体験談

「神様のお役に立ちたい」との願いから、喜びの伝道を実践/栄える会中央委員 北見教区会頭 平林千穂子

2021年9月5日  

 私は美容室を経営しております。今から40年前のある日の朝、仕事に行くと「私達はこのお店をボイコットします」との置き手紙がありました。その日の最初のお客様が生長の家の方だったので、すぐに山上澄江講師に電話を掛けてくださいました。山上講師は、直ぐにお店まで駆けつけてくださり、「貴方達は何も悪いことはしていないでしょうが、ボイコットする理由に関係なく、ただ済まなかったとスタッフに謝ってください。その上でお店に戻って欲しいと頼んで下さい」と指導して頂きました。私は何が悪いのか理由はわからないまま、ただスタッフに謝りました。結局、当時7名のスタッフのうち3名が残ってくれ、私はボイコット当事者と仕事をすることになり、苦しい毎日になりました。「自分の何が悪かったのか?何処がみんなを傷つけたのか?」自問自答の日々でした。当時週1〜2度来店される山上講師は笑顔がなく悩みきっている私に、「練成に行くと素晴らしい事がある」と仰ってくださり、聖経『甘露の法雨』を頂きました。「大調和の神示」を読ませていただいた私は、練成会を受ける決意をし、宇治の練成会に5日間参加しました。
 個人指導の時、神様の両手の中に描かれている小さな子供の姿を指して、「平林さん、この人は誰でしょうか?」と聞かれて、「小さいから私の娘でしょうか?」と答えました。すると先生は、びっくりする様な大声で、「何を言っていますか!これは貴女じゃないですか」と言われて、私はどっと涙が出て、「私が神様の子だなんて。私はそんな素晴らしい人間じゃない」と否定しながらも、別の私が、「私は神様の子なの? 神様の子だとしたら今から神の子らしい生き方をすれば良いのでは? 今から神の子として生きていこう」と決意をしました。この一言で練成の終わり頃に私の生まれてきた使命は人のお役に立つことだとわかりました。この日から私の人生観は180度変わり、今まで生きてきた出来事の全てが神様に繋がるための出来事だったと解り、ボイコットして頂いたお蔭で神様の道と繋がれたと心から感謝しました。この結果、辛い仕事が趣味となり、「神様、私を使って下さい。私は神様のお役に立ちたい」と願い、嬉しい楽しい人生と変わっていました。「多数の方のお役に立てるために、神様から与えられている全ての能力を授けたまえ」と祈り、仕事中に毎日伝道が出来る喜びで嬉しい毎日となりました。また、お客様からもいろいろ悩みを打ち明けられたりするようにもなりました。
 当時の誌友会では常に12~13人が集まっていましたが、全て同業者とお客様でした。その内、すい臓癌末期の方に写経をして渡したら10年以上たっても再発せず、今もお元気です。また、自閉症の園児さんが他の子に交われず困っているので、「この世に治らない病気は無い」と書いてある本をお貸しした結果。言葉は話さず奇声を発していた子が「先生~」と言うように変わったという嬉しい報告も聞けました。彼女は後に教区の幹部となり活躍されました。それ以外にも、私の友人で同業者でもある教区栄える会事務局長と副会頭の高島夏子さんは、毎日仕事を伝道の場にして経営され、美容室に「ハッピールーム」と称したお部屋を作り、お客様からいろいろ話せる場所として伝道の喜びを感じています。こうして私達の伝道で多くの仲間が生まれています。私の信仰は39年前に「貴女が神の子じゃないですか」と教えられたその日から少しも変わらない情熱で、今を生きています。


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