ノーミートの食生活を心がけ、野菜や穀物については、有機農法によって自ら栽培することに挑戦し、それらを収穫し食すことで、地域と季節に即した自然の恵みの有難さを味わい、地域の人々とも共有するライフスタイルです。
また、食材を購入する場合は、地産地消・旬産旬消を心がけ、フードマイレージの低いものを選び、化学肥料、農薬など、化石燃料由来のものをなるべく使わないものを選択することが、自らの健康のためだけでなく、環境や社会に配慮した、人にも自然環境にも優しいライフスタイルをめざしています。
こんにちは、SNIオーガニック菜園部事務局の水島です。
◇大雪も温暖化が原因?
各地で記録的な大雪となっています。該当地域のみなさま、どうぞお気を付けてお過ごしください。気象庁はスーパーコンピューターを使い、地球温暖化と降雪の関係を調査する研究に着手するようです。温暖化というと、雪は減るイメージがありますが、海上では水蒸気が増えるため、極端な大雪は却って増えるという予測があるそうです。温暖化による気候変動は、残念ながら、私たちの生活にさまざまな影響を与えることが予測されます。
◇未来を変えていくために
さて、そのような大きな問題に、私たち一人一人はなすすべもなく立ちすくむしかないのでしょうか?
そうではないのです。一人一人の生活を変えていくことで、未来を変えていくことができます。
その具体的な方法の一つが書かれているのが、SNIオーガニック菜園部が編集に関わったこの新刊書「食卓から未来を変える」です。
日々の食事の選択を、できるだけ二酸化炭素の排出を抑えた「低炭素」の生活に変えていくこと、また温暖化以外にもさまざまな問題がある肉食を控えた「ノーミート」の生活に変えていくこと。その詳しい理由や具体的な方法が書かれています。
そしてこの本には、楽しそうにそんな食生活を送っている人たちが登場し、すぐ作ってみたくなる料理のレシピも掲載しています。
例えば「揚げジャガイモのカルボナーラ風」、エビチリならぬ「タラチリ」、またなつかしいおやつ「きなこ棒」などです。
◇こんな方に
環境問題に興味がある方、
食全般に関心がある方、
料理が大好きな方、
料理が苦手だけど食べることが大好きな方、
何か生活を変えてみたい方、
食育に興味のある方、
この本を手に取ってみていただけませんか。
アマゾンでもお買い求めいただけます。
もしお読みいただいた方、本サイトの「お問い合わせ」フォーム
https://www.jp.seicho-no-ie.org/org-garden/support/から、ご感想などもぜひお待ちしています。
(SNIオーガニック菜園部事務局、水島育子)
SNIオーガニック菜園部長の源明子です。
昨年は新型コロナウィルス感染症の影響を大きく受け、日常生活や働き方等、変化を余儀なくされた一年でした。新しい年を迎えたこの機に、心を切り換え、明るい気持ちで一年をスタートさせて参りたいと思います!困難をチャンスとし、さらにステップアップを目指していきたいですね。
◇ノーミートの食事・地産地消・旬産旬消
オーガニック菜園部では、食生活における環境に配慮した取り組みを行っています。具体的には、お肉をつかわないノーミートの食事、そして食材をえらぶ際には、「地産地消・旬産旬消」を心がけています。共に、昨今多発する自然災害の要因と言われる地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出に深く関係していることからです。日頃より、楽しく実践しながら学べるよう、国内のみならず海外に在住する菜園部のメンバーと、Facebookグループで、お肉を使わなくても美味しい、またできるだけ地元で旬に採れた食材を活用したお料理やレシピ等の情報交換を行っています。昨年を例に挙げると、2月のバレンタインデーや12月のクリスマスに、それぞれ、海外から輸入された野菜や果物、チョコレートなどのカカオを使った製品、またイチゴなどやハウス栽培の野菜や果物を使わなくても楽しめるメニューに挑戦、みんなで楽しみました(下記のリンク参照)。今年も、健康にも地球環境にも配慮した、お肉を使わなくても、“おっ”と目をひく、美味しい“ノーミート料理”を楽しく開発、発信していきます~♪
☆バレンタインデー企画
https://www.jp.seicho-no-ie.org/org-garden/valentinesdayalternativechoice/
☆クリスマス企画
https://www.jp.seicho-no-ie.org/org-garden/nomeatchristmasmenu/
◇お庭やプランター、小さなスペースでも家庭菜園
新型コロナウィルス感染症拡大で「おうち時間」が増えたため、家庭菜園の需要も高まっていると聞いていますが、菜園部でも家庭菜園を皆さまにおすすめしています。私自身も、約7年前に移住したことをきっかけに、健康や地球環境に配慮し、家庭菜園を始め、今ではプランター菜園の他に、職員寮の敷地内にある共同菜園の一部のスペースを借りて、農薬や化学肥料を使わない野菜作りに挑戦しています。虫や鳥に食べられてしまうこともありますが、それでも色々な野菜を収穫させていただきました。野菜作りを体験してわかったこと、それは、自分が育てるのではなく大自然が育ててくれること。自然の生態系のバランスが地球全体で無数の生物のつながりによって保たれることで、人間も含めた地球上のすべての生物が共生していること。改めて、私たち人間は、様々な生物のつながりによって生かされていると、自然と人間との結びつきを実感し感動しました。私たちは、家庭菜園から“安心安全な食材”だけでなく、たくさんの“心の安らぎ”をいただいています。今年は、この喜びと癒やしを自分たちのものだけにせず、SNSを活用した発信に力をいれ、仲間をどんどん増やしていきたいなと思っています。
◇“新しい文明を築くために2”『食卓から未来を変える』
最後にPRですが、私たち、SNIオーガニック菜園部の日頃の取り組みが書籍化されました!!
本の特徴を紹介します。
1,楽しく「ノーミート、低炭素の食生活」に取り組むために
「ノーミート、低炭素の食生活」に楽しく取り組む菜園部メンバーさんたちを紹介。実名入りでノーミートレシピも紹介していただいています。男性メンバーによる「男飯」、アイディアいっぱいのノーミート料理など今すぐ作ってみたくなるレシピもたくさん!
2,イラスト入りでわかりやすく
肉食を控え、地産地消、旬産旬消、オーガニックを心がけた食生活や家庭菜園がどのように地球環境を守るのか、イラスト入りでわかりやすい説明を試みました。お肉を食べなくても健康的には問題がない?という疑問にも答えます。表紙を始めとした楽しいイラストや四コマに、こんな未来を作りたい!という思いが強くなります。
3, 食を取り巻くさまざまな話題もコラムで紹介
お肉を食べない有名人、エビと日本人などの話題をコラムで取り入れました。
定価1000円(本体909円+税)です。まずは、お手にとってご覧いただければと思います。
(日本教文社)
https://www.kyobunsha.co.jp/product/9784531025022/
(アマゾン)
https://www.amazon.co.jp/dp/4531025024/
(楽天ブックス)
https://books.rakuten.co.jp/rb/16583728/
みなさまのご多幸と地球全体の大調和を心より祈念し………
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(SNIオーガニック菜園部事務局 源 明子)
こんにちは、SNIオーガニック菜園部事務局の池田知嘉子です。
SNIオーガニック菜園部では12月7日~26日まで、クリスマスシーズンにあわせて家族のため、または自分へのご褒美に、ノーミート(お肉なし)の手作りクリスマス料理をみんなで楽しめるよう、お料理の写真やレシピをネット上で共有する企画をし、Facebookのオーガニック菜園部グループ(非公開)内で開催しました。
投稿の際には、家庭菜園や地元の有機野菜など旬の食材を利用するよう呼びかけました。
それは地球温暖化の要因とも言われる二酸化炭素を、生産段階や輸送中にできるだけ排除しない食材の選択をお勧めするためです。
遠く外国から運ばれてくる野菜や果物、チョコレートなどのカカオを使った製品、またイチゴやハウス栽培の野菜や果物もできるだけ避ける食材としました。
色々なアイデアが詰まったおしゃれなクリスマスメニューがたくさん集まりました。
この企画を通して旬や地元の食材についても再確認できたり、写真を見て自分も作ってみたいというコメントもありました。みなさん、お肉を使わなくても、また、クリスマスの定番のように言われているイチゴやチョコレートを使わなくても、とても楽しくクリスマスメニューに挑戦しておられました。
投稿されたお料理の写真を下記にアップしましたので、どうぞご覧ください。
それでは、どうぞみなさまステキな年始年末をお迎え下さい。ありがとうございます。
(SNIオーガニック菜園部事務局 池田知嘉子)
皆さんこんにちは。SNIオーガニック菜園部事務局の池田知嘉子です。
♢ドレッシング・レシピコンテストについて
6月に、SNIオーガニック菜園部のFacebookの非公開グループ内で手作りドレッシング・レシピコンテストを開催し、お蔭さまで大盛会となりました。このイベントは、家庭菜園で育てた野菜、地元産の有機野菜を美味しく食べていただきたいという思いで企画したものです。
投稿された皆様のオリジナル・レシピは、どれも美味しそうで作ってみたいと思うものばかりでした。私は普段からマヨネーズをよく使いますが、イベントを通してドレッシングが簡単に出来ることが分かりましたので、時々チャレンジしてみようと思います。
それでは、レシピコンテストで選ばれた方々を紹介します。とても素晴らしいレシピをありがとうございました!
☆グランプリ
藤山 佳江さん(兵庫)・・・生姜ドレッシング
☆準グランプリ
津島昌子さん(兵庫)・・・ホーリーバジルでシーザー風ドレッシング
☆入賞
大場 洋子さん(東京)・・・中華風ドレッシング
渡辺恵子さん(札幌)・・・きゅうりドレッシング
♢家庭菜園について
今年の夏から職員用の畑を借りて野菜を育て始めましたが、採れたてのきゅうりを漬物にしたり、手作りのワサビドレッシングで美味しくいただくことができました。また想像以上に沢山収穫できたので周りの方に差し上げることもできました。
新型コロナウイルスの影響により、最近は家で料理を作る機会が増えたため、テレビなどの料理番組を参考に時短で作る料理を心がけるようになりました。これからも❝旬産旬消❞を意識して季節の野菜を取り入れた新しいレシピに挑戦していきたいと思っております。
(SNIオーガニック菜園部事務局 池田知嘉子)
◇今年の夏も最高に楽しめた
こんにちは、SNIオーガニック菜園部事務局の水島です。
秋も深まってきた今日この頃、こんなタイトルのブログですみません。
今年の夏に言っておきたかったこと。
それは「旬をできるだけ大切にするようにしたら、季節がめぐるのが楽しみになった」
ということ。
今年の夏も、ナスやトマトを最高に楽しめた!ということです。
◇トマト缶を買うのをやめた結果、得た喜び
数年前。最初に実験的にやってみたのは、「トマト缶を買わない」ということ。
それまでは、100円台でスーパーに山積みになっているトマト缶を頻繁に買い、パスタやカレーなどに使っていました。
それらの大半は海外産です。
まずはこれをやめてみようと思いました。
露地栽培のトマトが終わる頃、多めにトマトを買ってトマトソースにし、冷凍にしたり、瓶詰めにしたりして、それがなくなったら夏を待つことに。
真冬にトマトソースのパスタが食べたいな、と思うこともありましたが、ちょっと我慢して。でもその分、次の夏が来て露地栽培のトマトを直売所に見つけたときは、うれしくてたまりませんでした。
◇旅をするトマト
その後、「イタリア産」と書かれたトマト缶には、もちろん遠くイタリアから運ばれてきたものもありますが、中には中国産のトマトがイタリアに運ばれ、そこで加工されて「イタリア産」とされて日本に輸入されるケースもあると知りました。(参考;『トマト缶の黒い真実』(ジャン・バティスト・マレ著)
今は、冬のトマト缶は絶対に買わない、とまではいかなくて、時には国産の瓶詰めのトマトピューレーを選んで買うこともあります。でも何も考えずに使っていたケチャップも、違う味でも良いかな、と再考することが増えると、前ほどの量は使わなくなりました。
◇ちょっと立ち止まって
旬でないものを食べるということは、いろいろ不自然な問題を引き起こします。季節外に収穫するために暖房を大量に使ったり、海外から運んだり。
冬にきゅうりを買わなくても、青物ならほうれん草ではどうだろう。
冬になすのパスタを作らなくても、冬には冬の食材があるはず。
そんな風にちょっと立ち止まって考えたら。
その季節に露地栽培の野菜と出合う喜びが、ずっと大きくなる気がします。
(SNIオーガニック菜園部事務局、水島育子)