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2019.05.18歩いて数分で、山菜採取

 

こんにちは。オーガニック菜園部事務局員の柿本隆平です。

 

 

◇手間いらずの有機野菜

 

わたしは、家庭菜園を始めて5年以上たちますが、毎年色々な野菜を植えて楽しんでいます。自分の畑で育てた野菜は、食卓からの距離でいうと一番近い地産地消、一番早い旬産旬消といえますね。また、有機栽培ということが、はっきりしていますので、安心安全といえます。

さて、皆さんは、山菜採りや、山菜料理をしたことはありますでしょうか?

わたしは、以前、温泉旅館で山菜料理を提供していた経験があり、いまでも、よく家庭で山菜料理をしています。山菜は、見方を変えると、より身近な地産地消、旬産旬消、有機の食材といえます。野菜を育てるのは、自信が無いという方や、野菜を育てるスペースが無いという方にも、手軽に自然の魅力を味わう一歩として山菜料理はおすすめですが、料理する際に注意していただきたい点があります。山菜の種類の中には、毒性の成分を含んでいる植物と似ているものがあり、はっきり識別できないものを採取しない事や、知識のある人と一緒に採取するなどして、誤食やかぶれ(うるし等による)などに気をつけてください。

 

◇実は身近にも

 

山菜というと、山奥に分け入って、苦労して採ってくるというイメージをもたれている方も多いのではないでしょうか?ですが、山菜の種類の中では、身近にあるものもあります。「ツクシ」や「ヨモギ」、「たんぽぽ」がそうですね。今回は、なじみの薄い山菜ですが、「カラスノエンドウ」という山菜を皆さんにご紹介します。

 

「カラスノエンドウ」は、豆科の植物で、4月~5月の柔らかい新芽を指でつまんで採取します。住宅の近くや道ばたに、よく群生していますので、場所によっては、自宅から歩いて数分で、一度に沢山採取することが出来、お得です。山菜というと、苦みや、えぐみが強いものもありますが、これは、くせが無く特有の香りや風味があり、お子さんにもおすすめです。

 

 

 

 

◇ごはんのおかずにお勧め

 

調理も簡単で、下処理もなく、流水で洗うだけですぐ調理できます。おすすめの調理法は、油炒めです。生の状態で2分~3分炒めてから、みりんと醤油で味付けするだけで、ご飯のおかずに良く合いますし、またおにぎりの具として、細かくきざんで、混ぜ込んでも美味しくいただけます。

 

 

 

 

わたしは、山菜を通して、自然とのつながりを感じています。若々しい緑の色、日々変わる姿、味わうことで感じる香り、そうした活き活きとした存在感から、「命として自分と一緒なんだな」と思えたり、「同じ自然の中で活かされている仲間なんだな」と思えるのです。

 

皆さんも自然と直接ふれあう事ができる、山菜採取・山菜料理にチャレンジしてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

(SNIオーガニック菜園部事務局 柿本 隆平)


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