澤田 伸史,相愛会総轄実行委員長のメッセージ

太陽の恩を知り、毎日の生活に計画性をあらしめよ/澤田伸史

2015年8月7日  

太陽の恩を知り、毎日の生活に計画性をあらしめよ
相愛会総轄実行委員会
委員長 澤田伸史

こんな話があります。

ある農家の男が、朝早く起きて、その日は畑を耕そうと
していた。
ところが、トラクターの燃料が切れていたのを思い出し、
近くまで買いに行った。

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途中で、豚にエサをやっていないことを思いだし、納屋
にエサを取りに行ったところ、ジャガイモが芽を出して
いるのを見つけ、「これはいけない」と思い、ジャガイ
モの芽を取っているうちに、暖炉の薪がなくなっている
ことを思い出し、薪小屋へ足を運んだ。

薪をもって家へ向かっていると、ニワトリの様子が変な
のに気がついた。
どうも、病気にかかったらしい。
とりあえず、応急処置をほどこして、薪を持って家にた
どりついた頃には、日がドップリと暮れかかっていた。

農家の男は、「やれやれ、何とせわしい一日であった」
と思い、床に入ってから、あることに気がついた。
「一番大切な畑を耕すことができなかった」ことに気が
ついた。

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この話のように、何をやるのか、どれから先にやるのか
を、しっかりと計画を立ててからやらないと、一番大切
なことを忘れてしまうことがあります。

大聖師・谷口雅春先生は、「毎日の生活に計画性をあら
しめよ」と題して、次のようにご教示下さっております。

<<生活の合理化は、時間を節約させ、煩労(はんろう)
を少くし、仕事とレクリエーションの時間を造り出し、
生活を愉(たの)しくするものである。併し、とつお
いつ考へるのに時間をつぶすよりも、片っぱしから著々
(ちゃくちゃく)と実践して行く方が仕事がはかどる。
しかし段取り、物の置き場、順序、秩序などといふもの
が適当でないと時間をつぶすばかりである。(中略)
太陽のさし昇る前に起床せよ。太陽は生命の根元である。
物質的にいっても、吾々の利用し得るエネルギーの根元
は、石炭にせよ、石油にせよ、米麦にせよ、野菜にせよ、
悉く太陽のエネルギーが姿を変えてあらわれているもの
である。更に霊的にいへば太陽は生きている。太陽の生
命に吾々は生かされているのである。太陽がさし昇って
生命を吾々に興(あた)へようとしているのに、吾々が
それよりもおそく起き出でることは太陽の恩を知らざる
ものである。健康になり、繁栄したいと思ふものは、太
陽より早く又は太陽と共に起きて、静かに坐って神想観
し、神の声をきき、その神の声の導きに従ってその日の
生活を送るがよい。(後略)>>
(谷口雅春先生著『幸福をひらく鍵』151頁)

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このように、太陽の恩を知り、太陽より早く、または太
陽と共に起床し、神想観し、神の声をきき、その神の声
の導きに従って、計画的にその日の生活を送ってまいり
ましょう。

(2015.08.07、相愛会総轄実行委員長 澤田伸史)


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