体験談

ミニイベント「クリーンサイクリング」を続けて実感できた喜び/埼玉教区栄える会運営委員 渡邉 光彦

2022年10月8日  

私は、2016年に青年会時代の先輩に誘われて、栄える会に入会し、同年SNI自転車部にも入部しました。入部当時、埼玉教区のさきたま練成会(教区練成会)に参加する為、自宅から教化部まで、約20年ぶりに自転車(ママチャリ)に乗りました。途中で、生長の家総裁・谷口雅宣先生の「めんどくさいが世界を救う」という言葉を思い出しました。自動車なら、すぐに通り過ぎてしまい気付かなかった風景も見る事が出来て、天気も良かったので、私は自転車の魅力を強く感じました。

 

2015年から毎月ミニイベントとして、栄える会メンバー主催の自転車でのゴミ拾い、通称「クリーンサイクリング」を定期的に開催しています。今は、新型コロナウイルスの影響で休止状態ですが、参加者は6~10名くらいで、主な活動場所は埼玉県教化部近くの東北自動車道の浦和インターチェンジ付近です。

 

長く続けている中で、様々な経験を積み重ねました。前回行ったところに、またゴミが捨てられていても、ガッカリすることなく、やりがいが湧いてきたこともありました。またある時は、ゴミ拾いの現場に到着すると、今までは広範囲に捨ててあったゴミが、1ヶ所にまとまって捨ててあることもありました。いつも、ゴミを捨てている人達も、ゴミが減っているのを見て、せめて拾いやすい様に捨ててくれたのかと思えるようになり、これも小さな進歩だと、みんなで喜び合ったこともありました。時には清掃中に「ありがとう」と声を掛けてくださるドライバーさんもいて、とても嬉しかったです。人のやりたがらない事をやることが、魂の向上に繋がることを感じました。

「自転車でゴミ拾い」と書かれたのぼりとサイクルトレーラー

 

毎回クリーンサイクリングを開催する時は、トレーラーを自転車に装着して、清掃活動をしていますが、様々なアイディアが湧いてきます。例えば、「ゴミをポイ捨てしない」という啓発の為に、「自転車でゴミ拾い」と書かれたのぼりを作成して、自転車に装着しました。移動中、自動車のドライバーや歩行者等から注目されていたと思い、これも伝道になったと思います。また、12月にはサンタクロースの衣装を着たり、トナカイの被り物を被ったりして、楽しく清掃活動をしました。

 

何より嬉しいのは、新人さんも参加されて、ゴミの分別作業も一所懸命してくれることです。クリーンサイクリングはミニイベントですので、生長の家ではない人も誘いやすいです。参加者の中には、自分の友人をお誘いする人もいます。ある時、新人さんに感想を尋ねた所、「一緒に清掃活動をして充実感で満たされました。何よりメンバーの方との会話がとても楽しい」と述べてくれました。

 

PBS活動は、新人への伝道に大変有効であると実感しています。生長の家の信徒でない方も参加され、生長の家のことも違和感を感ずることもなく理解してくださる方もあります。

 

山岸会頭とともに作業する渡邉さん(左)

これからも、ミニイベントの特性を生かして、新しい人の伝道に繋げていきたいと思っています。そして「神・自然・人間は、本来一体である。」との自覚を更に深めて、“新しい文明”の構築に、邁進して参ります。


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