オーガニック菜園に取り組んでいる生長の家の組織会員のサイトです

わたしたちのめざすOrganic Lifestyle(オーガニックなライフスタイル)とは。。。


  ノーミートの食生活を心がけ、野菜や穀物については、有機農法によって自ら栽培することに挑戦し、それらを収穫し食すことで、地域と季節に即した自然の恵みの有難さを味わい、地域の人々とも共有するライフスタイルです。
  また、食材を購入する場合は、地産地消・旬産旬消を心がけ、フードマイレージの低いものを選び、化学肥料、農薬など、化石燃料由来のものをなるべく使わないものを選択することが、自らの健康のためだけでなく、環境や社会に配慮した、人にも自然環境にも優しいライフスタイルをめざしています。

2019.04.23「簡単でいい、手作りがいい」

 

◇質のよさに満たされる

 

 

こんにちは、SNIオーガニック菜園部事務局の水島です。

 

 

先日、あるオーガニックレストランの店主がご自身のSNSに次のような意味のことを書かれていました。

 

“子どもの頃、決して裕福な家庭ではなかったけれど、母の手作りの味噌で作る味噌汁と、新潟の祖父から届く米があって、不足を思ったことはなかった”

 

質のよい食材で、丁寧に作った食事はたとえ品数が少なくても、十分心も体も満足させてくれる、そんな風に私は受け取りました。その店主の一流の腕前も、子どもの頃から本物に触れてきたことと無縁ではないかもしれない、と思いました。

 

 

 

◇働く女性は忙しいけれど

 

 

多くの女性が結婚しても働き続けるようになりました。最近では、忙しいのに女性だけが仕事も家事もすべて担って大変であるということから、既製の食事を肯定する論調の記事もしばしば見かけます。

 

もちろん働く母親だけがすべての家事を担う必要はなく、子どもであってもできることをやったらいいし、それが自立につながると私は思いますが、食事は簡単でも手作りがいい、と思うのです。

 

 

 

◇健康と環境に影響

 

 

スーパーにはたくさんのパック入りの総菜やレトルトなどが並びます。しかし保存のための添加物等を含み、“安心・安全”とは言いがたいものです。その上、大半が使い捨て容器に入っていますから、食べ続ければゴミを増やす、ということにもなります。

 

日本が経済的に成長する中で、たくさんのお皿が食卓に並ぶことが豊かであると多くの人が信じてきた、あるいは消費を喚起するために信じ込まされてきたように思います。便利で効率的なことは良いことだとも。
でも、健康や環境にマイナスなものは本当に豊かなことではないのではないでしょうか。

 

 

 

◇出張にも手作りで

 

 

同僚が出張に行くときに、いつも簡単なお弁当を持って行きます。直売所の手作りパンにゆで卵を挟んで生野菜をつけたり、おにぎりに旬の野菜を1種類だけ茹でて付け合わせたり、ごく簡単なものです。SNSでその写真を見る度に、こんなライフスタイルがかっこいい、こんな生活が広がっていくといいな、と思います。

 

決して大変な思いをしなくていいから、簡単でも本物を使って、味わって食べる。今日もそんなごはんを選びたいと思います。

 

 

(SNIオーガニック菜園部事務局 水島育子)


2019.04.01オーガニックコットンから学んだこと

 

 

 

みなさん、こんにちは。菜園部事務局の小池知嘉子です。

今回はオーガニックライフスタイルとして、オーガニックコットンについて学んだことを書かせていただきます。

 

◇オーガニックコットンとは

 

 

機会があって3月の下旬に、国際本部森の中のオフィス見学に見えたオーガニックライフスタイルに関心のある数名の方と本部職員による懇談会に菜園部員として参加させていただき、オーガニックコットンの会社の経営者の方からお話を伺うことができました。

 

その会社では、化学肥料を使わずに、自然の落ち葉などを有機肥料にして利用し、アブラムシがつきやすい綿花は化学製剤の代わりに、テントウムシの力を借りるなどして栽培するそうです。手間はかかっても地球環境や、人の健康を第一に考えて栽培するオーガニックコットンの存在を知り、自然と調和した生き方を目指す私たちと共感できて大変うれしく思いました。

 

 

 

写真①(コットン小冊子)

 

 

写真②(テントウムシの絵)

 

 

特にアメリカのある会社は、利益を第一に考えて遺伝子組み換えによる大量生産、化学肥料や除草剤を利用した栽培が当たり前のように行っているとの話しがあり、このことが地球環境の破壊につながるのだと理解しました。出来るだけ自然に負荷をかけないオーガニックコットンのような循環型農業が広まっていくことを願っています。

 

 

写真③(手ぬぐい)

 

 

 

◇私たちが目指すオーガニックライフスタイル

 

 

 

私たちが目指すオーガニックで無農薬の野菜を利用するなど、環境に配慮した食生活とともに、オーガニックコットンのような天然の衣類を着こなす生活もまたオシャレで素敵な生き方だと思いませんか。

買ったものは長く大切に使う、化学繊維を出来るだけ使わない、土に戻らない物は使わないことをお勧めしてくださり、私自身も生活の中に取り入れて実践していきたいと思います。

 

 

 

◇オフィスで採ったふきのとう

 

 

最近オフィスの敷地内で見つけた“ふきのとう”で天ぷらを作りました。寒さに負けず頑張って成長したふきのとうの姿が何とも愛おしく、有り難く感謝していただきました。 

 

 

 

写真④(石の間から出たふきのとう)

 

 

写真⑤(ふきのとうの天ぷら)

 

 

 

今年も野菜作りの季節がやってきました。沢山の無農薬野菜を育てていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

(SNI オーガニック菜園部事務局 小池知嘉子)


2019.03.26木や草を使って火を起こす

 

 

こんにちは、オーガニック菜園部長の小池聖明です。

 

 

気候変動による自然災害が頻発している昨今、その中で、私達が生き抜いていく知恵が求められています。その一環で、SNIオーガニック菜園部では、先日、緊急時の火の起こし方について、3月14日(木)に生長の家富士河口湖練成道場に学びに行きました。

 

 

 

 ◇木による摩擦熱を使った火起こし

 

 

 岩本悟総務と2名の職員の方が用意して下さっていたのは、こういう道具です。

 

 

一般的には「まい切り式火起こし器」というようです。何と、道場職員の手作りです。驚き!

使い古しの斧の柄で作った棒を、板に空けた穴の中に、擦りつけていきます。摩擦熱で次第に煙が出てきます。

 

 

 

穴の脇にある溝に着火を助けるための「よもぎ」の枯れ草を詰めます。世間一般でお灸に使われている「もぐさ」もよもぎだそうです。道場の庭にある枯れたよもぎを使いました。

 

 

 

わずかでも火種が出来れば、「火ふき竹」を使って、火種をよもぎに移しながら大きくしていきます。

ところが、今回は、煙は出たものの、完全に着火することができませんでした。残念!

 

 

 

 

◇松ヤニを利用した火起こし

 また、板にする台に、松の木を使う方法も教わりました。松の枝を使う場合は、松ヤニが含まれている飴色の箇所を探して、そこに穴を開けて同様に棒で摩擦熱を加えると火が起こりやすいそうです。昔の人は、このような火がつきやすい枝を探して、松明(たいまつ)にしていたようです。

 

 

 そこで、松の木の枝に穴を空けて、火起こしを試みましたが、こちらも着火までには至りませんでした。

 

 

しかし、元々自然界に存在する木や草を使って着火が出来ることがわかりましたので、次回は、それを私達の生活にどのように活かせるのか、引き続き、検討していきたいと思います。

 

 

 

余談ですが、最後に試みたのは、虫眼鏡で太陽光を1点に集めて火をおこし、麻ひもをほどいたものに火だねを移すという方法です。あっという間に、焚き火ができるほどの“火”となりました。簡単ですが、小学生の時にならった理科の実験が役に立ちます。太陽光があれば、いたってシンプルな着火方法です。

 

 

 

(SNIオーガニック菜園部事務局、小池聖明)


2019.03.13今年は白味噌づくりに挑戦~♪

こんにちは、オーガニック菜園部の源明子です。

 

 

◇手前味噌づくりも今年で5回目~♪

2013年9月に山梨県北杜市に越して、田舎暮らしの良さをFacebookやInstagram等で発信できればと、各地で開催される田舎暮らしの良さを体験できる、様々なイベント、ワークショップやまた援農体験に参加し始めました。そのひとつが、“手前味噌づくり”でした。

 

初めて参加したのは、甲府にある老舗五味醤油*1さんが企画した味噌づくりワークショップ。わたしは自然豊かな富山の田舎育ちですが、お味噌をつくるという習慣はなく、お味噌ってこうやって作られるのかと感動しました。手作りの良さ、そのプロセスの楽しさ、そして手作り味噌の深い味わいにすっかり虜になり、それ以降は毎年どこかでお味噌づくりのワークショップに参加するようになりました。

 

*1 http://yamagomiso.com/

 

 

わたしの地元の友人、知人たちにはお噌づくりをしている方が増え、中には一度ワークショップに参加し後、ご自分でご自宅で味噌づくりを継続される方も少なくありません。ネット販売されているお味噌づくりのキットを活用すれば、実はお味噌づくりもそんなに難しいことではありません。しかし、お料理お得意ではないし、頻度も低いし、味噌づくりなんてハードル高いわ~(笑)というわたしの様な方には、材料も道具もすべて揃って、ひょっこり身体だけ参加のワークショップであれば、お気軽に始めることができ、オススメです~♪

 

 

 

2015年2月
 
2016年2月
 
2017年3月

2018年3月

 

 

 
◇お味噌はやっぱり子どもの頃に食べた味がいちばん親しみが~♪

 

お味噌づくりの魅力にはとりこになったものの、もともとあまりお味噌汁を食べる習慣がなかったため、実際は自分で作ったお味噌をなかなか消費できず、家族や友人にさしあげることも多かったです。また、富山では合わせのお味噌を使って母が作るお味噌汁で育っていたため、山梨県で作った地元のお味噌は、私にとってはどうしても赤味噌に近いとても濃い味つけになっています。

 

ところが今年初めて、ここ地元においても“白味噌づくり”のワークショップ*2を発見!!さっそく、日程を調整して参加することにしました。どんな味になるのか今からとても楽しみです~

 

 

*2 https://www.facebook.com/ムスビテ-1994181387479348/

 

 

写真のほうがわかりやすいので、その様子を簡単にご紹介しますね~

 

 

 

 

① 大豆をやわらかく煮ます。

② 材料一式

③ 白味噌の分量

 
④ 糀と塩をまぜまぜします

 
⑤ 大豆をつぶします。これはミンサーですが、方法は様々でマッシャー等でつぶしたり。。。

  
⑥ 糀&塩につぶした大豆をいれ、まぜまぜします

⑦ いくつかの工程の写真を撮ってませんがこちらが完成形

 

◇ワークショップの楽しさは参加した方との交流やつながりの拡がり~♪

 

 

お味噌づくりが終わってみなさまと一緒にランチタイム!主催者手作りの心のこもったお料理をいただきました。参加された皆様は、初めて会う方ばかりですがとてもステキな方々で、心穏やかにあたたかい気持ちで過ごさせていただきました。それぞれが興味ある分野でお仕事や活動をされており、Facebookでつながりを持つことができたので、今後も交流が深まることを楽しみにしています。その後、主催者へ感謝の気持ちをこめて御礼のお葉書を書きました。このつながりを大切にし、来年もぜひ参加させていただきたいと思っています。

 

 

食においても大量生産・大量消費・大量廃棄の問題が取り沙汰されている現代、最近では恵方巻きの大量廃棄が問題になりました。わたしは、これまでスーパーに陳列された量産品の味噌を当たり前に購入していた一消費者ですが、味噌を手作りするようになり、“簡単”、“便利”、“安価”がキーワードだった食に対する価値観が変化し、今では、手作りすることの豊かさに価値を置く人が増えることが、大量生産・大量消費・大量廃棄の問題解決につながると感じています。

 

 

 

① おむすび

 
② お味噌汁

③ お総菜

 
④ 白味噌ケーキ

⑤ みんなでほのぼのランチタイム

 
⑥ あとは待つだけのお味噌とお礼のお葉書

 

 

(SNIオーガニック菜園部事務局 源 明子)


2019.02.26「みつろうラップ」を手作りしてみましたよ。

 

 

◇毎日「ラップ」を使う違和感

 

 

こんにちは、菜園部事務局の松尾です。
昨年の12月。
私は、自分の昼食のおにぎりを、プラスチックのラップに包んでいることに、違和感を持ち始めていました。
それは、プラスチックの成分が石油由来であり、自然分解されることなく、地球に悪影響があるからです。
そこから、色々と調べてみたところ「みつろうラップ」の存在を知りました。

ここで、「みつろうラップ」について説明しますと、「蜜蝋(みつろう)」とは、蜂の巣を精製したもので、布に浸透させることで、ラップの代わりになるものです。
期間としては、1~2年間ほど繰り返し使えます。

妻になんとな~く、その話をしたところ・・・
数日後には、みつろうラップを購入して、私のおにぎりを包んでくれました。

 

 

◇ネットで広がる関心

 

 

早速、その出来事を「SNIオーガニック菜園部」のFacebookグループへ投稿したところ、沢山の方が興味を持ってくださりました。
調べたところ、簡単に手作りできるということがわかりましたが、自分では作成する時間が、なかなかとれませんでした。

そうしたところ、1月に「SNIクラフト倶楽部」へ、メンバーの藤山さんが、私の投稿を参考に、みつろうラップを手作りしたという投稿をされておられました。

しかも、その後、2月に“森の中のオフィス”の「SNIクラフト倶楽部」メンバーが、みつろうラップを手作りするミニイベントを開催するということでした。そこで、私も参加させていただきました。

以下、ミニイベントのレポートです。

 

 

◇みつろうラップを手作り

 

 

イベント会場前のディスプレイです。
 

 

いただいた資料です。
 

 

 

 

はじめに布の周囲をギザギザのはさみでカットし、ほつれにくくします。
生地は原産・生産も日本製のオーガニックコットンで、素敵なデザインです。
 

 

 

次に、蜜蝋を薄くカットします。
山梨県内の日本ミツバチの蜜蝋です。
 

 

皆で、楽しく作業を行いました。
 

 

 

カット後のものです。
 

 

クッキングペーパーに挟み、アイロンで蜜蝋を溶かして、布に浸透させます。
 

 

 

あっという間に完成です。
作業時間は、1時間ほどでした。
ミニイベントを開催してくださった皆様へ感謝です。
 

 

 

思い返すと、はじめは、なんとな~く妻に「みつろうラップ」の話をしただけでしたが、すぐに妻が購入して、使用し始めました。
そして、それを発信したところ、様々な方と情報交換ができ、すぐに手作りする方まで現れました。
さらには、自分自身でも、手作りすることができたことに、とても感動しました。
食事だけでなく、台所で日々使うものにも配慮して、これからも、心の底から本当に喜べる良い実践を、沢山のメンバーとともに、楽しみながら広げていけることを願っています。

作成した次の日、早速、使用してみました。
格別においしかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

(^_^)

 

 

 

(SNIオーガニック菜園部事務局、松尾憲作)



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