体験談

人生のターニングポイント 災難・病は、神の導きの証/神奈川教区栄える会会頭 文岡広幸

2021年11月1日  

 早いもので、生長の家にご縁を頂いてから早15年余りになります。私の人生での大きなターニングポイントは、今から7年前でした。60歳になり同窓会や地元での還暦祝いなども終わり、年も明けた3月17日、会社の実験室内での機械の稼働実験中に、突然右足に違和感があり立てなくなってしまいました。さらに、気分も悪くなりフラフラ状態のまま椅子を並べて横になりました。たまたま、当日の実験で一緒に作業をしていた営業担当者が、「社長、救急車をすぐ呼びましょう! 」と言って、直ぐに事務所の事務員の方に救急車への連絡を取ってくれました。営業担当者の話では、彼の母が私と同じような症状がみられた際に脳梗塞であったとのことで、「とにかく病院へ」ということになったわけです。右足以外はすべて意識もはっきりしており、言葉もなんら不自由さはありませんでしたが、30分後に救急車で近くの病院に直行し、そこでMRIなどの検査を受けました。その日の夜に、医師から脳梗塞との検査報告の説明があり、幸いなことに毛細血管での梗塞なので障害は残らないだろうと言われました。右足の違和感はあったものの動かすことは出来ていたのですが、入院当日の夕刻から、全く動かなくなってしまいました。動かそうと思っても意思が右足に届かず、「このまま不随の足のまま? 」と思って落胆しました。「今は困る、まだやらなくてはならないことが残っている」と、必死の思いでいわゆる神頼みといいますか、お祈りと神想観を行いました。その後、夜中にふと目が覚め、もう一度右足を動かそうと試してみました。すると、なんと右足が動いたではありませんか。その時の感動たるや、「神様有難うございます。有難うございます」と、私は口の中で呟いておりました。なにせ夜中の2時くらいでしたから、声にも出せず、涙が頬を流れておりました。それから、明け方頃まで私の人生の半生を振り返っておりました。今回の脳梗塞となった原因も商売柄、飲食接待も多く、しかも夜遅くまでと不摂生を重ねていたことで、今更ながらの反省となったわけです。
 この体験は、私にとってこれまでの生長の家の飛田給での練成会での浄心行や先祖供養祭などの結果だったのでしょうか。神様からの導きと自分への警告であったと同時に、気づきの証として、その後の人生への取り組みに対して大きな転換期となりました。
 私が経営する会社は、それまでの歴史(23年)の中で随分と無茶をした経緯もあり借金が数億単位になっておりましたが、さらに神奈川教区栄える会の会頭を拝命後、御教えをこれまで以上に学ぶ機会に恵まれました。その後は事業展開をする上で、唯心所現の教えを深く心に浸透させ 過去を振り返らず“三方良し”の精神でそれぞれの決断も神様は
“どういう結論を喜ばれるのか?” 神想観を行って納得のいく形での展開に変わっていきました。
現在に至っては 仕事も順調に進み会社の借金も半分以下となり、大手製薬会社から大型物件の受注を受けるなど、これまでとは違った展開が見られるようになりました。また、数年以内に借金の完済目途が視野に入ってくるような状態となっております。私は、「神様に導かれている」と確信し、神と共にある自分の使命としての世の中への恩返しや、人のためになることを行うことを心がけるようにしてきました。
 これからも、さらに生長の家の御教え、真理を自得することで、多くの人達へ伝えることが出来、人類光明化運動に繋がる一助になればと日々研鑽に努めるように自己啓発を続けてまいりたいと思います。


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