澤田 伸史,相愛会総轄実行委員長のメッセージ

「若々しさの秘訣」/相愛会総轄実行委員会委員長 澤田 伸史

2016年10月11日  

「若々しさの秘訣」
相愛会総轄実行委員会
委員長 澤田 伸史

 去る七月逝去された、放送作家 永 六輔さんは、日本の歌謡曲・放送業界に多大な影響を与えただけではなく、数多くの名言も残されております。そのひとつに、「人間、今が一番若いんだよ。明日より今日の方が若いんだから。いつだって、その人にとって今が一番若いんだよ」という言葉があります。よく、「もうこんなに歳をとってしまった!」と嘆く方もおられますが、解釈のしようですね。今が1番若いと解釈して意識したほうが行動の範囲が広がり、日々の生活もさらに充実しそうです。
 さて、その若々しさは、なんといっても「姿勢」だといいます。歩くとき、立っているとき、普段から腰骨を立て、背筋を伸ばしているだけで若々しく見えるそうです。それから文化に触れること、例えば映画を観る、美術館に行く、お芝居を観る、俳句や短歌を楽しむ、読書をする、小物を作る等々、日頃から文化的なものに触れている人はいくつになっても若々しいオーラがあります。別に「若さ」に価値があり、「老い」は価値が無いと言っているのではなく、「若々しさ」はその人の人間的魅力になり得るということです。
大聖師・谷口雅春先生は、御著書『新版 真理』第8巻 81頁に「中年又は老年の人々は時々考える。自分が若(も)しもう一度青年時代を通過し得るならば、もっと一所懸命勉強するであろうし、もっと本真剣(ほんしんけん)に正しく清く生きて見たいものである、と。しかし彼らの多くは何故、今始めないのであるか。常に時は「今」である。今度の正月が来たら新しい生活を送って見ようと決意した人のうちで、本当に正月が来て「新しい生活」を始め得た人が幾人(いくにん)あるであろうか。今気がついたら、「今」善き生活を始めるべきである。一つ聴いたら「今」一つ実行すべきだ。」とお説きくださっております。
生長の家の信徒の中にも、若々しく、人間的魅力を備えた方がたくさんいらっしゃいます。それは、「人間神の子」の自覚のもと、善き生活の実践と、「今」に最善を尽くす生き方、この実践の積み重ねが、若々しさを保ち、人間的魅力を備える秘訣なのではないでしょうか。

★★★「真理の言葉」★★★

えらい人は、どことなく人をひきつける力をもっているのです。人をひきつけて、理屈なしに、人をひきずってゆく力をもっており、そのために、よい友だちや、よい協力者が出来てきて、その人の仕事はいよいよますます大きくなってゆくのであります。そういう力はどうしたら出来るかというと、いつも感謝し、よろこんでいる人に出来るのです。だからみなさん、つねに感謝し、よろこぼうではありませんか。
(『新版 生活読本』115頁)

私たちの周囲は神様から与えられた様々な“恵み”ですでに満ちあふれています。
すべてのものに微笑みかけるような明るく喜び一杯の表情で、何事にも感謝の気持ちで相対する生き方を心がけましょう。
すると、素晴らしい協力者が得られるなど、人生がますます光り輝くものとなっていくことでしょう。


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