体験談

会員とともに進めたコロナ禍の活動/宮城教区栄える会会頭 日野 清人

2023年5月2日  

 

宮城教区には12名の会員がいらっしゃいます。2020年より新型コロナウィルスの影響で対面行事ができない状態となり、どうしようかと悩んでおりました。対面で会えるとなると予定を調整してきてくださるのですが、ネットでの開催となると仕事の時間が皆さんバラバラで調整が難しいとおっしゃる方がほとんどだったためです。

そんな時、県北支部の会員さんから「山だったら良いんじゃないか」とのお声をいただきました。その会員さんの所有する山を見に行くと、荒れ放題でした。そこで、栄える会の皆で綺麗に整備して植林しようと考え、松田正道・教化部長(当時)の許可を得て、森林保護活動をすることにしました。皆で山の中に入り倒れている材木などの伐採や片付けをしていると、身体は疲れていますが「やっぱり山はいいなぁ」と清々しい気持ちになりました。そのようなお手入れを続けて1年。すっかり山も美しくなりました。

「次は植林だね」と皆で話し合っていると、別の会員さんから「欅(けやき)の葉っぱがいっぱいある。腐葉土作りしたら良いよ」との話をいただき、その方のご実家が元製材所なので木材をいただき、栄える会のSNIクラフト倶楽部メンバーで縦横1.5m、高さ50cmの箱を作成しました。できた箱に葉と米ヌカを入れて、腐葉土となるように皆で楽しく踏みしめました。その後、会員の皆様が数回かき混ぜ1年かけて腐葉土が完成し、会員だけでなく縁のある方々に無償で配りました。

東北地方は2月頃はまだ寒すぎて山に入れません。新型コロナウィルスの影響も収まってきたので、別の活動をしようと話をしたところ、会員さんから「EM(※)石鹸が環境に良いらしい」という話があり、皆で作ることにしました。石鹸には油が必要ですが、県北支部の支部長が食堂をされているため、古くなった食用油を持って来てくださることとなり、それ以外の材料は会員による持ち寄りとしました。EM石鹸を作り始めた頃は、参加者が2、3人でしたが、続けているうちに今では8人の方が参加くださっており、まだまだ参加者が増えると思っております。EM石鹸は出来上がるまでに2ヶ月かかり、現在までに70個できております。目標は1000個で、皆で作ったEM石鹸を縁ある方々にお配りする予定です。3月の初めには、EM石鹸づくりに参加されていた方から「私、栄える会に入会します」とのお話があり、コロナ禍でも森林保護活動やEM石鹸づくりなど活動してきて良かったと感じています。

支部例会については、現在、県北支部だけ行っておりますが、今後は宮城県全体で例会をやっていきたいと考えております。栄える会の活動紹介はじめ、神想観や聖経読誦といった行の実践など、生長の家総裁・谷口雅宣先生が説かれる素晴らしい教えを、県全体に広げ、参加くださる方が1人でも多く栄える会に入会いただけるよう邁進してまいります。コロナが収束しましたら、対面の支部例会やネットフォーラムといった行事に誰でも参加できる宮城教区栄える会にいたします。生長の家の大神様にお誓い申し上げます。

植林に向け、会員の所有する山を整備

※EM:善玉環境を作る微生物の総称


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