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シンポジウム「「結び合う」生き方を進め、地域・社会に貢献しよう!」

(パネラーによる活動事例発表)

・肉食を減らすことを生徒に伝えて ~子どもたちの良心に呼びかける~

 青森県 小田川浩三

 

環境教育として“肉食を減らすこと”を生徒に伝えました。

その反応について発表させていただきます。

 

入信の切っ掛けは、高校生のときにノイローゼになり、

母のすすめで高校生練成会に参加したことです。

昭和50年に大学を卒業して、生長の家本部に勤務しました。

その後、教員になるために、昭和57年に退職して故郷の青森県に戻り、

30歳の時に高校の教員として再出発しました。

昨年、ブラジルにおける「世界平和のための生長の家国際(※1)教修会」での、

総裁・谷口雅宣先生のご講話(ブログ「唐松模様」)の

「なぜ肉食から遠ざかるべきか?」に大変感動しました。

 

(※1)教修会:総裁先生ご夫妻ご指導による、生長の家本部講師・本部講師補などを対象とした研修会

私はご文章を拝読し、大変申し訳ないという気持ちで一杯になり、

総裁先生のご心痛を思いました。

なんとしても肉食を削減しようとされる先生の強い思いに、

貧しい国の人々の飢餓救済に愛を注がれる人類愛に、

すべての生物・鉱物を慈しまれる生き方に心から感動するものです。

この感動と肉食の問題点を、生徒に是非伝えなければならないと思い立ちました。

 

昨年10月、3年生34人に授業で、肉食の抱える問題点について話をしました。

プリントをつくり、「世界の食肉生産量」、動物の「飼料効率」の図を説明しました。

 

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動物愛護の問題から、飢餓救済、地球環境保全について、

生徒に問題意識を持ってもらいたいと思い、

とくに子供たちの良心に呼びかけるような気持ちで話したのです。

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ただし、今すぐ実行できなくても時間をかけて、少しずつ変えていくことを説明しました。

生徒の反応がありました。

はじめはビックリした様子でしたが、静かに聞いてくれました。

少し表情が厳しくなったので、

明るい面の動物愛護運動や菜食主義運動が伸びていることを加えたのです。

 

放課後、良い反応を聞きました。

共感してくれる生徒もいて、私も嬉しくなりとても感動しました。

「肉食はよくないことを、生徒は魂的に解っている!」という感じがしたのです。

私の直観です。

“肉食を減らすこと”の重要な意義について、

生徒の心に種をまいておくことができたと思います。

12月の定期考査にも出題しました。

問8 環境保全技術について、( )の中に下の語群から適語を入れよ。

  ①環境省は太陽光や風力などの(                     )から得られた    

   (       )を使って(        )を作り、

   (             )などの燃料として利用するモデル事業を始める方針を固めた。

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事前に指導しておいたので、みんな良くできました。

環境に関する問題は、毎回出しますが、人気のある問題です。

点数が取れるからです。

冬休みが明けて、「電子機械応用」の授業で生長の家の真理・環境について、

さらに話をしました。

その他、今年度の課題研究という授業で、蓄電池の研究を含め、

ソーラー充電器とソーラーカー、電気四輪カートを製作しました。

 

3月1日、その生徒たちも卒業していきました。

彼らはもう学校に来ないので、3月4日、5日、5人の生徒に、

私が“肉食を減らすこと”を話したことについて、電話で感想を聞いてみました。

今日のパネラーのお役が与えられたからです。電話をかけるのには勇気が必要でした。

もし期待と異なる感想であったらどうしようと・・・。

「正直な感想を聞かしてほしい・・・・」とお願いして、受話器の向こうに集中しました。

 

生徒は、それぞれ感想を述べてくれたのです。ホッとする内容でした。

 

 

(質問)

生徒の感想は、どのような内容でしたか?

 

S君・・・

「先生が言う肉食の問題点は、知識としては理解できるが、

生態系に影響を与えるほどの取りすぎはよくないが、ある程度は食べてもよいと思う

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KY君・・・

「意味はわかる。しかし、肉を食べないというのは難しい。

肉の量を少し減らして、野菜や魚を増やしていく努力はしていきたい

27研鑽会/青森・小田川浩三氏/シンポジウム_270423 - コピー02

 

この生徒に2月ごろ、パソコン作業を手伝ってくれたときに

パンをご馳走してあげたことがあります。

そのとき、彼は肉のサンドでなくエビのサンドを選んだのです。

KY君に聞いたら、意識してそうしたとのこと。

 

OK君・・・

「これからは、肉を減らして野菜や魚を多くしていくことは、必要なことと思う。

すぐ肉をやめることはできないが、

自分でも生活の中で、少しずつ努力していきたい

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T君・・・

「先生が言う内容はわかる。でも野菜は苦手です。毎日肉を食べていた。

地球のこと、貧しい国の人々のこと、自分の健康を考えると、

 少しずつ肉を減らして野菜・魚にしようと考えている

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OT君・・・

「理解はできる。肉だけだと体によくないし、問題点もある。

鯖の味噌煮が大好物です。肉だけでなく、魚・野菜を混ぜてやっていきたい

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卒業式を終えてからの生徒の言葉なので、

評価も気にしないで、正直に思うままに述べてくれたと思います。

かつて、廊下で友達と話していたKM君の会話を思い出します。

「おれは、肉がなければ生きていけないよ・・・」

友達同士の会話なので、少し誇張もあると思いますが・・・。

今回、生徒への指導を通して思ったことは、

真理は必ず通じるということ、またていねいに話せば解ってもらえるということです。

生徒は自分の食生活を少しずつ変えていこうと、

意識が変わったことを大変嬉しく思います。

このような前向きな生徒の答えが返ってきたのは、自画自讃になりますが、

生長の家の教育・日時計主義の教育実践をさせていただいたからであると思います。

つまり、教える方と教わる方との「結び合う」生き方を

実践させていただいたお陰であると考えます。

生長の家のみ教えに、改めて感謝申し上げます。

肉食削減から動物愛護、飢餓救済、地球環境保全・・・の取り組みは、

これから大きく伸びるという、明るい希望が与えられました。

とても嬉しく、感動した生徒の言葉でした。

(平成27年度の「相愛会・栄える会合同全国幹部研鑽会」のシンポジウムのパネラーによる発表、2015.04.28)


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