今号と次号で、富山教区の相愛会員、中土政英さんの体験談(教区大会で発表)をお届けいたします。************************
ありがとうございます。中土政英と申します。
現在、私は社会保険労務士のほか、父から受け継いだ農業を営んでいます。
今でこそ軌道に乗り、順風な生活を送っていますが、最初は父が住む実家の住宅ローン6万円と私たちの住むアパートの家賃4万円を合わせて、毎月10万の出費があるという状況で、家計が非常に逼迫していました。
このことは一見すると、自分にとって悪いことのように思えましたが、父と妻のどちらが大切であるかを考えるきっかけを与えてくれました。
同時に、私が社労士として新たなスタートを切ることを“応援”してくれる機会ともなりました。
当初、妻は父との同居に乗り気ではありませんでしたので、家内を一年がかりで説得し、実家に入ることにしました。
妻は父が他界するまでの10年近くを同居しながら、よく面倒を見てくれました。
今でも非常に感謝しております。
しかし、同居することになってアパートの家賃支払いがなくなっても、父が農協で借りた借金を返さなければなりませんでしたので、実家の家計は赤字でした。
そのため、私は、米作りの基盤となる土地があるわけですので、農業をすることを決意しました。
生長の家では「与えられた環境や立場で、そのことに感謝して、努力して励みなさい」と教えられています。
ですから、「農業をする主役は自分だ」と決意を固めました。
米作りは田植えの一カ月前と稲刈りの一カ月間が特に忙しく、それ以外の時期でも水の管理と草刈りで非常に労力を使います。
しかし、祈りながらやっていますと、時間の調整をすればいいことに気づき、朝4時から8時までは農事に携わり、後は社労士の仕事を行うという生活で、何とかやりくりできるようになりました。
(以下、次号に続く)
(平成27年度 相愛会富山教区大会 信仰体験発表より)
(2015.12.11、相愛会・栄える会推進課)
★★★「真理の言葉」★★★
神を此世(このよ)に実現する事が人生の目的であるならば、その「神」とは一体如何なるものであるか。「神」とは「愛」であるから、「愛」を実現しなければ人生の目的は達したと云えないのである。
(『新版 幸福生活論』223頁)
この世に神を実現することが、私たちの人生の目的です。
常に周囲の人々や動物、植物、そして自然環境などに愛を実践することを心がけましょう!
魂の底から悦びが湧き上がってきます。