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2020.04.15男飯について

 

 

 

◆簡単にできる季節の男飯

 

 一般的に男飯というと、大胆で豪快な料理、例えば、チャーハンや丼ものを想像する人もいるだろう。SNIオーガニック菜園部の男性メンバーがつくる「男飯」は、手軽にできて、自分の住む土地に近いところで収穫された、季節のものを使うことを楽しむ料理でありたい。

 

 例えば、〝菜飯“。春に採れる山菜や菜の花、秋から冬の季節なら株や大根の葉などを塩で茹でて、細かく刻み、少量の醤油を加えて、炊き立てのご飯にまぜてお握りにしてみる!これがなんと絶妙にウマイ!これなら、料理をやったことのない男性にも十分できる季節の簡単料理である。春菊の季節に、ゴマ油を塩をかけるだけで立派なサラダ゙になる。

 

 

 夏には、収穫できるズッキーニやナス、じゃがいもなどを、薄切りにして、フライパンで焼く。そこに塩コショウをふるだけで、弁当のおかずにもなる。ちょっとしっかりした味が好みの方は、小鍋で醤油と砂糖を合わせて甘辛タレをつくり、かけてみるととても美味しい。

 

 

 

◆野菜を育てて季節を感じてみよう

 

 男飯をより味わい深くしてくれるのは、自分で菜園で野菜を育ててみること。苗を植えて、手塩にかけて育てた野菜を使った料理をすることで、家族にもとても喜ばれる。

 

 また、自分で菜園活動をすることで、農家の方への感謝、そして自然からの有り難い恵みに深い感謝の気持ちが起こるだけではなく、“季節の野菜とは何か”を自分で体感することができるのである。市場の野菜の栽培方法にも興味が及び、野菜をスーパーで買う時に、「できるだけ地産地消、旬産旬消で選ぼう」という気にさせてくれる。
ベランダ菜園で豆苗や小葱、パセリなどを育てて、子供のお弁当の卵焼きに混ぜてみるだけでも、季節の味を家族にそっと伝えることができる。そんな男飯はステキだ!

 

 

 

◆ノーミートでボリューム満点料理を 

 

もちろんノーミートだから、四足動物の肉は使わない。その代わりに、魚や、大豆ミートや厚揚げなどが貴重なタンパク源を使う。厚揚げとタマネギをケチャップで炒めるだけで、ボリューム満点のメインディッシュになる。
薄切りタイプの大豆ミートを、ショウガ醤油で焼くと、立派な生姜焼き定食ができる。実際に作ってみると、育ち盛りの中学生や高校生にも喜ばれる一品である。

 

 

 

◆ワクワクする男飯で喜びを広げる

 

どんな料理を作ろうか、頭の中で、試行錯誤しながら、焼いたり、煮たりの料理のプロセスが、ワクワクするような創作意欲をかきだしてくれるのが男飯。

 

 手作りは、自分にも家族にも満足感をもたらす。妻は、時々夫がごはんをつくってくれるだけで大変喜ぶ。夫婦円満にも役立つ。子供にも、お父さんすごいねと言われたりする。

 

 男性諸氏には、酒の肴に、添加物や保存料の含まれたものを買わなくても、身近な食材で、簡単に美味しく、身体にも良い、地球に負荷をかけない料理を作ることができるということを知っていただきたい。そして、ぜひ、包丁やフライパンを手にしてもらい、2分~10分で美味しいものが作れる男飯の醍醐味を体感してほしいと思う。

 

 

 

 

(SNIオーガニック菜園部事務局 小池 聖明)
   

  
 


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