強させていただきました。農園主の湯本さんによれば、生物多様性を保持することが効果的な栽培のポイントなのだそうです。生物多様性が保たれた環境では、野菜を食べる虫が来ても、その虫を食べる別の虫や鳥が来てくれるので、野菜が大きな被害を受けることがありません。

無農薬の畑は、心なしか空気もキレイな感じがする。

 

収穫も体験し、その場でガブリ。水洗い無しでも安心して食べられるのは、無農薬栽培ならでは。

 

 

白熱Q&A
 第3回目のプログラムでは、オーガニックの野菜と慣行栽培の野菜の食べ比べをしたほか、「生長の家が日本国内で推奨する食品選択の優先順位」について説明。

 

私たちは単に「食べたい」「安い」「カロリーが低い」などだけで判断するのではなく、地球環境や次世代の人々、また人以外の生物にもやさしい食べ物を選ぶ必要がある、ということを伝えると、インターン生たちは大きくうなずいて理解を示してくれました。

 

どっちがオーガニックだろう? 色つや、味、みずみずしさなど、多角的にチェック!

 

 

 

 

食品選択の基準についての説明。インターン生たちの熱心な傾聴姿勢に感動である。

 

 

 

また、この日は菜園部の担当としては最後のプログラムのため、「どんな質問でもオッケー」なQ&Aの時間を設けたところ、インターン生は次々に積極的な質問を出してくれました。

 

 

「地球上のすべての野菜をオーガニックで育てていたら、収穫量が減って、人口をまかなえないのではないか?」
「都市に住んでいる人には、家庭菜園が難しい。その点についてどう考えるか?」などなど。

 

 

 

白熱Q&Aの様子。この後、感動のひと言が…。

 

 

 これらの質問に対して、SNIオーガニック菜園部としての考え方を伝えたほか、菜園部事務局一人ひとりが自分自身の体験や率直な思いを伝えました。
インターン生たちは、菜園部のコンセプト等を理解していたものの、母国では大都会ロサンゼルスに住んでいることもあり、自分が実際にオーガニックなライフスタイルをすることは難しいのではと思っていたようです。

ところがこのQ&Aで疑問や不安が解消されて、Q&A後は次のように言ってくれました。

 

 

 

「皆さんの話を聞いて、まずは自分が出来るところから取り組めば良いのだと分かりました。私たちがアメリカに帰ってからも、Facebookなどを通して家庭菜園のやり方について教えていただけますか?」

 

 

 

 

Of course !!!!!!!!!!! (もちろん!!!!)
事務局員全員が叫びましたw 

 

20代前半ですでに環境意識も高く、遠くアメリカから“森の中のオフィス”に来てくれたインターンたちに私たちの思いが伝わったことに感動、感動、大感動です。

 

 

白熱Q&Aから4日後に行われた、インターン生と“森の中オフィス”職員との交流野球イベントには、なんとインターン生たちが自ら手作りしたノーミートサモサを持ってきてくれました。

インターン生お手製サモサ。激うまである。涙

 

 

自分たちが出来る事を早速実践してくれたことに、またまた大感動でした。

 

 

 

インターンシッププログラムを通して私たちが学んだこと

 

 

 今回、インターン生たちへのプログラムを計画・実施して、本当に沢山のことを学びましたが、私(矢野)は特に以下の2つの点が大切だと感じました。

 

 

(1) 海外にオーガニック菜園部の活動を伝えるには、英語を習得しよう!

 

菜園部で受け持ったプログラムでは、基本的に事務局員一人ひとりが英語の原稿を用意して説明をしました。でもまだまだ実力不足。Q&Aのときなどに、言いたいことが英語でパッと出てこない。。。 地球環境を守るために世界中にオーガニックなライフスタイルを伝えていくためには、もっともっと英語を勉強して、自分の考えを的確に伝えられるようになりたいと感じました。

 

 

(2) なによりも日々、オーガニックなライフスタイルを実践することが必須!

 

コミュニケーションのツールとして、英語の能力を鍛えていくことも大事ですが、やっぱり自分自身が日々、本当にオーガニックなライフスタイルを実践しているのかが最重要であることは言を俟たないでしょう。実践していないことは話せない、説得力が無いのです。これからも地道に着実に、そして楽しみながら実践していきたいなと感じました。

 

今度はこちらがアメリカへ赴いて、現地の人々と一緒にオーガニックなライフスタイルを実践してみたいなぁなんて夢も膨らんだ貴重な経験でした。
感謝、感謝です♪

 

(SNIオーガニック菜園部事務局 矢野裕大)


ページトップへ