栄える会とは

信仰に基づいた“倫理的な生き方”を進めましょう/栄える会会長 上浦 庸司

2023年1月16日  

 新年おめでとうございます。

新しい年を迎えた現在もウクライナではロシアとの紛争が続いております。心から世界の平和を願わずにはいられません。昨年度は私達栄える会も、「P4U――ウクライナに平和を」や、「世界平和六章経連続リレー読誦」などに積極的に参加し、ウクライナ支援と世界の平和を強く願い続けてきました。P4U活動の中で行われた、観音棒によるP4Uリレーへの参加を通して、四無量心を実践することの大切さを具体的に実感した方も多くおられたのではないでしょうか。私もその一人で、経営している歯科医院では、毎朝ウクライナの平和を祈り、スタッフがウクライナの平和を想う、ウクライナ国旗色のリボンを全員で胸につけてウクライナ支援の心を示すなど、職場において四無量心の実践を行っております。

 

さて、2023年度運動方策では、栄える会を含む地域組織が“基本構造”として位置づけられ、居住地に根差した運動を展開することが明記されました。地域組織とPBSの両組織ともに、“新しい文明”の基礎を作るために信仰にもとづく“倫理的な生活”を行いますが、その拡大が急務とも言える時期に来ております。私達栄える会会員が、信仰に基づいた“倫理的な生活”を事業や職場、家庭の中で実践してゆくことが世界平和の実現へとつながってまいります。栄える会としても一層の活動を展開してまいりましょう。

 

昨年度発行の『七宝の塔』に掲載されている皆さまによる活動をいくつかご紹介します。浦上 保・副会長による一汁一飯実施による四無量心の実践や「P4U――ウクライナに平和を」の自転車での参加。清水昭弘・監事による「石上げの行」の実践や、自然散策を通して地域の自然の豊かさを見直した事例。山地隆之・香川教区栄える会会頭による自宅をオフグリッドシステムにされた事例などが挙げられます。私自身も東日本大震災以降、通勤を自家用車からJRへ変更し、自宅に太陽光発電・蓄電池の導入、歯科医院での治療でレアメタルをセラミック変更したなど、省資源・低炭素の生活を実践してきました。

上記の事例は会員の皆さまの活動の一部ですが、私達一人ひとりの“倫理的な生活の実践”がグローバルな社会空間に影響を与え、地球規模の問題解決に貢献することにつながります。そして、長期的には化石燃料由来のエネルギーに頼らない世界を構築することが世界平和につながります。

 

私達は誰しも、肉体的には健康を、経済的には事業繁栄を、精神的生活には平和と歓喜に満たされた生活を送りたいと願っています。栄える会の目指す“真の繁栄”を実現するには、会員の皆様が“唯神実相”の信仰に基づいた倫理的な生活者になっていただきたいと思います。ロシアのウクライナ侵攻やコロナ禍を、“真の繁栄”実現への機会と捉えて、ノーミート・低炭素の食生活、省資源・低炭素の生活、自然重視・低炭素の表現活動に取り組み、信仰に基づく“倫理的な生き方”へ一層取り組んでまいりましょう。


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