生長の家 自然エネルギー拡大運動 募金のご案内サイト

京都・城陽メガソーラー発電所の年次点検から感じたこと。

京都・城陽メガソーラー

2022/05/25

 京都・城陽メガソーラー発電所では、定期点検を年4回(1月、4月、7月、10月)実施しており、そのうち1回は発電所を全停止させて、各種点検を行っています。4月12日(火)、その1年に1度行われる停電点検が実施されました。今回も特に大きな異常はなく、安堵しております。



 京都・城陽メガソーラー発電所は、2015年3月に発電を開始して、丸7年が経過しました。これまでの総発電量(2022年3月まで)は、13,841,218kWhで、一般家庭の一日分の平均電気使用量を11.8kWhと仮定すると、1,172,984家庭分になります。山梨県の2022年2月1日現在の世帯数が341,453世帯ですから、この約3倍です。これまで、特に大きな故障など無く発電し続けてくれていることに、感謝の気持ちで一杯です。皆様からいただいた寄付によって建てられた「京都・城陽メガソーラー発電所」が、これからも長く発電してくれるように、定期的なメンテナンスを行いながら、大切に運用していきたいと強く感じました。


 「太陽光発電システム」では、2種類の半導体接合面に光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の「光エネルギー」を直接「電気エネルギー」に変換して活用する仕組みです。ですから、太陽が出ている時だけ発電します。晴天の日のグラフは、綺麗に山を描くように変化しています。この発電量グラフを見つめながら、ふと人生のようだなと感じ、生長の家が説いている「日時計主義の生き方」について考えを巡らせました。


 晴れの日もあれば、雨の日もある。昼もあれば夜もある。でも、人生の中で明るい場面は、確実にあって、それはこれからも変わらないということを感じたのです。生長の家では、この人生の明るい面のみに注目する生き方を推奨しており、それを「日時計主義の生き方」と呼んでいます。詳しくは、谷口雅宣・生長の家総裁の著書『日時計主義とは何か?』『太陽はいつも輝いている-私の日時計主義実験録』に書かれています。私はこの著書を読み、明るい人生はすでに在ること、そして、それを丁寧に味わっていくことが幸福生活の秘訣であることを教えていただきました。また、具体的な方法も紹介されており、自身の生活で試しやすいです。私は、時折読み返しては、自分の生活を整えるのに役立てています。皆様にも是非おすすめしたい著書です。

 今世界では、新型コロナウイルス感染症やウクライナ危機など、とても明るいとは言えない状況があります。そのような中でも私たちの人生はそれぞれに展開していきます。読者の皆様の中には、世の中の暗い報道を目にする度に心がそちらの方に引っ張られてしまい、どこか生き苦しいと感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そんなときこそ「日時計主義の生き方」が有効です。とてもそんな生き方はできないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「人生の明るい面」とは、何も特別なことではないのです。朝、目が覚めること。美味しいお食事がいただけること。温かいお風呂に入ってリラックスできることなど。そんな私たちの日常生活で当たり前に行われているできごとに着目することだと教えられています。改めてそれらの当たり前のことに着目し、しっかりと味わい感じてみると、改めて感謝の気持ちが湧いてきます。

 また、自然界の中に身を置くこともオススメです。今の季節であれば、いろんな色の花が咲いているのを目にすることができます。それらの花の美しさを感じ取ろうとすることも、「人生の明るい面」を見ることに繋がるはずです。私は自転車に乗ることが好きなので、自転車に乗った先で見つけた自然界の素晴らしさを写真に収めるようにしています。写真に収めようと思うと、より綺麗な風景が目に留まりやすくなるのでオススメです。




 このように自分たちの目の前の幸福をしっかりと感じることはとても大切ですが、人類の同胞として、ウクライナ危機に対して、何か自分たちにできることは無いかと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。生長の家では、ウクライナの人々を支援するため、ウクライナ支援イベント「P4Uーーウクライナに平和を」と、ウクライナへの緊急支援募金を実施しています。(P4Uとは「Peace for Ukraine」の略語です)

 私も微力ではありますが、何か力になりたいと考え、自転車に乗った時の獲得標高*分を募金することにしました。これは、何も私が考えついたことではありません。すでに同僚や友人が同じ取り組みをはじめており、私もその方法に賛同してやってみたいと感じていましたので、実践してみました。自分の行動が少しでもウクライナ支援に繋がればと願いを込めて行動してみて、よかったと感じております。

*獲得標高:ライド時に登った高度の累計値の事。例:標高0mから100mまで上がる山を5往復したら、獲得標高は500m。

 これからも自身の生活を整えながら、できることで力になれるよう行動し続けていければと考えています。
(環境共生部 中根 敏也)