イクメン・パパの奮闘記!,子どもには無限の可能性がある!,楽しい子育て,生長の家本部講師

絵手紙を通して感謝を伝える(2)/山本一信

2015年6月20日  

 

 山本 一信(本部講師)

 

子供の幸せを願わない親はいないと思います。

私も父親として子供の幸せを日々祈っています。

しかし、今回の件を通して、祈りを具体的な行動に現すことが少し欠けていたと反省しました。

それはつまり、相手の喜ぶ姿を思い描きつつ、感謝のコトバを伝えるということです。

生長の家総裁・谷口雅宣先生は、ご著書『日時計主義とは何か?』において、

マーティン・セリグマン博士という心理学者の研究結果を紹介される中で、

感謝を伝えることが幸福感を最大にするとして、次のようにお示しくださっています。

 《「私はこういうときに、あなたからこういう言葉を頂いて、

 あるいはこういうことをしてもらって、それがこんなに役に立って、

 今はこんなに幸福に暮らしています」というような内容の手紙を書く。

 そして、その手紙を持って本人を訪ねて、本人の前で手紙を朗読するというのです。

 この「gratitude visit」を行うと、その後1 ヵ月は幸福感が持続する(笑い)のだそうです。

 (『日時計主義とは何か?』、105~106頁)》

実は子供たちからは、父の日や私の誕生日など折に触れ、

「ありがとう」と書いた手紙や絵などをもらっていました。

しかし、その返事はというと恥ずかしながら、コトバだけですませていました。

 

今回、絵手紙に子供たちへの感謝の気持ちと反省を込めて「大好きよ」と書きました。

「絵手紙を描く」ということで、

それまで以上に自分自身が感謝の気持ちに満たされているのが実感できました。

また、子供たちも同じような気持ちで手紙を書いてくれていたのかと思うと

感慨もひとしおでした。

さて現在、生長の家では“技能や芸術的感覚を生かした誌友会”の開催に力を入れています。

生長の家総裁・谷口雅宣先生は、ご著書『自然と芸術について』の中で、

この“技能や芸術的感覚を生かした誌友会”について次のように説明されています。

《この誌友会は、開催者の技能や芸術的感覚を生かし、

 真理を生活に活かす具体的な実践を盛り込んだものだ。

 ここで言う「技能や芸術的感覚」とは、少し努力すれば、

 誰でもある程度の表現が可能となるもので、

 例えば、料理、写経、絵手紙、書、俳句、短歌、写真、動画、植樹・植林、

 エコ生活の工夫、パソコン(インターネット)などを指す。

 誌友会を開催する人が、こういう分野の“技能や芸術的感覚を生かした誌友会”や

 芸術的感覚をもっていた場合、それらの実践を通して真理を生活に活かすことを

 ここで学ぶのである。

 (谷口雅宣先生著『自然と芸術について』、10頁)》

上記に掲げてある項目の中から、

私は「絵手紙」を始めてみようと思い、絵手紙セットを買いました。

しかし、実際にはなかなか一歩が踏み出せずにいました。

しかし、その一歩を踏み出してみると、子供への感謝や喜びが湧いてきたのです。

 

総裁・谷口雅宣先生は、次のようなご文章をお書きくださっています。

《「下手な字」でもいいから、書くべき時にはていねいに書き、

 「下手な絵」でもいいから、描きたい時には大いに遊んで、

 自己表現の幅を広げてみてはいかがだろうか。

 (機関誌『生長の家相愛会』、平成21年8月号、11頁)》



 夏休み期間中の今、子供たちへ感謝の絵手紙を書いてみてはいかがでしょうか。

きっと思い出深い夏休みになると思います。

 

(生長の家相愛会「父親教室」HPの「今月の講義」、2009.08)


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