最高のパフォーマンスの引き出し方とは?,相愛会総轄実行委員長のメッセージ
相愛会総轄実行委員長
澤田 伸史
昨年、北杜市に越した我が家では、今年から小さな家庭菜園を始め、
きゅうり、ピーマンなど、少しずつではありますが、収穫ができるようになりました。
家庭菜園を始め、土壌改良からはじまり、
堆肥、水やり、はげましの言葉がけなど、
野菜の苗に家族で愛情を注いで育てる過程が楽しく、
そして収穫する野菜は、味はもちろん、
それ以上に収穫の喜びがひとしおで、
神の愛と自然の力にただ感謝せずにはおられません。
さて、私たちが人生を歩む上で、
何かしら志を立てるということはまことに大切なことであります。
そしてその志はやはり大きく立てるべきだと思います。
もちろん「全く現実離れした夢のような」という意味ではなく、
“棒ほど願って針ほど叶う”という諺もありますが、
志を大きく持ち、高い目標をかかげてこそ、
事が叶っていくのであって、
はじめから志を小さくし、目標を低く設定すると、
叶うものも叶わなくなってしまいます。
私たちの活動も、一つの大きな志を立て、
その達成を目指して歩むところの「過程」をもっと楽しみ、
さらに達成の喜びを多くの人たちと共有できるところに、
この人類光明化運動・国際平和信仰運動の醍醐味があるのではないでしょうか。
大聖師・谷口雅春先生は、御著書『新版 希望を叶える365章』の中で、
「希望を実現する三つの肥料」と題して、次のようにご教示くださっております。
「希望を実現するためには、“希望の樹”に肥料を与えなければならないのである。
その肥料には三種類ある。
霊的肥料と、精神的肥料と、物質的肥料とである。
すべて与えた程度に報い返されるのが法則である。
肥料を“希望の樹”に与えないでいて、
その“希望の樹”が大なる成功の果を結ぶと考えてはならないのである。
霊的肥料を与えるには神想観をして、
実相無限の供給を観じて、観の中で、
その仕事を“無限供給の霊”の中に包んでしまうがよい。
すると実相“無限の供給の世界”からその事業が育てられ、
その事業を育てるに必要な人材や資料や要素が自然に集って来ることになるのである。
次に精神的肥料は愛と智慧とをその仕事及びその仕事の協力者及び従業員に注ぐことである。
愛がその仕事に注がれず、また仕事をしてくれる人に愛を注がないでいたら、
その事業を育成するために必要な主要な精神的肥料が与えられないことになるのである。」
(同書45~46頁)
このように志を立て、希望実現に向かって「三つの肥料」を存分に施し、
それぞれの希望の樹を育て、その達成を目指して楽しく歩んでまいりましょう。