色鮮やかな椿の花染め

 3月の最終日、友人と富士山の麓までドライブしました。家から車で1時間ほどの道のりです。天気も良く最高でした。道中や行った先の公園のあちこちに、見事な椿の花が落ちていて、「そうだ、この椿で草木染めをしてみよう!」と思いつき、友人と夢中で拾い集めました。気がつくと袋がいっぱいになりました。

拾い集めた美しい色の椿の花

帰ってから早速、きれいな花びらを選んで、さらしを染めてみると、濃いピンクに染まりました。その後、ミョウバンとクエン酸の2種類の媒染液に浸けてから水洗いをして干しました。何年も着て少し黄ばんでいた白いブラウスも染めてみました。綿100%の袖は濃いピンク色に染まりましたが、アクリルが入っている身頃の部分は薄いピンクになりました。

早速、椿の花びらでさらしを染めると濃いピンク色に
椿の花びらで着古したブラウスを染めると、鮮やかになってよみがえった

 さらしは玉ねぎの皮でも染め、鮮やかな黄色になりました。さらに家に飾っていた椿やバラでも染めると、淡い紫色になりました。これらのさらしを使って手づくりしたマスクを、生長の家の先輩の皆様たちに、感謝の気持ちを込めてプレゼントしようと計画しています。

手づくりしたマスク

(津田寿美 SNIクラフト倶楽部)

『白鳩』誌No.136(2021年7月号)「つくる、祈る、日々の生活 No.60」

※この記事は2021年に執筆したものです