私は、母方の祖母が生長の家を信仰していたことから、子供の頃から生長の家という宗教があることは知っていました。その後、司法試験合格を目指して勉強していた大学生の時に、初めて練成会を受講し、人間は神の子であって無限力があるという御教えに勇気づけられました。練成会の後、『生命の實相』を読んだり、神想観を実修したりしながら受験勉強に励んだ結果、合格して弁護士になることができました。
弁護士になった後、生長の家総裁・谷口雅宣先生のご著書『次世代への決断』や『今こそ自然から学ぼう』などを拝読するうちに、原子力発電の問題点や、気候変動に対する対策の緊急性や重要性を考えるようになりました。そして、自分が弁護士であることから、弁護士として環境問題や気候変動、脱原発などに関する活動に参加して、何か少しでも解決に向かって貢献していきたいと思うようになりました。
そのような思いから、環境問題に取り組む弁護士の集団である日本環境法律家連盟(JELF)という団体に入会したり、自分が所属する愛知県弁護士会の公害対策・環境保全委員会にも参加するようになりました。委員会では、個々の弁護士が委員となって、日常の業務とは別に、特定の分野についての調査研究活動やシンポジウムなどの活動を行い、2022年、2023年には、再生可能エネルギー拡大を訴えるためのシンポジウムを開催しました。原子力発電所の問題についても、40年の使用期間を超えて老朽化してきた原発の運転停止を求める訴訟の弁護団に加入させてもらい、訴訟に提出する書面の検討や、法廷でのプレゼンテーションを行うといった活動をしています。
生長の家栄える会には、御教えを事業に活かして、環境問題や自然エネルギーの拡大などに尽力されている方と知り合うことができればと思い、2018年9月に入会しました。「栄える会会員のためのネットフォーラム」などを通じて、全国の会員の方の取組みを知ることができ、嬉しく思っています。
また、自分が山間部の出身で実家が山を持っている関係から、市主催の山主向けの講習を受講したところ、スギやヒノキを植えたものの採算が取れなくなって放置されている人工林が多いことを知りました。これも人間至上主義の結果と思い、少しでも自然保護に関わることができればと、現在、間伐ボランティアグループのメンバーとしても活動しています。自然の中で体を動かすことは気持ちがよく、良いストレス解消にもなると感じています。
実際に活動を行ってみて、生長の家で説かれている“新しい文明”構築の必要性を痛感するとともに、国際社会の議論に先駆けてそれを説かれてきた御教えの素晴らしさを実感しています。気候危機のような問題の解決には、生長の家で説かれている、人間は神の子であって生命は永遠に生き通しであり、人間も自然も生命は全て一体であるという考え方を持つ人々が増えることが極めて重要であると思います。再生可能エネルギーの拡大に取り組む方が少しでも増えていけるよう、脱原発を含む再生可能エネルギーの拡大に関する活動や地域の環境保全活動を通して社会への貢献活動を続けていきます。