相愛会総轄実行委員長のメッセージ,真理の言葉

「心を引き立てること」/相愛会総轄実行委員会委員長 澤田 伸史

2016年6月17日  

「心を引き立てること」
相愛会総轄実行委員会
委員長 澤田 伸史

私たちは、「この世の中はコトバ(身・口・意)で出来ている」と教えられている通り、せっかくご縁をいただき生長の家の真理、光明思想にふれても、それを実際に実行しなければ本当に価値ある生き方とは言えません。信仰は「知・信・行」の繰り返しであり、真理を知り、そして信じ、さらに「行」、つまり信仰を生活に実践していくことが、私たち自身の心を引き立てて生活することとなり、生活を調和させ、豊かな幸福生活を顕現していくためにとても重要なことであります。
 大聖師・谷口雅春先生は御著書『青年の書』において「心を引き立てる」ためのコトバの行の大切さを次ぎのようにご教示くださっております。

 ときどき、人間の心の中に黒雲が翳(かざ)すときがある。 それは日時計主義を忘れたときだ。(中略) 自分が暗くなり、心を引き立てることを忘れていながら、そして不幸が来たからとて光明思想が悪いのではない。光明思想は実行しなければならぬ。
 行じないでは、神は実現せぬ。 心を引き立てることを毎朝の行事にしなければならぬ。
 生長の家にはいった当座は「心を引き立てる」ことを感激を以(もっ)て行じたけれども、いつのまにか「心を引き立てる」ことを忘れてしまった人も多勢ある。沈滞すれば黴(かび)が生える。 毎日「幸福だ」「ありがたい」「嬉しい」「本当にこれでよくなるぞ」などという語(ことば)を出すようにしなければ、どこに生長の家にはいった値打があるか。一回でもこういう言葉を出した日は幸福だが、一回でもこういう言葉を出す機会のなかった人は、もうその人の生命が陳(ふる)びかけ、信仰が退転しかけている。 自分自身かえりみて、「今日はどうだったか」と考えてみよ。
谷口雅春先生著『青年の書』213頁~

 私たちは、信仰が退転することなく、常に毎日「幸福だ」「ありがたい」「嬉しい」「本当にこれでよくなるぞ」というコトバと「行」の実践により、常に心を引き立て生活してまいりましょう。

(2016.06.03 相愛会総轄実行委員長 澤田伸史)

★★★「真理の言葉」★★★

波に映った月の姿がくだけていようとも、天空の円月が儼として存在することを否定するのは愚かなことである。私たちの「心」は一種の「波」である。心の「波」静かなるときには実相円満の風光がそのまま現象として映るけれども、心の「波」が荒れて居るときには支離滅裂なる姿があらわれるのである。
(『新版 栄える生活365章』306頁)

 日常の生活や職場に於いて私たちは色々な思いをおこし、「心の波」を乱すこともありますが、日々『日時計日記』をつけて、“天空の円月”が存在することを私たちの心に印象つけましょう。


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