手づくりの楽しさにめざめる

 私がSNIクラフト倶楽部に入ったきっかけは、縫い物上手な生長の家の友人が入部していて、「私も入ろう!」と思ったからでした。しかし、入部したものの作品のアイデアはなく、そもそも手づくりは得意ではありませんでした。それでもクラフト倶楽部のフェイスブックグループに何か投稿したいと思い、前の年に手縫いで作ったスカートを投稿しました。

軽くて涼しく、はき心地は最高。幅を出すために縫い付けたワンピースの端切れが、アクセントになっている

 このスカートは母からもらった阿波しじらの浴衣をリメイクしたもので、はきやすく、しかも夏は涼しくて最高です。投稿には思いがけずたくさんの「いいね!」とコメントをいただきました。その後、新型コロナウイルスの感染が広がりマスク不足になった際に、マスクの手づくりを始めました。ネットで作り方を覚え、近所の皆さんに配ると、とても喜ばれました。

阿波しじらの浴衣をリメイクし、手縫いで作ったスカート
手づくりマスク

 以前の私は、何でもポイポイ捨て、“作るより買う”という性格でした。でも今は、集中して作っている時にアイデアが溢れてくる感覚が好きです! 苦手な私でもできました。みなさんも、手づくりを始めてみませんか?

(津田寿美 SNIクラフト倶楽部)

『白鳩』誌No.135(2021年6月号)「つくる、祈る、日々の生活 No.59」

※この記事は2021年に執筆したものです