2024 年3月
ウクライナ支援プロジェクト「P4U――ウクライナに平和を」趣意書
生長の家は、谷口雅春先生が創始した昭和5年(1930 年)のときから、宗教活動の目的を「人類の光明化」に定め、戦争のない世界の実現を目指し、1993 年からは、その同じ目的をより具体化して「国際平和信仰運動」として活動してきました。本当の意味での国際平和は、国家間の武力による抑止や力関係のバランスによっては実現せず、各国や各民族間に「すべての人間は“神の子”である」との信仰が広まることによって実現すると考えているからです。
この立場からすると、今回の主権国家ウクライナに対するロシアによる違法な武力攻撃は明確な侵略戦争であるため、声を上げて反対し、その犠牲となっている多くのウクライナの人たちの窮状と悲しみを少しでも和らげるため、ウクライナへの支援活動「P4U――ウクライナに平和を」の実施を決定しました。P4Uは「Peace for Ukraine」の略語です。
生長の家では、「コトバの力」を大切にします。「コトバ」とは、口から出る発声音だけでなく、心の中で思う想念と、その想念を体で表現する行動も含みます。私たちはこの3つを総動員して、ウクライナの人たちを支援することを決めたのです。
具体的には、以下の3つです――
◆ 募金 内外から寄付を募り、苦境にあるウクライナの人々に対して、国際人道支援団体などを通して支援金を送ります。
◆ 友愛の情の表現 ウクライナの国旗の色を使った様々な物品を手作りし、発表します。
◆ 学習と追体験 ウクライナは日本から遠い国であるため、知らないことが多くあります。それを知るために、その文化や民俗、産業、物産品などを学び、可能なものから自分の経験や活動につなげます。
この活動の趣意に賛同いただける方は、上の3つのうち、どれか1つでも実行に移されることで、私たちとともにウクライナの人々の支援活動に参加してください。ありがとうございます。
(宗教法人 「生長の家」)