単身赴任の田舎暮らしが嫌になっています

家族の悩み


単身赴任の田舎暮らしが嫌になっています

妻と9歳、7歳の子どもをおいて単身赴任を余儀なくされています。何をするにも便利なところにいたため、買い物、遊び、食事、コンビニ、どこに行くにも車で何十分も走らなければならない今の生活がイヤでたまりません。妻に打ち明けると、「自然が豊かでいいじゃない。家族のために頑張って」と言うばかり。単身赴任の期間は3年ですが、それまでどうやって暮らしたらいいか頭を痛めています。(45歳、男性)


回答者:山本一信(生長の家本部講師)

 


自然や人との距離を縮め、田舎暮らしを楽しみましょう

ご家族と離れての単身赴任。大変なことと拝察します。ただ、その期間を嫌々過ごしてしまうことは少し残念ですね。単身だからこそできることもたくさんあるはずです。ぜひこの機会に、田舎暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。

かくいう私も現在、宮崎県で単身赴任中です。そのため、炊事、洗濯、掃除を自分で行い、お昼のお弁当も作って職場に持参しています。食材選びはできる限り県内産のものを選ぶようにしており、初めて見る野菜や魚のレシピを調べて料理し、いただくのも楽しみの一つです。

自然が豊かな土地にお住まいとのことですので、ぜひ自然と親しむ機会をつくることをお勧めします。先日、私は近くの公園に出かけ、花を見てきました。小雨交じりの天気でしたが、広々とした敷地に広がる芝生と色とりどりの花を見ているだけで、心が和みました。

また、地域で行われるイベントに足を運ぶことをお勧めします。特に古くから続いているお祭りなどに行くと、その地域ならではの伝統や文化を感じられるからです。

先日、江戸時代からその地域で続いているというお祭りを見学しました。お祭りが終わってから地元の方に声をかけると、「ここは田舎で何もないけど、自然豊かで良いところだよ」とニコニコしながら話していました。ささやかな交流ですが、とても心が温まりました。

最後に、「自然が豊かでいいじゃない。家族のために頑張って」という奥様の言葉を素直に受け取ることも、大切な愛情表現だと思います。自然との距離、田舎で暮らす人との距離を、これまでより少し縮めてみてはいかがでしょうか。きっと新たな喜びや発見があるはずです。それによって、家族の絆もより深まるものと思います。



関連する相談

月刊誌のご紹介

なんでも相談Q&Aは、月刊誌『いのちの環』『白鳩』『日時計24』に掲載された内容になります。
この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。