”森の中”の生活

“森の中”で感じる「神・自然・人間の大調和」の大切さ/大隈賢治

2016年5月12日  

相愛会・栄える会推進課の大隈賢治です。

新芽が伸びゆくこの季節は素晴らしい季節です。標高740メートルの長坂職員寮の付近にある“森の中”でも、夜明けとともに一斉に鳥たちがさえずり始めます。まだ暗いうちから色々の種類の鳥たちが鳴き始め、日の出が近くなるにつれてますます賑やかになります。時々混じるキジの鳴き声は、まるでラッパのようにも聞こえてきます。まさに「朝一番の、鳥たちによる交響楽団」に思われ、“森の中”に生活するからこそ感ずることのできる黄金の時間です。

『大自然讃歌』の冒頭には、「或る日天使(てんのつかい)/虚空の水晶宮より出でて/緑の森へ降り立ち給う。/森には朝霧たち込め、差し込む朝日/光の帯を幾筋も拡げ、/鳥たちの囀(さえず)る声/高く低く辺りに響きたり。~」と書かれていますが、鳥たちも朝を迎えたことを神様に感謝し、心から喜んでいる様子です。

不思議なのは、太陽が顔を出してから暫くの間、今まで賑やかだった鳥たちがほとんど鳴かなくなる瞬間があることです。私には森の鳥たちも私たち人間と同様に、待ちかねた日の出の瞬間を感謝しているように感じられます。

神さまの創られた実相世界は「自然即我、我即自然」であることを教えられていますが、私たち人間は、都会に住んでいると決して味わえない“森の中でこそ感じられる素晴らしいひととき”を体験することで「神・自然・人間の調和した」生活を再び取り戻す大切さを強く感じています。

<アクション>
 日頃、道を歩きながら何気なく聞き流してしまう鳥たちの声に、立ち止まってその囀る声に耳を傾けてみましょう。その声の中に神様のことばの響きが感じられるでしょう。

(2016/04/29、相愛会・栄える会推進課 大隈賢治)

★★★「真理の言葉」★★★

神と神の創造のみが実在である。これを信ぜよ。そして神の創造は必ず“善”であるから、ただ“善”の実在のみを信ぜよ。然らば結局、悪しきものは、いかに存在するかのごとく見えても、それは非実在なのである。
(『如意自在の生活365章』140頁~)

悪しきことはあるかのように見えても、本当にあるのではありません。
本当にあるものは神の創造である“善”だけです。
日々「神想観」の実修を怠らず、神の創造世界を心の眼で観る訓練をいたしましょう。


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