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『COP21』地球全体のCO2の収支バランスとCOP21の合意内容について

自然エネルギーのこと

2016/06/04

2015年12月にパリで開かれた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)では、地球温暖化対策の新たな枠組みとして法的拘束力がある「パリ協定」が採択されました。
『外務省』国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21),京都議定書第11回締約国会合(CMP11)等

パリ協定で特に重要なのは、産業革命前からの世界の平均気温の上昇を2℃未満に抑制することを合意した点にあります。
特に、気候変動に脆弱な国々への配慮から1.5℃以内に抑える必要性にまで言及されました。また、そのための長期目標として、今世紀後半には、人間活動による温室効果ガスの排出量を「実質的にはゼロにする」ことが合意されました。
これは、今世紀後半までに人間活動による温室効果ガス排出量を削減して、生態系が吸収できる範囲にまで収めていくことを意味しています。

現在の地球のCO2の収支バランスは、人間の活動によって毎年150億トン(排出:264億トン、吸収:33億トン、81億トン)が大気に増加していく収支になっています。
この収支バランスを改善して、21世紀後半に、大気に増加するCO2排出量をゼロにするというのが、COP21の合意内容です。 現在の地球のCO2の収支バランス