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なんでこの寒いのに立春?

スタッフから

2021/02/07

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甲斐駒の白雲ひかり春立ちぬ

立春のぱちぱちと薪燃ゆる音

 上の俳句は、今日私がつくった俳句です。目の前のことそのまんまです。
季語は、「立春」です。角川の『合本俳句歳時記』によると、

【立春】(りつしゆん) 春立つ 春(はる)来(き)たる 立春大吉
二十四節気は一年を二十四に分けたもので、立春はその一つ。節分の翌日にあたり、新暦の二月四日ごろ。暦の上ではこの日から春になる。寒気のなかにもかすかな春の兆しが感じられる。

と載っています。

 今日は、2021年2月3日立春です。暦(こよみ)の上では春とはいうものの、まだ外はきびしい寒さです。
「なんで、この寒いのに立春?」といった疑問から、今日は暦のことを調べてみました。
現代は太陽暦(グレゴリオ暦)が使われていることは、皆さまもご存じの通りかと思いますが、その中に、立春、立夏、立秋、立冬、とはどのように決められているのかご存じでしたか?私は今回、調べてみて、この疑問が解けて、スッキリしましたので、皆さまと情報を共有したいと思います。

 まず、太陽暦の基本は、地球が太陽の周りを1周(公転)する時間を1年ときめたことです。その軌道を地球は自転しながら回っています。その1回転を1日ときめました。

 そして地球は、太陽の周りを1周(公転)する1年の間に、365回転(365日)します。

 季節をどうやって決めたかというのが今日のポイントです。1年の公転の中で、
 最も昼の短い日を冬至(とうじ)、
 最も昼の長い日を夏至(げし)、
 昼と夜の長さがほぼ同じ日を春分(しゅんぶん)と秋分(しゅうぶん)
としました。
 そして重要なのは、この4つを春・夏・秋・冬の中心と決めたことです。
ということは、
 冬至が冬の中心、
 春分が春の中心、
 夏至が夏の中心、
 秋分が秋の中心となります。

 そうすると、それぞれの春夏秋冬が始まるのは、
 春の始まり(立春)は、冬至と春分の真ん中、
 夏の始まり(立夏)は、春分と夏至の真ん中、
 秋の始まり(立秋)は、夏至と秋分の真ん中、
 冬の始まり(立冬)は、秋分と冬至の真ん中
ということになります。(下図参照)
 よって、立春は、2月4日頃(2021年は2月3日)になるのです。

 これで、2月の初めのまだ寒い時期に「立春」があったり、8月の初旬の猛暑の頃に「立秋」があったりすることが解りました。

 私たちは暦(こよみ)・カレンダーに則って生活をしています。特に現代人は、1日でもカレンダーを意識しない日はないと思います。
 そう思うと、私たちは、暦(こよみ)の上でも地球と太陽の運転にあわせて生きていることが、
解ります。大宇宙、大自然の動きを基盤として、私たちの生活も運転されているのですね。

 そんなことを考えていたら、
 なんだか「今日から春かも」と思えてきました。外の景色を見ると光も少し違う気がします。ちょっと前に比べて、明るくやわらかくなってきている気がします。

 今日の「立春」は、暦のことから、大宇宙、大自然に生かされていることに思い巡らせた日となりました。

               (2021年2月3日記 環境共生部 桜井伸)