第44回生光展ウェブサイト版 絵画・彫刻部門

第44回生光展ウェブサイト版

絵画・彫刻部門

手工芸品部 / 第44回生光展ウェブサイト版&展示のご案内

一覧の画像はサムネイルです。写真をクリックすると詳細をご覧いただけます
※作者名はペンネームを含みます




最優秀賞

鳥たちの囀(さえず)(さえず)る声響きたり
藤原 清隆(兵庫)

趣旨やテーマに対する制作の意図
山梨県大泉町の森で出合った光景です。「或る日天使/虚空の水晶宮より出でて/ 緑の森へ降り立ち給う。」(『大自然讃歌』)という御文章が浮かんできました。天の使いが降り立った緑の森には光の帯が木々のあいだから差し込み、幼木や草花が息吹いていく生命共存の場所であるよろこびの雰囲気、荘厳な感動を表現したいと思いました。

優秀賞

 微笑(ほほえみ)
河野 彰子(山梨)

趣旨やテーマに対する制作の意図
私の日々の生活の中で出逢ったもの
「古い廃寺にひっそりとたたずむ石仏」
「庭に咲いた花」
その中に宿る命の輝きを描きたいと祈りながら制作しました。

優秀賞

雨だれ石を
登坂 太一(埼玉)

趣旨やテーマに対する制作の意図
環境に人にやさしい、クサカベの水彩絵の具で、表現しました。
人間智を越えた大自然の姿、情景、循環、摂理を新しい美意識表現で取り組んでみました。雨だれの音は原始原生林神秘秘境世界へと私の心をいざなってやみません。

優秀賞

「赤いバラと白いコップ」
布井 登茂子(東京

趣旨やテーマに対する制作の意図
せないバラが美しかったので、白いコップに添えて描いてみました。

奨励賞

「齊藤 健一」
齊藤 健一(長野)

趣旨やテーマに対する制作の意図
私の地元伊那市(み)(ぶ)の険しい岩壁の上に立てられた不動明王立像は三峰川を見つめるように立てられています。この立像は三峰川の洪水氾濫を鎮める願いを込めて立てられたものです。
三峰川の四季を見つめつつ災害から人々を守って鎮座している不動明王像を描いてみました。

奨励賞

「いのちの息吹」
大野 えり(埼玉)

趣旨やテーマに対する制作の意図
幼い頃あなたが植えた枇杷の種は大きな木になって甘い実をつけて楽しませてくれています。高い所の実は鳥たちが、地面に落ちた実は虫たちが食べて、木の根元には小さな枇杷の木が伸びよう伸びようとしています。鳥が届けてくれた果実は、神さまからのお手紙。神様ありがとうございます。
低炭素で表現した点・・・デジタルイラスト 

奨励賞

花の記憶
TAMIKO N.(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
時折漂う花の香り。遠く若き日の記憶がよみがえる。甘くもあり辛くもあり。花は暮らしと共にあり、心を和ませてくれる。庭にも街路にも野山にも、四季折々に花が咲く。自然と共に心豊かな日々を送れることに感謝する。天然素材、一部水溶性画材を使用。

奨励賞

善財童子の祈り
河田 康子(大阪)

趣旨やテーマに対する制作の意図
(えが)いた絵は、総裁先生の「一即多 多即一」の色紙から始まる。力強い生命力を感じる揮毫(きごう)である。この「一即多 多即一」は華厳経(けごんきょう)で説かれている。この経の最後は「善財童子」という若者が菩薩の行法(ぎょうほう)を問うため53人の善知識(師友)を訪ねるという物語である。この善財童子を(か)きたく、バックに華厳経を書いて仕上げた。
この善知識(師友)の数にちなんで、東海道五十三次の宿場がつくられたとも言われている。

「木から」
五嶋 稔(埼玉)

趣旨やテーマに対する制作の意図
過去の記憶がよぎる時、現実か夢かと摩訶不思議な気持ちにかられる時があります。その中で自然を想う時、私は「木」という存在に惹かれます。そのような四季を通しての「木」を私なりに表現してみました。

楽しい広場
屋宜 千賀子(沖縄)

趣旨やテーマに対する制作の意図
広場で楽しく遊んでいる子供達の姿を描きました。周辺の植物も子供達と同じように楽しくイキイキしているように感じました。
環境に心がけ、本部推奨のまっちの水彩絵の具とAPマークのある安全に考慮されたパステルで描きました。

パッション
堤 美惠子(福岡)

趣旨やテーマに対する制作の意図
夫の旅立ち、ふと心が空虚になった日、買ってきた花を見つめていると、その勢いに力を得、「描こうと」思いたち、花と一緒に生きてる感じがしました。(絵の具は以前賞品でいただいた、マッチベイシックカラーです)

はるかな愛の光
小路 久実子(山梨)

趣旨やテーマに対する制作の意図
光をイメージしました。愛の光がそこかしこに乱舞しこの世のすべての命に輝きをもたらし吹き込んでいる様子を絵にこめました。
地上天国、神様の愛がほとばしり光となって吹きわたっていて世界を宇宙を神様が守り導いてくださっている感謝と祈りを形にしました。画材はまっちの絵の具とガッシュを使用し環境に配慮しました。
どうぞ観る人の心に光が燈明(とうみょう)しますように。又、ディーパという仏教ではサンスクリット語で闇(無明)を照らす智慧の光のように、神様の愛の光が人々に伝播(でんぱ)していく様を祈りながら描きました。

「『なかよし』~白とマリア~」
八百 美風(大阪)

趣旨やテーマに対する制作の意図
(しろ)は娘が小1の入学式の1週間後に縁あって家に来てくれ大学4年の昨年春に虹の橋を渡りました。マリアとは大の仲良しで和ませてくれたり、毎日仕事のように雨の日も近所のパトロールに出かけ、地域のボスでいつも塀から登下校の小中学生達を見守る(見守られる)有名猫でした。本当にかっこよくて偉かったよ!有難う。又会おう!

いのちの大地
アトリエ渡辺(福島)

趣旨やテーマに対する制作の意図
ありがとうございます。
今回のテーマ(いのちの息吹)よりいのちとは何か、肉体人間から、その生命の元は魂です、目に見えないものを表現するには、まずは、この地球にあるものから、思いつくものは、いのちの代表である、大豆、そして植物界の大樹を描くことで表現しようと思いました。
神様は地球の全生命と天空から愛の光を照らします。

 少女
津留崎 均(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
なかなかテーマに合う作品かどうか分からないが、むしろこれらのテーマ自体作品に合うのではと思う。
物価上昇の折、画材の選定は難しい。何しろ安価な画材に走ってしまった。
キリスト曰く、人はパンによって生きるにあらず神の言葉によると。スポーツ、美術、文学等々私達は生きる為の心の糧として良い。

はつもん
角川 和子(滋賀)

趣旨やテーマに対する制作の意図
「ほれ、はつもんだよ」。この間友達が持ってきてくれました。毎日お世話をしてやっと食べごろになった「はつなり」のカボチャが我が家に届きました。「ありがとね・・・」と両手でいただくこのうれしさ・・・。「よくきたね・・・」とそっと声をかけました。お仏壇に供えていただく田舎の風習ですが、私は絵にとどめて、おいしくいただきました。

円覚寺の山門
大森 久美子(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
ありがとうございます。
今年も息子と一緒に出品させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
今年は鎌倉の円覚寺を描きました。絵を見ているだけで「いのちの息吹」を感じます。
そして、夏目漱石の『門』の小説に登場する「円覚寺の山門」だそうです。

シャクヤク
大森 康隆(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
シャクヤク(芍薬)
ユキノシタ・ボタン科植物であり、薬草でもある。多年草です。
アジア大陸北東部の原産で初夏に大形の紅や白色などボタンに似た花が開きます。
花は一重・八重があり、花色もさまざまありながめていると「いのちの息吹」を感じて、とてもうれしくなります。

きいろの花
海野 妙子(静岡)

趣旨やテーマに対する制作の意図
春の早朝、止まっていたワゴン車から降りた人たちが菜の花畑の中に入っていきました。はおっていたコートを脱ぐと、そこに純白のドレスの花嫁さんが現れました。
富士山と菜の花の自然の中で調和した幸せは私にも波及した一瞬でした。
その時の菜の花の黄色をスケッチして描きあげました。

切り立つ赤い岩
中川 登岐枝(千葉)

趣旨やテーマに対する制作の意図
切り立つ赤い岩
空に触れんばかりに切り立つ赤い岩。海面に映る影、堂々とそびえる赤い岩に感動。自然の雄大さに圧倒され、時の経つのを忘れ、はっと気がつき夢中でイーゼルを立て描き始めました。晴れた日の穏やかな一日でした。

ポピーは踊る
友石 操(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
ポピーは、花屋で手に入りにくくなった。パンジーや矢車草に比べて、安価で手に入りやすい、春になると描きたくなる花の一つです。ポピーは、蕾で売られています。なぜなら、固い蕾の殻を脱いで、長い茎をくねらせながら、温かい部屋で一気に花開く・・・・・・その様子を「踊る」と、表現してみました。

風景
亀川 秀樹(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
去年に続きインドの熱気と混沌とした風景が懐かしく空気感みたいなものを表現してみました。素材は水性のアクリル絵の具です。

『太陽に向かって』
藤本 德子(山口)

趣旨やテーマに対する制作の意図
友人から頂いた(がく)紫陽花(あじさい)です。部屋に飾っていましたが花はドライフラワーに茎は根が出て、これを庭木の間に植えて6年に、肥料は落葉を根元に(か)き集めてるだけです。それでも毎年花が咲き周りの木の枝の間から太陽に向かって伸びています。
今年もやさしい花で楽しませてくれます。もうすぐです。

ゆずの輪その2
ムラサキシキブ(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
昨年は柚が42個実りました。友達10名に食べていただきました。それぞれの家庭で嬉しい柚の輪が広がったようです。今年の作品はアキーラとやさいいろを上半分に使っています。何度か塗りを繰り返すとそれがボカシとなり味わいのある作品となりました。残りの部分はアキーラのみ使って描いています。遊び心満載の作品です。

静寂の刻(せいじゃくのとき)
輝 計希(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
静寂(せいじゃく)刻 (とき)月を見たらカーテンを開けて月明かりを楽しむ夫婦です。妻に下絵を見せ「月夜の空は何色?」と聞くと「空は青空!山は黒」との即答でした。空の色を決めあぐね、山(八ヶ岳のイメージ)を灰色に決めた矢先の回答でした。月が見えるのだから“晴天”に違いませんが・・・。こんな会話も作品に取り込んでいます。

自然の生かす力-歓びの世界
松下 博(愛媛)

趣旨やテーマに対する制作の意図
足摺(あしずり)宇和(うわ)(かい)国立公園の成川(なるかわ)渓谷(けいこく)にて晩秋、紅葉が落葉となり、まるで花の咲いたようにあたりを彩っていた。渓谷の水の流れが、紅葉の落ち葉と共に大生命の生かす力、ここにあり!! と水音と共に歓びの讃歌が聞こえてくる。自然と笑顔になる。生かされている。
環境に配慮した画材 株式会社クサカベのアキーラを使用。

卓上の花と果物
丹原 善弘(奈良)

趣旨やテーマに対する制作の意図
卓上の花と果物と器が全体の構図の中で調和している。微妙な花の色と形、果物や器の色の変化に神さまのいのちの息吹を感じて、表現できればと思った。

春が来た
桑原 多佳子(和歌山)

趣旨やテーマに対する制作の意図
冬にツルバラの枝を剪定、誘引しました。よく伸びた枝にミノ虫が一生懸命にくっついていたのでそのままにしておきました。暖かくなり新芽が勢いよく出てきましたが、ミノ虫はまだそこにいました。(そば)で猫が居眠りをしていて何とものどかな光景を描いてみたくなりました。フィクサチーフ(※)は外で使用しました。

※フィクサチーフ…パステル画や木炭、コンテ、パステル、クレヨン、鉛筆などのデッサンがすれて消えるのを防ぐために吹きつける液体。樹脂やにかわなどを揮発性溶液で溶かした一種の薄いニスのこと

つぼみ
池田 雅子(兵庫)

趣旨やテーマに対する制作の意図
あるお寺を訪れた時に、ハスの花の鉢が多数置かれてあり、とても迫力があり、印象に残りました。周りの建物とも調和していました。大きな葉、まだつぼみの花、すでに咲いている花があり、伸び伸びと生きている感じがしました。特に私が心惹かれたのはつぼみで、この先が楽しみという思いからこの瞬間を描きたいと思いました。

 NishikiGoi
久田 順英(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
錦鯉に魅了されております。
自然の美しさを素直に感じられる世の中を切望しております。

雪月夜
松原 歩(神奈川)

趣旨やテーマに対する制作の意図
舞い散る雪、(じょう)(えん)(げつ)の光がやさしく白鳥達を包み込む。浄まった冬の美しい世界を平和への願いを込めて描きました。環境に配慮してつくられたまっちの絵の具を使用しています。

銘酒は自然環境から
太野垣 修二(京都)

趣旨やテーマに対する制作の意図
京都伏見の酒蔵は木造建築が多く残っており、周囲には緑と川があり以前は(ふし)(みず)となって水を大切にした土地柄となっており、建築物も環境に配慮されています。

中山の桜並木
五十嵐 幸子(山形)

趣旨やテーマに対する制作の意図
鳥海山(ちょうかいさん)をバックにした水墨画を描きたいと思い、山形県の大自然に思いを(は)せて表現しました。環境に優しい墨を時間をかけて(す)って描きました。

とこしえ
工藤 ひろし(長野)

趣旨やテーマに対する制作の意図
人の生命は肉体ではなく生き通しだと知ってますが、それがまだ観念のところもあります。美しいものを美しいと感じるのは普通ですが、目の前の肉体が滅んでいく中にも、生命の輝きを観ることができたら幸いです。死を超える生命を表現できたら嬉しいです。

命ときめく時
勝部 政美(島根)

趣旨やテーマに対する制作の意図
我が家の裏山には梅の木があります。そこに二羽のメジロが遊んでいました。まるで春の暖かい風にふかれて、恋のうたでもさえずっているのでしょう。私の住まいは、自然の中にあります。鳥や獣と共生しています。この作品で一番重視したところは、春の空気感です。神様の御心の中に抱かれるような気持ちで描かせていただきました。

「 光へ
渡邉 陽子(茨城)

趣旨やテーマに対する制作の意図
私の胎内に宿った時の嬉しさ、無事生まれてきてくれた時の感動とすくすく育っていく様を表現する為に、水彩絵の具でやさしさ、やわらかさ、明るい感じを描いてみました。
赤ちゃんの名前は、「天」と名付けました。

霊性の目覚め
Chi-eko(岡山)

趣旨やテーマに対する制作の意図
写真集で目にした一輪のコスモス…背景の光と調和して神秘的でした。普段目にする何気ない草花にも、神様の命が宿っていると感じる瞬間を表現したくなり、絵の具のように洗い流す必要もなく、環境に優しい色鉛筆を手に取りました。

Bon appétit Ⅱ(ボナペティ2)
春日 信子(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
図柄はお菓子のタルトです。娘時代に習いましたが、当時はまだ珍しいケーキでした。身近な材料で必要数だけ作れ、無駄がなく季節により果物飾りも楽しく工夫できます。タルト型はフランス輸入物で土地柄道具が安価に入手できるのも幸いでした。今も現役です。
Bon appétit Ⅱ(ボナペティ2)召し上がれの意味です。

“私のふるさと”
向井 とよ(千葉)

趣旨やテーマに対する制作の意図
私は長野県北信地方の小さな町で育ちました。近くには千曲(ちくま)(がわ)が流れ大自然の中で四季を感じ夏は泳ぎ魚つり、冬は千曲川がうもれる程の積雪量でした。今は温暖化がすすみその姿は殆どみれなくなりました(50年前頃の記憶です)
そんな千曲川が忘れられず、表現してみました。

沙羅双樹
辻 隆子(奈良)

趣旨やテーマに対する制作の意図
事務局長よりフェスタとオープン食堂のチラシの依頼があり、机の中にあった事務用品と数少ない色えんぴつを使って夢中になって描き、とても楽しかったです。どんな場所で過ごしたいか、どんな雰囲気の中で食事がしたいかをイメージして描きました。人も動物も植物もそれぞれ個性をもって楽しめる私にとっての理想郷です。

風にのって
KAN-NON(千葉)

趣旨やテーマに対する制作の意図
葦ペンで何か描いてみたいというのが、制作の動機になります。制作には竹炭とシラスカラーを使わせていただきました。葦ペンは思いもよらないほどに、色々な表現を演出してもらいました。無限の風にのって、自由自在に顕幽(けんゆう)翔びまわるわたしたちの心を描いてみました。

川霧
瀬戸口 和子(埼玉)

趣旨やテーマに対する制作の意図
合掌、ありがとうございます。                  奥多摩方面へ出かけた時、川霧に遇いました。ゆらゆらと立ち昇る霧の動きに、エネルギーと生命を感じました。表現する難しさに戸惑いながらも、描くことのできるよろこびに感謝をしています。
私は墨の香りが好きなこと、そして心が落ち着くような気がします。これからも楽しみです。再拝

ひと休み
山本 由紀子(神奈川)

趣旨やテーマに対する制作の意図
昨年10月初め地元の美協のスケッチ会に参加しました。横浜三渓園を散策しましたが、今年は紅葉も遅く、ほんのわずか木々の緑が変化している程度でした。池に映り込んだ木々の姿が美しく、浮んでいた舟でひと休みしていた“アオサギ”や“カモ”の姿が可愛く、思わずスケッチし、写真にも撮りました。後日、本画を制作しました。

人形とバイオリン
ぬのい つよし(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図
最近、資源の枯渇や人体に有害などの理由で、手に入らなくなった絵の具や溶油があります。真剣に絵の材料について考えなければならないと思い、新しい絵の具にも挑戦しました。


作品の画像・動画・文章は無断で使用できません。
利用規約をご確認ください。

自然重視、低炭素の表現活動