繁栄ストーリー

美しい地球を後世に! ~自然と共生する生き方~

2015年4月18日  


生長の家本部講師  澤田 伸史

澤田伸史

皆さま有難うございます(拍手)。相愛会・栄える会の担当になりました澤田伸史と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます(拍手)。初めてご参加された方がいらっしゃいますので、生長の家の教義の基本についてお話しさせていただきます。

家庭調和がすべての根本

生長の家は、谷口雅春先生によって創められ、昭和5年に立教されました。先生のご著書『人生読本』の154頁には次のようなご文章があります。

事業の発達しないのも、元はと言うと、皆家庭が悪いのであります。家庭の中で讃め合わず、暗い心持で、責め合っている時には、事業は失敗し、工場や鉱山では故障が起り、子供の健康も成績も悪くなります。何事も家が元になるのでありまして、生長の家に来れば病気が治るという事も、要するに人間の身体の病気を治すのではなく、心の持方を変えさせて家の病気を治すのであります。家の病気と言っても家に何かあるのではない、それは家の家族の互いの調和という事ができていないことです。

このように家庭の調和が我々の事業の発展、あるいは国の発展、世界の平和など、すべてここから繋がって来るんだという事なんです。

皆様方の事業の繁栄も、まずは家庭の調和が根本になりますね。それに関連して前総裁・谷口清超先生は、以前次のような体験談を紹介してくださいました。群馬県で小学校の先生をしていらっしゃるSさんの奥さんは、新婚の頃、心臓神経症という病気で、夜中にご主人を起して、医者よ薬よと苦しんでおられた。ご主人は生長の家に触れておられたので、「病気は本来無いんだよ」と、毎日奥さんに説教しておられたが、全然良くならなかった。

それでご主人は自分の心を反省し、「家内を良くしたい」と思う心の裏には、「家内は病気であるから」という強い想いがある。それで良くしようと願っても実現しないのだと解り、それからは無条件で奥さんに愛を表現することにされた。するといつの間にか奥さんはすっかり健康体になられただけでなく、奥さんもご主人に細やかな愛を表現されるようになった。

このようにご夫婦がしっかりと調和されると、奥さんも生長の家を信仰するようになり、さらに担任していた問題の多いクラスが他のクラスの模範となるような素晴しいクラスに変わったというお話です。生長の家の「子供は素晴らしい神の子」と認めて、讃めて伸ばす教育を実践されて、これはご主人が「心の法則」を学ばれて、その法則に従って、正しく実践されたからなんですね。これは皆様の職場でも同じことで、やはりご自分の家庭が調和しますと、会社も商店も工場も自然と調和し、繁栄するようになるのですね。

生長の家の教えの根本

生長の家の教義の基本に、縦の真理と横の真理といわれている教えがあります。縦の真理というのは、人間は神の子であり本当に存在するのは神と、神様が創られた完全円満な、絶対の真、善、美の世界、絶対の愛の世界のみが実在である、という教えです。

それに対して、横の真理というのは、私達が暮らしているこの現象世界は、私達の心が現す世界、仏教でいう、唯心所現の世界のことですね。即ち、私達が心で思う事、心で認めているものが現われている世界である、という事です。

ですから現象は心によって千変万化し、安定していない。その現象の世界に立って、現象だけを見つめていますと、始終移り変わる世界に振り廻されることになります。

幸福な善い世界を実現するために、私達生長の家では、「実相」と言いますが、神様の創られた絶対善なる、愛なる、真なる、光一元の世界を心に認め、いつも心を神様に振り向けることが大切だと教えられています。

そのために生長の家では、「三正行」といって、実相世界の完全さを心で認める神想観と、聖経・聖典等の拝読、そして愛行、この3つを繰り返し実践することによって、神様との一体感が深まり、また周囲の人々への愛も深まり、調和した世界が現れます。これをぜひ実践していただきたいと思います。

病院を立て直した3つの処方箋

前総裁・谷口清超先生著の『神の国はどこにあるか』の160頁の「人時処の三相応」の中に、先生が空港で求められた『地獄と極楽の違い』(上前淳一郎著)という本に紹介されていたお話を書いておられます。それによると、

かなり大きな病院の院長をしておられた越塚さんが、経営が不振になったので、東京のある社団法人の経営セミナーに参加し、相談した。すると講師の人が、次の“三つの処方箋”を教えてくれた。

  • 一つは、職員より30分早く出勤しなさい。
  • 二つは、病院の便所を自分の素手で掃除しなさい。
  • 三つは、誰から名前を呼ばれても、はい、と大きな声で返事をしなさい。

というものでした。越塚さんはそれを聞いてだんだん腹が立って来た。仮にも俺は病院長だぞと思ったが、建て直すためには何か一つやってみようと思い、まず30分早く出勤することにした。すると自分がまるで評価していなかった3人の職員が既に出勤して仕事の準備をしていた。越塚さんは詫びる心で感謝した。次に誰にも大きな声で「はい」と、返事をするようになった。すると職員だけでなく、家族も子供達も明るくなり、和やかになった。それで「ようし、トイレ掃除もやる!」と決意して、毎朝早く病院に来て、外来トイレの掃除を始めた。便器を素手で洗った。職員や患者が唖然としている。3か月も続けているうちに慣れて、便器の水を飲んでもいいような気持になった。と同時に、不思議に周囲の人に腹が立たなくなり、「この野郎」と思っていた職員も、「可愛いところがあるじゃないか」と思えて来た。こうして自然に院長の嫌いな人々は去り、院長に好意を持つ人たちだけが残り、やがて患者さんも増えて、「年間三千万から四千万の税金を払うまでになりました」(拍手)。心が変わると、地獄が忽ち天国に変わるという実例だ。(後略)

このように書かれています。

社長が早起きの会社は繁栄する

生長の家では、「朝の時間を生かせ」と教えられていますが、朝の時間を生かしている企業では、繁栄する実例がいくつもあります。例えば大阪にこの40年間、増収増益という奇蹟的な会社があります。

「お菓子のデパートよしや」という会社ですが、正社員が、年収3,000万円、あるいはパートの店員が年収1,000万という人もいる凄さなのです。会長の神吉秀次さんは、繁栄の一番の要因は、「早起き」を挙げていらっしゃるんですね。「朝6時出社を300年先まで継続する」と提言されています。開店は9時か10時頃なんでしょうが、既に何時間も前から、社員は仕事している。そして徹底しているのは、「掃除、挨拶、笑顔」の3つです。当り前とも言えますが、それを必ず朝6時までに出勤して実践し続けて、ここまで成長したんですね。

東京商工リサーチの調査によりますと、始業時間が8時9時だとしても、会社の代表者が朝の7時までに出社している会社の倒産は、ゼロなんだそうです。さらに経常利益4,000万円以上を挙げている会社は、全体の3パーセントしかないそうですが、そのほとんどの企業の経営者は朝の時間を生かしているようです。早起きの企業経営者と言えば、イエローハットの創業者鍵山秀三郎氏、ユニクロの柳井社長、楽天の三木谷社長、ワタミの創業者の渡邊さんなどがいらっしゃいますね。

ユニクロと言えば、20年前にこんなユニークな広告を出したのをご存じですか? 「ユニクロの悪口言って100万円」というキャンペーンをしましてね。ユニクロに対するクレームを募集したのです。1万通以上の応募があり、その中から「レジが混んでいる。そこの店員さん、私語をしている場合じゃない」というクレームが最優秀に選ばれました。これは薄々社員も気づいていた事なのですが、なかなか改善に踏み込めなかった。でもそのクレームを機会に、店員同士の私語禁止を徹底し、レジを増やして会計をスムーズにした。そして寄せられたお客様の本音に正面から向き合って、出来る事をどんどん改善して行ったというんですね。その結果、1995年に486億円だった売り上げが、17年後の2012年には、9286億円と19倍の売り上げに繋がったというんですね。

イエローハットの鍵山さんは、成功するコツは2つだけだと言われます。「自分が本当に満足するような生き方が出来ているかどうか」それから「人のためにコツコツコツコツ、これを積み重ねる事だ」と言われています。コツコツって何かの音に似ていませんか? そう、足音ですね。その足音が沢山満たされれば、満足と書きますね(拍手)。今与えられた自分が今出来る事をコツコツやって行く。それが将来の大きな夢に繋がり実現して行く大きなカギになります。

美しい地球を後世に遺すために

今、生長の家では地球温暖化による諸々の問題に取り組み、自然と共生する生き方を実践して、それを人々にも伝えて行こうという運動が展開されています。それは生長の家の「大調和の神示」の中の「汝ら天地一切の物と和解せよ」という教えに基づくものです。

今、どのような事が起きているかと言いますと、この200年で大気中のCO2が25パーセント増加し、北極の氷が40年間で40パーセント減し、グリーンランドの氷河流失は10年間で2倍以上。さらに、毎年砂漠化が世界で約6万キロ進行。サハラ砂漠が毎年150ヘクタールの勢いで砂漠化しており、陸地の4分の1を占める森林が、後100年で消滅の可能性があり、絶滅危惧種が、7,180種にも及んでいる。

などとなっています。地球温暖化によって、ハリケーンやゲリラ豪雨や干ばつなどの異常気象が頻繁に起こっていますね。

その結果、食糧や水などの資源の奪い合いが起こりつつあります。 また世界の穀物地帯でもある、アメリカの穀倉地帯が、1600年代から使用して来た化石水の汲み上げが限界に近づきつつあり、温暖化による深刻な干ばつに襲われたりしています。これらは年々深刻になって来ています。

総裁・谷口雅宣先生は、『生長の家ってどんな教え?』の220頁に「地球温暖化は人類の「業」の表れ」と書かれています。

地球温暖化の問題も、「業」の表れとして考えられます。私たちは今「化石燃料を使う」という業(習慣性)を積んでいるわけです。それは私たち一代だけではなく、産業革命以来の“人類の業”である。身体の快適さを維持するために、遠くアラビアの地で化石燃料を掘り出して、それを輸入して今、暖房としてこの会場に使っている。電力を使っている場合は、発電所で輸入した石油を燃やしている。あるいは、これはウランを燃やしてつくった電力かも知れない。そういうことが今も継続してできるのは、二酸化炭素や放射性物質の排出が生物全体に悪い結果を招くと知っていても、私たちそれぞれの心が「こういう現代人の生活は素晴らしいから諦めるわけにはいかない」と思っているからです。それは身・口・意の三業のうち、「意業」を悪い方向に使っていることです。

さらに222頁には、

今は日本だけでなく、世界中の人たちが経済発展を追求していて、実際に経済が発展しつつあります。そうするとエネルギーを大量に消費しますから、その需要を満たすために原発が増える可能性が高い。例えば隣の韓国では、今回の日本の原発事故をあまり重要視していないようで、“フクシマ”後の早い時期から、将来もっと原発を増設するという方針を決めてしまったと聞いています。(中略)だから「悪業を積んでいる」という事実があるならば、それはできるだけ早期にやめて、善業に置き換えていかなければならない。そうしないと現世代だけでなく、子や孫の世代にも悪業が引き継がれ、拡大していくのです。

このように説かれています。私達は生長の家の「人間神の子」の素晴らしい真理を伝えると共に、これからは、後世に美しい地球を遺すために、自然と共生する生活をして行く必要があります。生長の家の森の中のオフィスでは、10月28日に「自然の恵みフェスタ」を開き、地元の人々も沢山参加していただきました。その結果、「あんなに笑顔の素晴らしい表情の人達、今まで見た事がない」と、職員が地元の人に讃嘆されたんですね(拍手)。さらに2月の豪雪でみんなが困っていた冬には、自分達の雪掻きは後回しにして、地元の人達の雪掻きを精力的に行って大いに感謝されました(拍手)。後世に美しい地球を遺すために、是非自然と共生する生き方を実践して下さい。よろしくお願い致します。ご清聴、有難うございました(拍手)。

◯平成26年11月16日開催「経営トップセミナー」の講話より◯


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