黄色の旗を掲げ平和を祈る

こんにちは、SNIクラフト倶楽部の松尾です。
新型コロナウイルス感染拡大で、暗い雰囲気が世界を覆っています。

そんな中で、今回は「黄色の旗」について紹介したいと思います。
「黄色」と聞くと、元気や明るい、太陽や光、というイメージを持つ方も多いと思います。

実は最近、じわじわと新型コロナウイルス感染症の終息を祈って、
自宅などに「黄色い旗」を掲げる人が増えてきています。

なぜ黄色なのか?なぜ掲げるのか?
これまでの歴史や実際にあった例も交えながら、紹介していきたいと思います。


目次

1.広がる黄色い旗を掲げる動き

2.願いを込めた、黄色いハンカチやリボンの由来

3.新型コロナウイルス感染症の終息を祈って

4.世界の平和を祈る


1.広がる黄色い旗を掲げる動き

 2019年11月から、新型コロナウイルスの感染者が少しずつ増え始め、2020年5月初旬現在、世界で感染者は約320万人、死亡者は約23万人と、世界中に感染者がひろがっています。(参照:NHK発表/アメリカのジョンズ・ホプキンス大学発表を基に作成)
 また、これまでの通常の生活を送れなくなり、医療、食糧、社会インフラ、流通、交通、教育など様々な面で過酷な状況となっている方が、世界中にいます。

 そんな中、世界の平和、社会の正常化を信じて祈り、多くの人々とこの意図を共有しようと、黄色い旗を掲げる人々が出てきました。


2.願いを込めた、黄色いハンカチやリボンの由来

 映画「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」(日本・1977年・山田洋二監督)や、映画「黄色いリボン」(She wore a yellow ribbon)(アメリカ・1949年・ジョン・フォード監督)などでは、黄色のハンカチやリボンが、大切な人をいつまでも待つという意味の象徴で、用いられています。

 では、なぜ物語の中で、幸せの象徴として黄色い旗やハンカチが登場するようになったのか、更に歴史をさかのぼってみましょう。

 イギリスでは古くから、黄色は「身を守る色」「魔よけの色」として使われています。それがアメリカへと渡り、次第に「愛する人が戦場で無事でいられますように」「戦場から無事に家に帰ることができますように」と意味が込められるようになりました。

 

 アメリカのジャーナリスト・小説家ピート・ハミルが1980年に出した短編集『ニューヨーク・スケッチブック』の中に、『Going Home』のタイトルで黄色いハンカチが登場するコラムが収録されました。(元々は1971年にニューヨーク・ポスト紙に掲載されたコラム)

 さらには1973年にアメリカのポップスグループ・ドーンがリリースした曲、”Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree”が大ヒットをし、この曲の中にも黄色いリボンが出てきます。

黄色い布やリボンを巻き付ける習慣がアメリカ中に広まったのは、1979年のイランのテヘラン米大使館人質事件において、人質となった夫の無事の生還を祈って、オークの木の幹に黄色いリボンを巻きつけている家族の姿が、アメリカのニュース番組で報道されたことが、大きなきっかけの一つであると言われています。

 その後湾岸戦争、イラク戦争でも兵士の家族が無事を祈って、玄関やベランダなど目立つところに黄色いリボンを巻くようになりました。

 また最近では、日本でも、2011年3月の東日本大震災後や、2016年4月の熊本地震後、 津波や地震によって家を失い、仮設住宅で生活していた方々が、 映画「幸福の黄色いハンカチ」をまねて、玄関先に黄色い旗を掲げていました。
社会の幸福を祈る意味のほか、毎日旗を出すことで、「今日もわたしは元気」とメッセージを周囲に伝え、孤独死を防ぐ目的もあったそうです。


3.新型コロナウイルス感染症の終息を祈って

 新型コロナウイルス感染が拡大していく中、この黄色い旗を掲げる取り組みを始めたのが、
生長の家総裁・谷口雅宣先生でした。

 黄色い旗を自宅や自転車に掲げ、
さらには自らデザインしたコロナバスターズのマークが入った旗も自宅に掲げ、
社会の正常化を信じて祈り始めたのがきっかけでした。


また、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生も、
黄色い旗を手作りし、祈りを込める様子がブログに紹介されています。

「コロナバスターズリレー」(恵味な日々・生長の家白鳩会総裁)


他には、SNIクラフト倶楽部の兄弟グループ・SNI自転車部が、
緊急事態宣言下で在宅勤務が続き、仲間同士で集まれない中、
「コロナバスターズ・リレー」という取り組みを始めました。

(緊急事態宣言に従い、都道府県の状況にあわせ、安全に最大限考慮しながら取り組んでいます)

そこでは、黄色い布を各自宅にかかげ、
新型コロナウイルス感染拡大の早期収束への願いを込めています。


そしてわたしたちSNIクラフト倶楽部メンバーでも、
それぞれの自宅の玄関先や室内などに、黄色の旗、ガーランドなどをかかげ、
世界の平和を祈る人たちが続々と増えています。


4.世界の平和を祈る

このように黄色は、身を守る、大切な人を待つなど、幸福、明るいなどの意味が込められています。
 
世界中で拡大する新型コロナウィルスによる感染症が一日でも早く終息し、安心して暮らせる日々が訪れることを祈りながら、自宅などに黄色の旗やリボンを掲げ、明るく前向きに、共に過ごして参りましょう。

(SNIクラフト倶楽部 松尾純子)



【参照】
Wikipedia「イエローリボン」
日本文化いろは辞典「父の日」
世界の民謡・動揺「ピート・ハミル(Pete Hamill)と幸福の黄色いハンカチ」
花キューピット「父の日の由来 ~黄色いものを贈るのはなぜ?~」
Wikipedia「幸せの黄色いリボン」(Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree)

「豊かな気持ちで生活を楽しむ」

こんにちは、SNIクラフト倶楽部事務局の中井です。

新型コロナウイルスの問題で、新聞やネット、テレビでは不安なニュースが連日報道されています。
多くの人々が、一日でも早い終息と、世界の平和な日常を取り戻すことを願っているかと思います。

突然ですが、私は以前まで眼鏡業界で営業職をしていました。
毎日忙しく、指示とノルマに追われる日々を過ごしていた私ですが、
今回の新型コロナウイルスの問題を機に考えたことがありました。


端材でスマホスタンドを作ってみる

3月の終わり頃、家の倉庫を掃除していた時、すごくきれいな木目の端材を見つけました。
この木を使って何か作れないかと考えました。

「そうだ。スマホスタンドを作ってみよう」

ちょうど、スマートフォンを使って会員の方々とビデオ通話をする機会が増えていたので、スマホスタンドが欲しかったのです。

早速、のこぎりで木を切って、紙やすりでじっくりと磨いていきました。
あせらず、優しく木の表面を磨いていくと、木も私の動きに合わせるように、自分の木目の美しさを、ゆっくり、ゆっくりと見せてくれました。

私があせらずに作ることで、木は、自分が本来持っている美しさを私に教えてくれました。

それで、完成したのが、この作品です。

こんなふうにスマホを立てて使います。
差し込む溝を調節すれば、スマホの角度も変えることができます。

お店に行けば、もっと格好良く、機能的なスマホスタンドは売っているでしょう。
でも、私にとっては、このスマホスタンドが一番のお気に入りになりました。
なぜなら、この作品の材料である何の変哲もない1枚の板は、この私に豊かな時間を与えてくれたからです。


不安な日々が続くなかで

4月に入って、新型コロナウイルスの感染拡大の防止のため、私が勤務する生長の家国際本部“森の中のオフィス”が閉鎖されました。
突然の在宅勤務で業務となった私は、「全国の会員の皆さんは元気にしてるのかな?」と心配になりました。

「そうだ。絵手紙を届けて、少しでもみんなに元気になっていただこう」

実は、今まで行事などで絵手紙を描いたことはありましたが、その絵手紙を誰かに送ったことは一度もありませんでした。

「明るく 優しく いのちを 観つめて」

一枚ずつ、じっくりとていねいに、心を込めて書きました。
春らしく桜の花を描きました。

「喜んでくださるかな」

そんな想いで、一枚一枚真心を込めて描いていると、私自身が幸せな気持ちになりました。
そして、届いた方の嬉しそうな表情が思い浮かび、桜の花びらの優しさまで感じることができました。

上手に描けないと思うと、ちょっと尻込みしてしまいます。
でも、上手に描けるかどうかよりも、描いている時にどれだけ豊かな気持ちになれるか、このことの方が尊いことなんだと気づきました。


いのちを生かす生活 

最近私は、

「どうすれば自分は幸せに生きることができるのだろうか」と悩むことはやめて、
「どうすればまわりが幸せに生きることができるのだろうか」と考えるようにしています。


新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になり、あまり外に出ることができなくなりました。

そんな私が、今心がけていることは、豊かな時間を過ごすということです。
ごはんを自分で作ってみたり、お風呂掃除をしたり、洗濯物をたたんだり、いろいろやって楽しんでいます。
早く片付けようなんて思わずに、一つ一つのことをじっくりと味わいながらするんです。

タオル一枚でも、ていねいにたたんでるだけで、いろんな気づきが与えられます。
豊かな時間をタオルが与えてくれます。

今まで当たり前のようにしていたことも、できないことが多くなりました。
できなくなったことを数えれば、キリがないほどたくさんあります。
でも、私は思います。


今できることの中に、私たちが行うべき正しい生き方のヒントが、きっとあるんじゃないかと。

今、いのちを生かす生き方を考えるチャンスを与えられているような気がします。

この機会に、じっくりとていねいに、豊かな時間を味わいながら、日常生活やクラフトを楽しみたいと思います

(SNIクラフト倶楽部 中井憲治)

立体型布マスクのつくり方

こんにちは♪ 今回は立体型の布マスクのつくり方を紹介します。

【 材 料 】

・表地・・・綿や麻のお好きな生地 タテ18cm×ヨコ35cm 1枚
(今回は綿麻混の花柄生地を使いました)

・裏地・・・ダブルガーゼ生地  タテ18cm×ヨコ30cm  1枚
(今回はダブルガーゼ生地を使いました。1枚重ねのガーゼ生地を使う場合は、これを2枚用意)

・糸(木綿)

・マスクゴム紐・・・約30㎝を2本
 ★ゴム紐の伸縮によって、用意する長さは前後します。また、男性が使用するマスクは約35㎝あると余裕があります。

 ★ゴム紐がない場合はこちらを参考にどうぞ

【 道 具 】

型紙(プリントアウトしてご利用ください。印刷する際は A4サイズ 100%で出力してください)
・ミシン(なければ手縫いでOK)
・裁ちばさみ、糸切りばさみ
・まち針
・紐通し
・アイロン、アイロン台

【つくりかた】

★ 〈ポイント!〉
 綿やガーゼは縮むため、事前に生地を水通ししておきましょう 

型紙をA4サイズで印刷し、形通りに切ります。


②裏地を二つに折り、 裏地の型紙(点線を折り曲げる)サイズにあわせて裁断します。 これで裏地が2枚用意できました。


③表地につかう布を中表(※1)に折り、 表地の型紙(点線を折り曲げない)サイズに合わせて 裁断します。 これで表地が2枚用意できました。
(※1 できあがりに表にしたい面を内側にして生地を重ねること)


④上記②で裁断した裏地を2枚重ねた状態で、前中心を縫い代1㎝を残して縫います。同じく上記③で裁断した表地を、中表で2枚重ねた状態で、同じく前中心縫い代1㎝を残して縫い合わせます。(写真は表地。完成時に表にした面を、内側にして縫い合わせます。)


⑤裏地、表地ともに、縫い目から2㎜位を残して、縫い代部分に1㎝間隔でハサミを入れます。


⑥ 縫い代部分を手で開けて押さえ、アイロンで開いた状態を固定させます。(「アイロンで割る」といいます) 表地、裏地と共に縫い代をアイロンで割ります。


⑦表地と裏地を中表に合わせ、中央で表・裏の縫い目同士ぴったりになるように重ね、上下を縫い代0.7㎝~1㎝で縫います。縫うのは、裏地の端点から端点までです。


⑧ 縫い終えたら、表にひっくり返してアイロンで形を整えます 。


⑨次に表布の両側を1cm→2cmの三つ折りで内側に折り、アイロンをかけます。
この時、折り山がちょうど裏布の端になっているはずです。


⑩三つ折りしたところを縫います。縫い始めと縫い終わりは力がかかるので、返し縫いをしましょう。


⑪ゴム紐を紐通しを使って通し、結びます。結び目は、ゴム通し口の中に隠します。

完成です!


【もしもゴム紐がなければ・・・】

(1)自宅にある余り布で、紐をつくる方法

<材料> 
・余り布(タテ45~50㎝×ヨコ4㎝)×2本
 (できたら綿だと肌触り◎)

①サイズに裁断した布を、1㎝幅で4つ折りにしてアイロンをかけます。

②ギリギリ端を縫います。

③作った紐を通します。
ゴムとは異なり伸縮はしませんが、
長さを調節できる結び方をすれば、ゴムよりも耳が痛くなりにくく快適に使用できます。

紐の長さを調節できる結び方はこちら


(2)コットン毛糸を編んで紐をつくる方法

<材料・道具> 
・コットン毛糸
・かぎ針

①くさり編みで約35㎝の紐を2本つくります。

② 作った紐を通します。ほどよく伸縮し肌触りも気持ちよいです。長さを調節できる結び方をして、快適に使用できます。


むすびに・・・想いとこだわり

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、布マスクを手づくりされる人が増えているかと思います。このつくり方ページが、少しでもお役に立てることを願いながら、最後にSNIクラフト倶楽部の想いをご紹介します。

自然素材を選ぶ(購入する場合は、可能な限り国産・日本製)
 マスクの材料としてよく使われるのは、主に綿。
 他に、麻などの自然素材でマスクを作ることがほとんどかと思いますが、
日頃から手芸・木工などクラフトをする際には、石油由来の材料は使わずに自然素材、そして可能な限り国産・日本製を選ぶようにしています。

自宅にあるものをリメイク、活用する
 ものを大切にする、不要になったものに新たな生命を吹き込み、末永く使うよう心がけています。


そして最後に
世界中で感染が広がっている新型コロナウイルスの一日でも早い終息と、
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、

使い捨てマスクの生産・流通が従来通りになったあとも、
使い捨て文化に戻るのではなく、繰り返し使える布マスクを日常的に使う方がひとりでも多く増えることを願っています。

(SNIクラフト倶楽部 松尾純子)

布マスクを作ってみよう&使ってみよう

〈目次〉
【布マスクをすること】
【作るときに気になること】
  ①《布マスクの種類》
    長さを調節できるひもの結び方
  ②《生地の種類と特徴》
  ③《ちょっとした一工夫》
【使い方】(洗い方・干し方)
【布マスクっていいなあ】
【できることからやってみよう】


Ⅰ【布マスクをすること】

現在(2020/04/11時点)、使い捨てマスクの品薄状態が続いており、 政府からは布マスクが各世帯に配布されるとの発表もありました。

今まで、布マスクを使うことがなかった方も、使うことを視野に入れはじめているのではないでしょうか?

最近では「咳エチケット」(※)という言葉も聞きますが、 症状がなく知らずに感染している場合でも、マスクをしていることで、 周囲への感染を防ぐ効果があるとされています。

また、使い捨てマスクは24時間の生産体制で増産されていますが、世界中でマスクを必要とされているため、生産が追いついていないという現状があります。


そんな中、医療機関への配布が優先されているのは、医療従事者が感染すると、病院の外来を閉めることになり、医療を受けられない状況が生まれてしまうためです。 命を救う医療を守るために、今は医療機関への配布を優先することが第一と考えられます。


他者への感染を防ぐことが必要とされながら、使い捨てマスクが十分に供給される状況ではない今、布マスクを使うことが選択肢のひとつになるでしょう。

布マスクをすることに不便を感じたり、
面倒だと考えられるかもしれませんが、

「今、できるかぎりのことをする」
こうした小さな意識が世界全体への協力になるのではないかと思います。

(※)参考サイト:厚生労働省HPより

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Ⅱ【作るときに、気になること】

現在、SNIクラフト倶楽部のFacebookグループには、 「布マスクを作りました」と毎日たくさんの投稿があり、 布マスク作りに関する情報のやり取りも、活発に行われています。

そのやり取りを目にしているだけでも、最初はぼんやりとしていた「布マスク作り」について、 少しずつ身近に感じられるようになっている感覚が、わたし自身ありました。

今、読んでくださっているあなたにも、何かヒントになることがあれば嬉しいです。


①《布マスクの種類》
②《生地の種類と特徴》
③《ちょっとした一工夫》


の3つにまとめてご紹介します。

ぜひ、どんなマスクを作りたいか、イメージしながら参考にしてください。



①《布マスクの種類》

布マスクの種類って、こんなにもあるのですね。

今はマスクの材料である「ゴム紐」も品薄状態が続いていますので、「ゴム紐」にこだわらず、代用できる方法を考えるなど、柔軟な視点を持つことも大事になってきますね。

最近わたしも布マスクを作った際に、コットン毛糸を三つ編みにして、使用しました。


その際、紐の結び方は、固結びではなく、長さが調整可能で、かつほどけにくい「ネクタイ結び」を採用しました。

<長さを調節できる結び方>



②《生地の種類と特徴》

布マスク作り初挑戦の方は、
特に、「どんな生地を用意すればよいのか?」という疑問点からスタートする方も少なくないと思います。

マスクに使用しやすい生地がイメージできたら、購入せずとも、家にある再利用可能な布を使うこともできそうですね♪



③《ちょっとした一工夫》

何度も洗って使用するマスクですので、 できるかぎり満足のいくものに仕上げたいものだと思います。

・アイロンをかけながら行う
・最初に生地を水通しする。
・マスクを作ったあと、何回か洗ってみて、使い勝手・使用感を確認する

など、作業のコツを紹介する投稿もありました。

わたしもアイロンを使用し、2種類の生地(裏地にさらしガーゼ2枚・表地に麻の生地1枚)を使用して作りました。

ガーゼのみではやわらかすぎるため、少し丈夫な生地を合わせて作ることもおすすめです。


他にも、
・使い捨てマスクの「ワイヤー」を布マスクに再利用
・型紙は子ども用は大人用の型紙を80%縮小印刷(男性用は110%拡大)
など、参考になるアイディアの投稿もありました。

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Ⅲ【使い方】(洗い方・干し方)

布マスクを清潔に使うには「洗濯する」ことが欠かせません。

自分にとって継続できる方法を選ぶことが、継続的に使えるコツだと思います。

以下に布マスクの洗濯方法と、
後半には参考になる動画を紹介します。
これから使ってみたいと思う方は参考にしてください。


《布マスクのお手入れ方法》


①洗面器などに70℃以上 のお湯を入れ、マスクを10分ほど浸します。

②洗濯用の中性洗剤を使い押し洗いをします。
このとき、もみ洗いをすると型崩れや、生地が傷む原因となります。
(お湯が冷めていない時は水を入れてくださいね)

③何回か水を替えてすすぎます。

④タオルや手ぬぐいなどに挟んで、軽く押さえ、水気を取ります。

⑤日陰で風通しの良いところで干します。

洗濯機で洗う場合は、ネットに入れるなどしてください。


【参考】 布マスクの洗い方動画 ( 作成 : 厚生労働省・経済産業省)

※参考動画では塩素系漂白剤を使用すると説明されていますが、
自然環境に配慮する視点から、
酸素系漂白剤や、重曹・クエン酸などを使って衛生的に保つ人もいるようです。
清潔・衛生に気をつけ、環境にも配慮できると良いですね。

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Ⅳ【布マスクっていいなあ】

新型コロナウイルス感染拡大の予防として、
注目されている布マスクですが、

環境問題の観点からも見ても、優れた面があるように思います。 洗濯して何度も使えますので、ごみを減らすことができます。

産業革命以後、大量生産・大量消費が一般的となり、今では使い捨てなどによるプラスチックごみが、世界中に溢れています

そのような中で、
主にポリプロピレンやポリエステルで作られている使い捨てマスクより、 手づくりで繰り返し使えるもの をわたしは選びたいと思いました。

布マスクを自分で作ることができれば、材料も環境に負荷のかからないものを選ぶことができます。


また、化学繊維ではなく、綿などの自然素材で顔を覆うことは、自分にとってもやさしい選択になると思います。


あるSNI クラフト倶楽部メンバーの方の話では、 3歳の息子さんが使い捨てマスクは肌触りが苦手なようで、 付けてもすぐに外してしまう・・・とのこと。

しかし布マスクにしたら、「ガーゼのこれは柔らかくて気持ち良い」と、
長時間、嫌がらずつけられたそうです。

ちなみにこの方は、縫わないマスク(ガーゼを折り曲げて、ゴムをつけたもの)で
息子さんのマスクを作られたそうですが、

人混みの中や 待合室など 気になる場面で、サッと作ってあげることもできてよいとのことでした。

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Ⅴ【 できることからやってみよう】

今回の新型コロナウィルス感染症拡大をきっかけに、「布マスクを作りました」という人をたくさん拝見しました。

作られた方はどなたも楽しそうで、
いきいきとされている雰囲気が印象的でした。

「足りない」ことへ目を向けるのではなく
できることから「やってみよう」と、
生活の中で良い面に目を向けること。


また、「人の役に立てることはないだろうか?」愛を与える行為によって、
誰かと繋がるよろこびが生まれ日々の糧になっていくのだと思います。

「めんどう」と頭で遮らずに、
興味や好奇心を持って「やってみる」ことが、

本当に為になることを見極める力に繋がるのではないでしょうか。

少しでも『布マスクっていいかも』とか『作ってみようかな』と、

布マスクを楽しく生活に取り入れる方の輪
広がっていくといいなと思います

(SNIクラフト倶楽部 松尾富美子)


こちらの記事もおすすめ⇒「手づくり布マスクのススメ

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「そうだ!クラフトしよう」-つくる喜び

増えた在宅時間に

新型コロナウィルスの感染症拡大が影響して 、
学校が休校したり、 会社が出勤制限を掛けるなど、
ご家族が自宅にいる時間が増えたご家庭も多いのではないかと思いますが、
皆さま 、いかがお過ごしでしょうか。

子供達は退屈してきて、

“ちょっとそこまで”

とショッピングモールだとかに安易に刺激を求めて出かけてませんか? 

こんな時こそクラフトで独創性を生かし
表現する喜びを知るチャンスだと感じます。

それはいくつになっても、誰にでも、
気持ちに蓋をしなければ出来るのではないでしょうか。

大人は、豊かな経験から、素晴らしい“クラフト”が出来ると思いますし、

子供達と一緒に、手作りによる自己表現の楽しさを味わう事が出来るのではないでしょうか。

きっと必要な材料も家の中に沢山あります


先日、こんなのをつくってみました


“ 子供達は家で退屈してるんじゃないかなー”

と思っている時に、 ふと、
私が高校生の頃、休み時間に友人と遊んでいた時のことを思い出しました。

「そういえば、面白い飛び方をしたものがあったぞ!!」
そんな昔の経験からアイディアを得て、
子供達の退屈しのぎになる物がつくれたらなぁ~と考えました。


私も高校一年生の娘がいますが、
宿題、課題に追われて毎日机に向かう日々を送っています。

作ったものを見せたときは無反応でした

それもそのはず、この第一印象からは何が何だか分からなかったと思います。


父から娘へ 「これ楽しいよー

これ楽しいよー」 



娘に 一投げしてみると、表情が一変! 

ここから二人でキャッチ段ボール?が始まりました。
娘は 園児だった頃にかえったかのような笑顔で、
こちらが「もうやめようか」と言うまで終わらない程でした。

こんなに喜んでくれるとは思っていませんでしたが、
娘との嬉しい思い出をまた一つ、つくることができました。

全ての経験が生かされるとはこの事ですね。


倫理的な生活は、実践することで発見があります。喜びが湧いてきます。

そして今がそのチャンスです。

思いついたものに対して“こんなの…”なんてと思わないで下さい。

実は多くの方が同じ事を思いついていて、
ほとんどが形に表していないだけかもしれません。

想像するだけなく、それを形にあらわすのはとても楽しいです。
形にすることでワクワク感、喜びが出て来ます。
そして実践するうちに素晴らしい情報にも出会います。


季節を楽しんでクラフトする

春一番が吹くこの時期にも出来る事は沢山あると思います。

今、私の頭の中にあるものは凧作りです。
それぞれで作り上げて持ち寄り、連凧にして願いを込め、
空高く上げたら、楽しそうで考えただけでワクワクします。

さあ、そろそろこんな風に思っていただいてるのではないですか?

「そうだ!クラフトしよう」

(SNIクラフト倶楽部事務局 尾身和洋)

手づくり布マスクのススメ

新型コロナウイルスのニュースが騒がれ始め、
買い占めや転売が相次ぎ、
店頭から使い捨てマスクが消え始めた頃、

SNIクラフト倶楽部では、
Facebookグループで手作りマスクの投稿が目立ち始めました。
混沌とした大量消費の流れに合わせるのではなく
倫理的な生活を実践する機会ととらえて、
洗って繰り返し使える布マスクを自発的に手づくりする人が、
続々と増えてきました。


次第に生地やマスクゴム紐を入手するのが難しくなってきてからも、
自宅にあるハンカチやさらしを使ったり、
不要品から紐部分をとってリメイクしたり、
すてきなアイディアが続々と生まれてきました


布マスクの材料は?

周囲の人たちが布マスクを手作りする様子をきっかけに、
私も材料を揃えるため、迷わず手芸屋さんに行きました。
手芸屋さんには様々な布がありました。

それに対してある日、薬局で気になる話を耳にしました。
「滅菌ガーゼ」が品薄になっているというのです。

こんな記事がシェアされていました。

手作りマスクに滅菌ガーゼ「やめて」 SNSで懸念…メーカーも「必要ないと思う」

滅菌ガーゼとは、傷口の保護等のために無菌状態に保ったガーゼのことで、ウイルスを防ぐ効果はないそうです。

マスクづくり用の布は、ガーゼ生地を2重に重ねてあるダブルガーゼという生地がお勧めです。

市販されている医療用ガーゼは布目も荒いので、マスク作りには向いていません。本来の用途を確かめて、材料を選び、滅菌ガーゼなどは本当に必要な人の手に渡ってほしいですね。


布マスクと不織布マスク

ところで、布マスクを使ってみて、使い捨てマスク(不織布マスク)との違いが気になり調べてみました。

・ガーゼタイプは主に綿織物を重ね合わせたマスク。

・不織布タイプは複数の原料を組み合わせているもので、値段が安く、使い切りを前提にしたものが中心。

参考にしたのはこちらのHPです。
マスクの種類と構造編(参照:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会HP)


個人的には保湿性に優れている布マスクの方が気に入って使っています。

また、なにより洗って繰り返し使えるので、ゴミにもならないのがお気に入りです。


ちなみに布マスクのお手入れ方法は、
・基本的に手洗いがおすすめ

消毒する
(方法例:煮沸消毒、アイロンで消毒など。コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)に弱いことが分かっています。参照:厚生労働省HPより)

・干すときは天日干しがオススメ


どちらのタイプも特徴が違いますから、
目的や用途に合わせて選ぶと良いですね


また、「布マスクって効果があるの?危ない?」という話を聞いたことがあります。
これに対して、SNIクラフト倶楽部の兄弟分である、
SNI自転車部がこんなブログを書いてくれました。

布マスクは意味がないか?


マスクの主な目的は、咳やくしゃみによる飛沫の飛散を防ぐためといわれています。感染症予防には、マスクだけに頼るのではなく、こまめな手洗い、換気などウイルスが好まない環境作りを心がけましょう。

新型コロナウイルス感染症の拡大に対応する際に消費者として御注意いただきたいこと(参照:消費者庁HP)


布マスクを作ってみたくなりませんか?

縫い物はあまりしたことがない、手芸は苦手、という方も、
気軽ににつくることができます。
まずは自分で使う用のマスクを作ってみませんか。

マスク作りの参考にしたサイトはこちら

【無料型紙あり】20分で完成!立体マスクの作り方

昭和生まれのわたし、そういえば、小さい頃は白いガーゼマスクしかありませんでしたが、
今は可愛い柄や、
男性でもオシャレに付けられる柄の布がたくさんありますね。

自分で作ったマスクは愛着がわきます。

外出する機会が減っている今、ご家族と一緒に、お気に入りのマスクづくりを楽しんでみませんか。

SNIクラフト倶楽部事務局のMさん家族
みなさん手作りマスク

(SNIクラフト倶楽部 松田あゆみ)

草木染めってどうやってやるの? -タマネギの皮編-

「草木染めをしてみたい、でもどうやってやるの??」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、初めての方でも簡単にできる、タマネギの皮を使った草木染めの方法を紹介します。

皮は茶色ですが、染めるときれいな明るい黄色になります。

すべて自宅で簡単にできますので、ぜひ試してみてください♪

(ここでご紹介する材料の種類や量、方法は一例です。いろんなやり方があるので、あなたのやりやすい方法で染めてみてくださいね)

【 材 料 】

タマネギの皮・・・
ハンカチ1枚につきタマネギ3~4個分の皮が目安です

 

・・・
1枚。今回はオーガニックコットン(綿)の布を縫ってハンカチにしました。
(綿、麻、絹がおすすめで。)

 

媒染剤(ばいせんざい)・・・
焼ミョウバン 大さじ1
(スーパーのお漬け物作り売り場などで売っています)

 

助剤(じょざい)・・・
豆乳:水=1:1で割ったもの。
ボールの中でハンカチが浸るくらいの量。


【 道 具 】

・・・
1個。ステンレスかホーローの鍋

 

ざる・・・
2個。これもステンレス素材


さいばし・・・
2膳。トングも活躍しました


ボールまたはバケツ・・・
助剤に浸す、染液をこす、媒染液に浸す等に使用


計量カップ・・・
1リットルを計れると便利


たこ糸、麻紐、輪ゴム、ビー玉など・・・
しぼりをする時に使用


ハサミ


【 事前準備 】

1.染める植物を決める

 最初にどんな植物で染めるか決めましょう。

 野菜や果物の皮、花や葉っぱなど、いろんな植物で染まります。

 もし迷ったら、こちらもご参考にどうぞ

 「意外に簡単!自宅でできる草木染めで自然の色使いを楽しもう♪」

 今回は、比較的簡単にできるタマネギの皮を使用しました。

ふだん料理した時にでる皮を溜めておけば、用意しやすいですよね。


2.ハンカチをお湯で煮る、または洗う

 染める布の汚れや油、糊を取って綺麗にします。

 中性洗剤などを使って洗濯する方法もありますが、

 今回は沸騰したお湯で30分ほど煮ました。

 煮た後は絞って干します。

裁断した布を縫って使う場合は、洗うことで布が縮むので、裁断する→煮るor洗う→縫う→助剤に浸す 
の順番が良いです


3.ハンカチを助剤(豆乳液)に浸す

乾いたハンカチを、助剤に浸して染まりやすくします。
 
 染料はタンパク質と反応して、繊維を色づけています。
 繊維が動物性(例:羊毛や絹)なのか植物性(綿や麻)なのかで異なります。
 今回使用する布は綿です。綿は植物性のため、
 人工的にタンパク質を染みこませて、染まりやすくする必要があります。
 
 なお、合成繊維のポリエステル生地などは染まりませんのでご注意です。

染まりやすくするための助剤。
手軽に用意する場合は、牛乳や豆乳などが挙げられますが、
できるだけ環境負荷が少ないよう、今回は豆乳を使用しました。

成分無調整の豆乳と水を1:1の割合で薄めます。
ハンカチがひたひたになるようにします。
何度か菜箸で動かしながら、30分浸します。

その後、手でしっかりと絞り(脱水機を使う場合は約30秒)、日当たりの良いところで乾かします。タンパク質の豆乳や牛乳は腐りやすいので、晴れた日に手早く行うことをおすすめします。

たんぱく処理後、水洗いをするとせっかく浸したタンパク質が落ちてしまいます。また干す際には、しわがあると染めムラの原因になります。しわを伸ばして乾燥させましょう。


【 当 日 】

1.タマネギの皮を煮出して染液をつくる

タマネギの皮と、ひたひたになるくらいの水を鍋に入れ、沸騰後30分煮出します。


2.ハンカチに模様をつける

その間にハンカチに模様をつけます。
たこ糸、麻紐、輪ゴム、ビー玉などで自由にしぼりを入れます。


3.タマネギの皮を取り除く

1で煮出してつくった染液をこして、タマネギの皮を取り除きます。


4.染液にハンカチを入れて煮る

染液にハンカチを入れ、20~30分ほど煮ます。

このとき、染め液が沸騰しないようにするのがポイントです。
染めムラにならないよう、さいばしで時々動かしながら煮ます。


5.媒染液を作る

その間に、媒染液を作ります。
大さじ1の焼ミョウバンを、少量の熱いお湯で溶かします。
焼ミョウバンが溶けたら、
ハンカチが浸るくらいの水(今回は約1リットル)を足します。


6.4で煮たハンカチを水洗いする

 染液で30分ほど煮たハンカチを取り出し、水洗いをします。
 絞る際に、強くねじると、その通りにムラができるので
 両手でやさしく押すようにして水気を切ります。


7.ハンカチを5の媒染液に浸す(30分)

絞ったハンカチを、5.で作った媒染液(ミョウバン液)に20~30分ほど浸けます。時々さいばしで、ユラユラさせながら浸けていると、くすんだ茶色だったハンカチが、じわじわと明るい黄色になっていきます。


8.媒染液に浸したハンカチを水洗い流す

ハンカチにつけたたこ糸や麻紐をはずして、水洗いします。
よく絞って、陰干ししたら完成です。


9.お好みでアイロンをかける

乾燥後、アイロンをかけて整えるのもおすすめです。

草木染めは天然染料ゆえ、色落ち・変色・退色は避けられません。

ですが、用途や洗い方を工夫したり、繰り返し染め重ねしたりなど、
合成染料で染めた既製品にはない楽しみ方があると思います。

そして、草木染めだから味わえる、優しくて柔らかい色あいがあります。

ぜひ、体感・体験してみてください♪

(SNIクラフト倶楽部)

そうじ用具に新しい生命を吹き込む

 

職場にあるシュロのほうきたち
だいぶ年季が入り、毛先が曲がって使いづらくなったほうき。
ここ数週間、だんだんと使われなくなっていき、役目を終えそうな雰囲気がありました。

とうとう、破棄して新しいものに替えようか、という話が出ました。

買い換えを思案していた頃、備品管理を行っている部署の先輩にちょうどお話しをする機会がありました。

「毛先を切ったら、まだまだ使えるわよ~」

と優しく教えてもらい、

「そうか!!!!!!」とハッとするものがありました。

早速教えてもらった通りに
仕事の合間をぬって、外のデッキでハサミを入れていきます。
ちょき、ちょき、ちょき、ちょき・・・。

シュロは固くて、なかなか作業は進みません。

それでも切っているうちに、
なんだか心があたたかくなっていく感覚がしました。

毎週一緒にそうじをする職場の方々への感謝

まだ使えるのに破棄しようとして申し訳ない気持ち、

ほうきに絡みついているホコリや髪の毛さえも、ほうきが私たちの手の代わりとなって働いてくれているんだ、とありがたく感じてくるのでした。

決してまっすぐではないし、短くなってもいい、
そんな思いで整えてみること2日間。

できたー!!

使いやすくなって、まだまだ使えるようになりました。

道具をていねいにメンテナンスし、新しい生命を吹き込む。

シュロの切った毛先の束は、薪ストーブのたき付けで再利用。

大量生産、大量消費の時代ですが、

1人の先輩の言葉をきっかけに、

捨てること無く、むだもでず、新しく買うこともなく、
大切に使うことができました。

そしていちばん喜んでいるのは、
この「気づき」をもらったわたし自身の心なのでした。

(SNIクラフト倶楽部 松尾純子)

SNIクラフト倶楽部・展示コーナーが完成♪

【*SNIクラフト倶楽部の展示コーナー誕生*】

生長の家国際本部では、
生長の家の取り組みや
“森の中のオフィス”の機能などを紹介させていただくため、
希望者をお迎えして見学案内(要予約:代表番号 0551-45-7777)を
おこなっています。

※生長の家“森の中のオフィス”の解説は、このページの下に動画を掲載しております。


見学案内の中では、
低炭素のライフスタイル実践として、
生長の家プロジェクト型組織(PBS)の活動も紹介しています。

そのひとつとして、SNIクラフト倶楽部は、
作品から展示台に至るまで、すべて「手作り」にこだわり、

クラフト倶楽部のメンバーに沢山の協力をいただきながら、
事務局員メンバーとも話し合いを重ね、
時間をかけて展示コーナーを少しずつていねいに作り上げていきました。


【*作品紹介*】

ここに展示してある作品は
『SNIクラフト倶楽部』のメンバーが手づくりしたものです。

クラフトに使う材料も
「自然素材」「自然由来の製品」
使うようにしています。
糸、毛糸、木材、竹材、植物染料などを使用し、
化石燃料由来のものはできるだけ使用していません。(再利用品は除く)

↓ 写真をクリックすると作品の全体が見られます


【*展示台*】

展示台に使用する材料も、
より自然度の高い、環境に負荷の少ないものを選んでいます。

コルクボードは、国産針葉樹の合板に天然コルクシートを貼り付けました。
棚の支柱には、桜の枝を使用しています。


【*こぼれ話*】

展示作品にはランプシェードがあります。
“森の中のオフィス”は全て自然エネルギーですが、
見学の皆様の参考になるように、
あえて個別の発電にし、
小さな太陽光パネルで発電して蓄電池(*1)に貯め、LEDランプを光らせる方法を採用しました。
*1:今回使用の蓄電池 http://sugoibattery.com/

【*おわりに*】

手作りのあたたかみ
自然により近い作品が醸し出す雰囲気からか
この展示コーナー自体、
ゆるやかな空気をまとっていて、やさしい気持ちにしてくれます。

内容は、毎年3月に更新されていく予定です。
その際はまたこちらで報告いたしますので、ぜひ楽しみにされてください♪

(SNIクラフト倶楽部)


生長の家“森の中のオフィス物語”

生長の家“森の中のオフィス” についてはコチラ

草木染めっておもしろい!?

突然ですが、今あなたが着ている洋服は、何色でしょうか。
そして、どのような染料でその洋服を染めているかご存じでしょうか。

今回ピックアップするのは、「草木染め」です。
「自然染め」「天然染め」「植物染め」とも呼ばれています。
自然界にある天然のもの、たとえば花、草、野菜、木の実など、
身近にあるもので布を染めます。
草木を煮出してつくった染液に、天然素材の糸や布などの材料
《コットン(綿)やシルク(絹)、ウール(羊毛)》などを入れて染めるのです。

ちなみに、草木染めという言葉は、比較的新しい言葉で、
名付け親の山崎斌さんは、昭和7年に「草木染」という言葉を一度商標登録しましたが、
「草木染を愛する人に自由に使用してもらいたい」という思いから商標権を放棄された、と言われています。


染色文化の歴史

染色文化の歴史は古く、原始的な手法での染色は、
一説によるとエジプトのピラミッドでは4000年以上も前に、
中国では紀元前3000年頃、ヨーロッパやインドでは紀元前2500年頃から行われていたことが分かっています。
日本では、紀元前1400年頃から植物や貝紫などで染色が行われてきたとされています。


合成染料と天然染料

1856年、約160年前にロンドンにて「合成染料(化学染料)」が世界ではじめて誕生します。
天然染料よりも安価で手軽な合成染料は、世界の染色技術の主流となっていきます。
現在も流通している商品の9割以上が「合成染料染め」になります。
おそらく、みなさんが持っている洋服も、合成染料で染められたものが多いのではないでしょうか。

「合成染料」が普及した背景には以下のような理由があります。

1)染料自体の質を安定して供給できる。
 これによって毎回同じ色が染められるようになりました。

2)安価である
 草木染めは植物を育て、収穫し、煮煎じるなど、とても手間がかかります。収穫や栽培、人件費、光熱費もいれるとそのコストは合成染料の100倍以上とも言われます。

3)長期保存ができる
 合成染料にも保存期限が有りますが、たいていは2-3年程保存ができます。草木染めの場合、鮮やかな色を染めようとすると採取してすぐに使わなければならないということもあります。また、草木染めは季節によって染められる色も限られてきます。

こういった点から、合成染料が世界で主流となりました。
しかしこれは、あくまでも製作者目線においての「良いこと」です。
安い値段で、同じ色をいつでも染められるので、大量生産に向いているということです。


一方で、「草木染め」の良いところも考えてみます。

1)安全性が高い
化学染料の中には危険なものもあります。
過去に使われていた化学染料で現在は使用を禁止されているものもたくさんあります。
その点、草木染めは自然界の物を使って染めるため、安全です。

2)環境に優しい
染色には水をたくさん使い、染色後に排水します。
合成染料の染織排水は環境汚染の原因となります。
草木染めは植物を煮煎じた物を使うので、熱湯のまま川に流すなどをしなければ環境を傷つけてしまうことはまずありません。

3)複雑な色合いが出せる
人工的に作られる分、安定した色が出る合成染料。
そのため、グラデーションなど微妙なニュアンスの色合いを出す場合、数種類の染料を調合する必要があります。

一方の草木染めは、もともと染料の中に様々な色素が混ざっているため、淡いグラデーションや色をいくつも重ねたような風合いなど、複雑な表現ができるのです。


手仕事の楽しさを知って、買い物を考える。

私たちSNIクラフト倶楽部では、
自然からもらった環境に優しい素材を使って、
少しめんどくさいと思うことも丁寧にクラフトすることを大切にしています。

わたし(松尾)はこの草木染めに初めて挑戦したことで、
手仕事の尊さと、楽しさを再確認することができました。

すべて自分で染めた服や布でなければいけない、ということではなく、
安く、大量に購入した衣服が、どんなプロセスで染めて造られ、
販売されているかを、前よりも知ることができ、
考えて衣服を買うきっかけもになったと思います。

今回タマネギの染液で染めたハンカチ。模様ひとつひとつが違って愛着がわきます

草木染めが楽しいとわかったので、
次はどんな植物や野菜などで染めてみようか、ひとつ楽しみが増えたのでした。

(SNIクラフト倶楽部 松尾純子)