相愛会・栄える会推進課の渡邉真紀です。
先日、辻井伸行さんのピアノコンサートに行ってきました。
辻井さんは、今や国際的に活躍するピアニストとしてメディアでも多く取り上げられていますので、ご存じの方も多いかと思いますが、生まれた時から目が見えません。
しかし、小さな頃から音楽が大好きで、なんと生後8カ月からピアノを弾き始めたそうです。
それから27年、ピアノを弾くこと、ひと筋に生きてこられたそうです。
コンサートはショパンの難解な曲からスタートし、演奏の途中、音がとんだり、素人の私が聴いても「あれっ、こんな旋律だったっけ?」と思うような場面が何回かありました。
しかし、聴いているうちに、辻井さんが目指しているのは「楽譜どおりのパーフェストな演奏」というよりも、「ピアノを弾くことを楽しむこと」なんだということが伝わってきました。
ピアノを弾くときの辻井さんの楽しそうな表情や雰囲気、ピアノの音色にも「ピアノを弾くことが大好きで楽しい!」という思いが乗っているようで、音がキラキラ輝いているように感じました。
2時間のコンサートはあっという間に終了し、最後はスタンディングオベーション、感動のあまり涙する人もたくさんいて、日本のクラッシックのコンサートではあまり見たことのないような光景がそこには広がっていました。
そのような光景に驚くとともに、子どものように大好きなことをただ楽しんでいる辻井さんの音楽は多くの人々を魅了し、感動を与えてやまないんだなと思いました。
私もひと時ではありましたが、ピアノを弾くために生まれてきたような辻井さんの音楽、またその輝きにふれ、天命を生き切きることの素晴らしさを教えていただきました。
(2016.02.26、相愛会・栄える会推進課 渡邉真紀)
<アクション>
自分が得意なことや長所などを書き出してみましょう。
そして、それをコトバで表現していきましょう。
心で認め、コトバで表現することで、自分だけが持っている素晴らしい個性や天分などがどんどん開花していくことでしょう。
★★★「真理の言葉」★★★
全てがお互いに助け合い、与え合い、補い合っているこの神秘なめぐり合いに、心から感謝しよう。すると限りないいのちの悦びが、新しい緑の枝や葉の一枚一枚から伝わって来る。その感動が強ければ強い程、人の心も悦びにふくらみ、幸せとなるのである。
(『伸びゆく日々の言葉』217頁)
全ての存在が神において一体であり、お互いに助け合い、与え合い、補い合っています。
特に自然界は「結び合いの姿」で満ち溢れています。
私たち人間は自然界の「結び合う生き方」から学び、日々の生活でそのような生き方を表していくことは、人生を豊かなものにします。