私は現在、岡山市内の自宅サロンで「腸(ちょう)美(び)活(かつ)アドバイザー」として仕事をしています。具体的な内容は、「自然食料理塾」「腸もみ」「玄米発酵健康食品販売」「らせん美シニアインストラクター」の4つです。女性を美しくする仕事が好きで、生きがいと誇りをもって打ち込んでいます。
昭和56年に女性の美と健康をテーマに、エステサロンとして独立し、時代に合わせて変化しながら現在に至ります。当初はうまくいきましたが、そのうち負けず嫌いな性格やプライドから、売り上げを伸ばすことに目が向き、仕事にかなりの無理が生じてきました。4店舗まで増やしたところで、スタッフの問題や資金繰りで疲弊してしまい、「何のために仕事をしているのか」と全く気力を失いました。
私は、平成8年に地元の神社で、普及誌『光の泉』を手に取ったことがきっかけで生長の家に導かれ、何とかしたい一心で栄える会にも入会し、神想観や先祖供養を実践しました。教えられるままに行を実践し、仕事をすることで借入れを約3年で完済いたしました。ところが、健康が自慢の私が突然、腸閉塞で入院し、人生で初めての手術を受けました。もともと、自然食・玄米食等に関心が強く、知識を学んではいましたが、朝から疲れが取れないことや、酷い冷え症、便秘等があっても気力と若さでカバーして、仕事優先の生活で実践が伴わなかったのです。腸閉塞のおかげで、本気で生活を変えることに取り組みました。
まず、マクロビオティックについて学んだことで、玄米を中心にしたノーミートの食事を実践できるようになりました。また、生長の家の御教えを学ぶ内に、「自分をごまかさずに、内なる声に正直に悔いなく仕事をしたい」と思うようになり、売り上げを追うのではなく、じっくりと1人1人のお客様が抱える問題に取り組みました。また、食事の際には「食事の神示」を拝読して、よく噛んで頂くこともできるようになり、いつの間にか朝の目覚めと共に元気に動き回り、エネルギーに満ちている自分に気づきました。長年の課題であった皮膚の艶と透明感が戻ったことは大きな喜びと自信になりました。
「腸脳相関」といわれますが、腸を整えることが皮膚のみならず、精神状態や考え方が大きく変わっていくことを実感いたしました。そこから、売上一番ではなく、お客様の問題解決にじっくり取り組みたいと心から思い、令和2年に自宅をリフォームして「腸美活サロンしおん」として再スタートいたしました。これこそ私がやりたかった仕事でした。
腸美活の基本は食生活です。「自然食料理塾」では、食についての正しい判断力を養うための健康講座を定期的に開催し、もちろんノーミートで、玄米を中心にお野菜・発酵食品を取り入れ、昔懐かしい日本の食事や、お味噌作り、生玄米パン、糀料理、沢庵・糠漬け等も加えて、ほんの少しの手間で食生活が潤うことを地道に伝えています。「腸もみ」についても、ご家族でセルフケアできるようにお伝えし、神の生命が宿る身体について、自分で学び、判断し、愛情をかけて美しく磨いていくことをお伝えしていきます。これからも生涯現役で、「腸美活アドバイザー」として、お客様の問題解決に取り組んでまいります。