体験談

人様のお役に立つ自分でありたいと願い、愛行で恩返し/札幌教区栄える会会頭 片岡 京子

2023年8月7日  

父の仕事を継ぐために建設現場に出て40年程になります。最初は見るもの、感じるもの全てが今までと別世界で、常に高所作業で足場は丸太ですし、現場にトイレはありませんでした。夏は暑く、冬は厳寒の中での作業と驚くことばかりでした。当たり前と思われがちなことがそうではなかったと感じ、安心してトイレを使用できること、高いところにあがらずに平地でいられることなど当たり前の有り難さを痛感して普通に過ごせることが凄いことだと気づかされました。その後、栄える会に入会し白鳩会員にもなり、繁栄ゼミナール、講習会や教区の練成会等々に参加して、三正行や先祖供養、神縁を結ぶ聖使命等の大切さを学ぶにつれ、建設現場での体験が人生の大きな教訓となっていることを感じました。

入信してまもなく私は高さ10m位の足場の5段目から落下してしまいました。ところが、我に返ると決して乗るはずがない足場の4段目に座っていました。その時、私は生まれてすぐ亡くなった4人の姉妹弟達が霊界から助けに来てくださったのだと思いました。この時、死んでいたかもしれない、この命を生かしていただいたからには、精一杯人様のお役に立つ自分でありたいと思いながら現在に至っています。長年、高所作業の仕事をしていても、一度もお得意様に労災でご迷惑をかけることはありません。常に護られていたのは、生長の家に入信し、神様、ご先祖様のご加護のおかげと感謝してもしきれないほどです。

ところが3年半前、突然コロナ禍となり誰もが戸惑いました。対面での行事がネットでの開催になり、皆さんがネットスキルを習得するのには時間がかかりました。私は以前パソコンを10年間習っていたおかげで、コロナ禍でも新たな挑戦としてZoom、Facebook、Messengerの使い方を覚えました。当時、白鳩会教区連合会のIT対策部長を拝命したばかりでしたが、信徒のお仲間から連絡が入るようになり、Zoomの入り方や教区のFacebookグループの見方など諸々の方法を聞かれるようになりました。決してプロでも何でもない私が本業以外で人様のお役に立てるとは夢にも思っておりませんでしたが、コロナ感染対策を講じながら個人的にあちこちのお宅を伺いお手伝いさせて頂きました。中には95歳の方がZoomの勉強会や研修会に参加して感動されています。お伺いした方々からは次のような感想をいただいております。

・慣れない私が初めて見る画面が出てきて解らない時はお忙しい中、時間を作って下さり教えに来て頂き大変感謝しております。

・スマホの調子が悪いと直ぐ飛んで来てくれる。朝早い仕事の後、家の前で説明を受けて、その足で次の現場へ。決して近くから来るのではない。有難う

・「ここが分からない」とお電話すると直ぐに飛んで来て下さり助けられた一人です。自分でもこのようにスマホの操作が出来る様になり夢のようです。

・自宅にいて全国、全世界の人々の活躍を視ることが出来て自分の視野が広がり、楽しみも増えた気がします。

新たな感動を覚えたと話しくださったり、全国の方々と交流できて生き甲斐に思われている方もいてそういう言葉を聞きますと私も頑張ろうと思えます。これからも、精一杯人様のお役に立ち、「神・自然・人間の大調和」実現に向かって邁進してまいります。


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