生長の家 自然エネルギー拡大運動 募金のご案内サイト

自然エネルギー拡大チームで環境学習会

スタッフから

2021/03/30

 私たち自然エネルギー拡大募金を担当する「自然エネルギー拡大チーム」では、毎月“環境学習会”を開催しています。

 これは、環境を保護し、環境パフォーマンスを向上させるためのマネジメントシステムの国際規格であるISO14001の取り組みの一環です。
※生長の家のISO14001の取り組みについてはこちらを参照ください。

https://www.jp.seicho-no-ie.org/active/eco/iso/


 生長の家の環境方針の行動指針に、次の項目があります。

1. 啓発活動の実施
 職員全員に対して、地球環境問題への深い認識を持ち、環境に配慮した活動を進めるよう教育・啓発活動を行う。また、布教活動を通じて、多くの人々に自然と人間との一体感を醸成し、地球環境問題の改善に貢献する生き方を推奨する。

 この項目に準じて、環境学習会を実施し、地球環境問題への知識を深めながら、自然エネルギーを拡大するための業務に当たっています。

 この環境学習会では、毎回、インターネット上にある環境問題に関する動画(5~10分程度)を選んで視聴し、意見交換を行うという学習スタイルで実施しています。例えば、3月は17日(水)の学習会では、NHKのYoutubeチャンネルから、『[地球のミライ] 若者たちの声で脱炭素へ! | NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦』という動画を視聴し、意見交換をしました。

 この動画から、EUが目指す2030年に温室効果ガスの排出量55%削減実現のための様々な具体策の概要を学びました。印象に残ったのは、EUの電力業界では2020年以降の「石炭火力発電所」の新設を禁止したことです。これはEUの排出量の75%以上は化石燃料であることからの措置だとのことです。これは取り組みの1部ですが、このような様々な取り組みを重ね合わせて、EUは脱炭素革命を起こそうとしていることが分かりました。グレタ・トゥーンベリさんが1人ではじめた気候危機への対応を訴える活動が世界中に広がっていったことは記憶に新しいところですが、先のEUの野心的な政策を後押ししたのがグレタさんたちの若者の声だったということを知り、私は希望を持ちました。

 エネルギーの転換は、日本でも喫緊の課題です。中国電力がHPで発表している、環境省「2017年度(平成29年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について」をもとに作成されたグラフによると、日本のエネルギー転換部門による二酸化炭素排出量は、全体の41%にも当たることが分かります。

https://www.energia.co.jp/kids/kids-ene/learn/environment/co2.html

 

 従って、二酸化炭素を排出しない自然エネルギーを拡大させることが、「地球温暖化の抑制」に繋がることは明らかです。これからも環境問題に関する学びを深めながら、私たちの進める「自然エネルギー拡大運動」に賛同して、共に具体的に行動を起こしていただけるように、情報発信に努めてまいります。

       (環境共生部 中根 敏也)