美容整形をしても、自分に自信が持てません
目元や鼻などの美容整形を若い頃から始めて十年が経ちます。見た目が綺麗な方が何かと得をすることが多いので、なかなか止められずにこの年まで続けてしまいました。しかしある日、見た目ばかり取り繕って中身がまるでないことに気づきました。見た目のコンプレックスは解消しましたが、自分に自信が持てません。(A子・35歳)
回答者:源明子(生長の家本部講師補)
「いつも、いつまでも美しくありたい」と女性なら誰もが思うものですね。容貌の美しさもありますが、内面からの美しさが重要だと気づいているあなたは、すばらしいと思いました。
生長の家では、「人間は皆神の子で、無限の可能性を持っている」と説いています。困難と思われることが現れてもあきらめず、自己に宿る無限の可能性を信じて、向上心を持って向き合うことが大切です。
私の友人は四十代の若さで脳梗塞を患い、後遺症で半身に麻痺が残り、歩行や話の内容を理解することはできても、スムーズに話したり書いたりすること等が困難になりました。
しかし彼女は逆境に屈することなく、一年後には職場復帰し、八年たった今も根気よくリハビリを続けていて、文字が書けるようになり、一人で電車に乗って外出したり、車の運転もできるようになりました。最近では、自らの運転でフードバンクのボランティアにも参加しています。
私は黙々と努力を重ねる彼女を、ずっと側で見てきました。元々美しい人でしたが、多少身体に不自由さが残っていたとしても、以前より何十倍も美しく輝いています。私は彼女を尊敬し、誇りに思っています。
『新版 女性の幸福365章』には次のように説かれています。「生命はそれ自身のうちに『内在の美』を備えており、如何なる目的であろうとも、生命が働くとき、其処に『美』が発現するのである」(141ページ)
自己限定せず、自分らしさや自分の可能性を信じ、それを引き出そうと努力しているとき、無限力で何かをやり遂げたとき、生命が躍動し、喜びがあふれ、本当の美しさが内面からにじみ出てきます。ぜひ無限の可能性を信じて、あなた自身が成長できる何かに挑戦してみて下さい。それがあなたの喜びや生きがい、自信となり、より豊かな人生が展開されるでしょう。
今後ますます美しい人生を送られますことを、心よりお祈りしています。