信仰体験談

野菜作りを通して体験できた愛行の素晴らしさ/宮崎教区連合会長 安部重男

2018年3月12日  

 私は20歳の頃、腰痛に悩まされ、針治療や整骨院に通っていました。お金は病院や漢方薬の支払いに消えていきました。結婚と同時に宮崎県の延岡へ移住しましたが、腰痛は良くならず、大分県の尺間山(しゃくまさん)にお祓いに行ったりもしました。延岡の愛宕山に「水神様」の鳥居を立て、21日間の願掛けも行いました。しかしいっこうに体調は良くなりませんでした。
そんな時、仕事先の奥さんが「人間は神の子です」という生長の家の真理を伝えているのを聞きました。初めてその言葉を聞いた私は、言葉に出せないほど感動し、舞い上がるような気持になりました。奥さんからは、先祖供養の大切さも教えていただき、誌友会に誘われました。そこで私は、素晴らしい真理のお話を聞くことができ、「私も誌友会を開きたい」と思うようになりました。家を求めて祈り始めて3,4ヵ月後に家を購入することができ、相愛会長というお役も与えていただき、誌友会を開くことができるようになりました。
そんなある日のこと、御祭りの帰りに献血をしたのですが、しばらくして通知が届き、内容を読んでみると「肝炎にかかっている」という内容でした。病院で診てもらうと、「治療はありません。注射も薬もありません」と言われました。
 長崎総本山の練成会に行って勉強しているうちに、「今まで病気がちだったのは、自分のことばかり考えていて、周りに対して愛を出していなかったからだ」と気がつきました。私は、三正行を行い、愛行を決心し、少しずつ元気になってきました。平成19年に検査入院することを勧められ、2週間後に検査結果を妻と一緒に聞きに行きました。医師は、「肝炎が体の中で仲良く暮らしています」と、私に言いました。「こんなことは初めてです」と先生も驚いていました。「学会で発表しても良いか」と聞かれ、「ハイ」と返事をしました。「生長の家の神様、ありがとうございます。ありがとうございます」、涙が止めどもなく溢れたことを覚えています。その後、体の調子も良く、元気になりました。私は、これからは時間を大切に使っていこうと思い、小さい頃から母と一緒に畑仕事に行っていたことを思いだし、畑仕事をしたいと思い、祈りました。
 2、3ヵ月後に、義父が近くの畑を使っても良いと言ってくれ、思いが叶ったと思いました。そこは石がごろごろ転がっていましたが、コツコツと耕していくうちに畑らしくなってきました。相愛会の方にEM菌の作り方を教えてもらい、畑に入れました。3年から4年ぐらい経過すると、だんだん野菜ができるようになり、ピーマンやブロッコリーやカボチャなど、いろいろ作ることができるようになりました。野菜を作る喜びを感じることができたことがきっかけとなり、私が作る野菜でいつか皆さんに食べていただきたいと思うようになり、長谷川暢彦・教化部長(当時)他10名の方を自宅にお招きし、カレーを作って食べていただきました。EM菌を使って初めて作ったスイカも、「甘くておいしい」と、皆さんに喜んでいただけました。
 平成27年に、医師から「良い薬が出たから治療をしてみないか」と言われたので治療を始めましたが、翌年の検査結果で、「肝炎が消えています」と言われました。私は、生長の家の真理のお蔭で、周りに対して愛を出すことの素晴らしさを体験させていただきました。
 これからも、野菜作りを通して、自然の恵みに感謝し、天地一切のもの、父、母、家族に感謝して、神様に生かされている喜びを抱きながら、いろいろな野菜を作り、皆さんに食べていただきたいと思っています。
 若い時分は仕事が忙しくて遊びに行ったりできなかったですけど、今は、孫と畑に行くことが一番の楽しみです。ありがとうございます。


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