体験談

使命に燃える伝道の悦びは深い魂の悦び/香川教区栄える会顧問 小谷治子

2023年9月5日  

私が生長の家に入信したのは、夫の病死により幼い息子2人と香川県丸亀市に戻ってきた1971年で、母から勧められたことがきっかけです。1990年には栄える会に入会し、その後、野津智・香川教区栄える会元会頭のもと、教区栄える会事務局長を3期務めさせていただきました。当時の栄える会は全国会員拡大1万人を目標に掲げており、私も教区各地区で開催される誌友会などで大いに伝道および推進をしておりました。

ところがある日、司法試験を受験中であった次男を急死で失いました。そのあまりにも突然すぎる悲しみは、私は果てしなく深い落胆と失意のどん底でありました。しかし、皆様の温かい励ましの言葉をいただき立ち上がることができた私は、一転して会員推進や講習会参加推進に猛然とその使命感の炎を向けました。その結果、教区栄える会の会員数は最高数104名まで到達し、手の舞い足の踏む処を知らずという悦びをこの全心身にいただいたのでありました。

また、2011年に開催された四国ブロック繁栄ゼミナールでは、香川県宇多津町がホスト会場となりました。この時のテーマは「残された時間・温暖化地獄は回避できるか? 」で、気温上昇の限界地獄臨界点まであと20年! という喫緊の警鐘をできるだけ多くの方々にお伝えしなければと思い、地元の皆が一致協力して大車輪の推進をした結果、目標700名に対し、それを遥かに超える884名もの方々を四国四県からお招きすることができました。予想を遥かに超える熱気に溢れる会場は、私にはまさに夢のような大盛会の姿でありました。「ああこれで私たちの尊い地球が救われていく」と思った時の、この全心身に喜びが満ち溢れてくる感動を今も忘れることはできません。

2019年3月に初めて善通寺相愛会の誌友会に出講し、神想観についての講話をしました。それ以来、その誌友会を主催されていた山地隆之さんが、ご家族で毎朝神想観をなさっていると聞き、思い切って栄える会のことを話しました。その頃、香川教区栄える会の会頭は不在で、その存続も危機的という状況であったこともありましたが、その後、役員選挙を経て山地隆之さんが会頭に就任されました。現在は山地会頭ご家族が先導を勤める早朝神想観は今やZoomで一般の方々に開放されており、画面に映るお姿はそのまま正に「天国が、今此処にある」の現成です。その周りを神々しくも綺羅(きら)星(ぼし)の如くたくさんの方々が和気藹々(あいあい)と参加されているのです。また、山地会頭は兼ねてからの私の念願でありました全支部での祝福繁栄祈願の先導を引き受けて下さり、会員お一人お一人のお名前が、今や各支部で毎月朗々(ろうろう)とあがる様になりました。さらに、会員の皆様からのご要望であった「祈り合いの神想観」も始まっております。新しく事務局長に就任された前田美紀子さんは、前任の方と同様に愛深く皆様のお世話をして下さり、会員が次々と増えております。

このように神のコトバを、神の道を、生長の家をお取次ぎしてお伝えするといった伝道の悦びは、私の深い魂の悦びです。この御教えを次の世代の方々にお伝えしてゆくことが、私達栄える会の使命と感じております。これからも、生長の家栄える会のますますの繁栄を心から祈願しております。


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