相愛会・栄える会推進課の室井誠司です。
一人娘が先月12月で6歳になりました。
娘には何でも欲しい物を買い与えずに、一年に一度の誕生日に最も欲しいものをプレゼントするようにしています。
今回の誕生日に「ぽっぽちゃん」という知育人形をプレゼントしたところ、娘は大喜びしてくれました。
ところが、翌朝の娘の様子は、前日とは全く違っていました。
人形と一緒に同梱されていた“商品カタログ”を見ているうちに、「カタログに載っている別の人形の方が良かった・・・」と思うようになり、前日に念願のプレゼントをもらったときの喜びは消え失せてしまったようなのです。
私は「喜びに言語の再現力を応用する」という日時計主義の言葉を思い出し、前日の誕生日パーティーの録画ビデオを娘に見せることにしました。
すると、娘は食い入るようにビデオを見ている内に、ポロポロと大粒の涙を流してしまいました。
そのビデオには、私たち夫婦が自分たちのもとに娘が生まれてきてくれたことを心から祝福している姿が映っていたのだと思います。
きっとプレゼントをくれた親の愛を感じてくれたことでしょう。
それ以来、娘は「ぽっぽちゃん」人形を妹のように可愛がり、「あっちの人形の方がよい」などということは一切言わなくなりました。
以上のような娘への誕生日プレゼントの出来事から、私は次の2つのことを学びました。
(1)不足の念(おもい)は、「喜び」や「感謝」の念によって消えてしまうこと
(2)日時計主義の生き方で、すべての人・物・事の奥にある「神の愛」や“ムスビ”の働きに気がつくと、心が豊かになって、幸福感が増大すること
今年も日時計主義と“ムスビ”の働きの生活実践を通して、地域の方々に生長の家のみ教えを伝えてまいりたいと思います。
<アクション>
『日時計日記』に、家族や友人、同僚の名前と長所を書き出してみましょう。
そして、日々の神想観の中で、その人たちと自分とが「神において一体である」という実相を、心の中でイメージし(念じ)ましょう。
(2016/01/15、相愛会・栄える会推進課 室井誠司)
★★★「真理の言葉」★★★
まず、子供たちに一番近い親世代の人間が、人生と社会の「真実なるもの」「善なるもの」「美しいもの」を認め、讃美することから始めるべきである。親が人生に喜びを見出さずに、子が幸福を感じることなどできるはずがない。
(『日時計主義とは何か?』4頁)
子どもは親の生き方を良く見ています。
親が率先して「日時計主義の生き方」を実践しましょう!
自然と子どもにも伝わることでしょう。