体験談

与えきりの愛で自己拡大を/京都第一教区栄える会会頭 金谷 隆次

2023年4月2日  

私が栄える会に入会してからの活動を振り返ってみることにします。マイボトル、マイ箸の導入、ノーミート料理、再生可能エネルギー、太陽光と蓄電池、電気自動車の導入等々、様々な取組みをしてまいりました。けれども、二酸化炭素の増大、廃棄物の過剰が地球規模の環境問題を引き起こしていて、一体どこまでいくのかと思ってしまいます。

私はこれらの問題に真剣に向き合ってきました。けれども、つい自分の利益を最優先してしまい、生活の糧が現象世界から出てくるのではなく、神様から出てくることを忘れてしまいました。こうなると心のピントが定まらず、成すべきことをいつも見失ってきました。ここに度重なる失敗の原因がありました。

そんな時、今回のP4U活動の一環として「ウクライナの冬に“あたたかい”を贈ろう」の共催者でおられる前栄える会会長の太野垣修二様から、ぜひとも参加をして欲しいと連絡が入りました。私はすぐに教区栄える会事務担当者に連絡を入れました。担当者はベテランの腕前を発揮して、わずか一日で10万円を超える多額の寄付を集めてくれました。私も今までの失敗の原因を捨て去るべく、急ぎの仕事の手を止めて、すぐに物資の調達に出かけました。2日間で集めた出荷用の物資をすべて教化部に運ぶとみんなが荷作りを手伝ってくれ、わずか2日目の夜に東京原宿に向けて出荷をすることができました。そしてその夜、自宅に戻ると手がけていた仕事の依頼主から倍の数の注文が入っていました。私は再び霊的次元の世界の不思議を感じずにはおれませんでした。生長の家総裁・谷口雅宣先生は今年1月号の機関誌の中で、生長の家創始者・谷口雅春大聖師の「愛行により超次元に自己拡大する祈り」を「愛行による自己拡大」と題して再び説かれていました。私はこの祈りをより身近に感じることができました。今回のP4Uでの奉仕活動で、自分の利益よりも他の人の利益を優先できたとき、再びこの現象世界の予期もしないところから、生活の糧を頂くことができました。こういった経験をお持ちの方も沢山おられることと思います。

見返りを求めず愛を出し切れたとき、自己の意識が拡大するということが何よりも嬉しく、悦びを感じることができました。今はこの物資が一刻も早く、必要とされる人々の手元に無事届くことを祈るばかりです。

私が会頭を努めさせていただいている京都第一教区栄える会も、和顔、愛語、讃嘆をモットーに、明るく与えきりの愛を出し、太陽のような組織づくりを目指していきたいと思います。「神、自然、人間の大調和」した世界の実現に向けて、これからも京都第一教区栄える会の皆様と共に人類光明化運動・国際平和信仰運動を邁進してまいります。


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